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病院で口臭の治療をしたい!何科に行くべき?

病院で口臭を治療したいけれど、何科に行けばいい?口臭の原因になる可能性の高いものから調べることが、「口臭の原因を見つけ、治療する」ための近道です。ここではドクター監修の記事で、どの診療科へ行くべきか解説します。
 
 
口臭の原因のほとんどは口の中にあります。歯みがき、舌みがき、水分補給などで生理的な口臭をケアしても改善しない場合は、病院で診察を受け、その原因を調べたほうが良いでしょう。
 
口臭治療のために病院へ行く場合には、口の中の病気の有無から調べることをオススメします。
 
口の中の病気を治療する場合
(1)歯科
最初に受診したいのは歯科です。日本臨床歯周病学会や日本口臭学会によれば、口臭の原因は歯周病か虫歯といった口の中のトラブルが、全体の90%を占めるとも言われています。
 
歯周病や虫歯が見つかったら、まずはこれらの治療に専念しましょう。それでも口臭が治らない場合には、「口臭外来」という専門診療科を受診してみましょう。
 
(2)口臭外来
歯周病や虫歯が原因でない場合は、詳しい検査が受けられる口臭外来へ行くことをオススメします。
 
『病院での口臭の検査方法』に詳しく解説していますが、口臭外来では、唾液の検査をはじめ、口臭測定器を使った検査、尿検査などを受けることができます。さまざまな角度から調べることで隠れた口臭の原因を見つけることができるでしょう。(根管長測定器)
 
口の中の病気ではなく、他の病的原因が見つかった場合にはそれぞれの病気にあった専門の診療科を受診します。
 
口の中の病気以外の病的原因による口臭を治療する場合
(1)耳鼻咽喉科
蓄膿症、扁桃炎、膿栓(臭い玉)などが原因とみられる口臭は、耳鼻咽喉科を受診します。改善がみられると特徴的な「肉の腐った臭い」や「膿の臭い」が、気にならなくなるでしょう。
 
(2)内科
肝機能や腎機能の低下が疑われる口臭は、内科を受診しましょう。肝臓や腎臓の機能が正常に戻ると、「タマネギが腐ったような臭い」や「アンモニア臭」が解消されるようになります。
 
(3)内分泌科
糖尿病による口臭は、内分泌化を受診しましょう。糖尿病が原因となる唾液の減少が改善されると、「リンゴの腐ったような甘酸っぱい臭い」の口臭も解消されていきます。
 
病気によっては、治療期間が長期に渡る可能性もあります。その場合はすぐに効果を期待することはせず、根気よく病気の完治を目指しましょう。
 
また、具体的な病的原因が見つからないのに口臭が気になる方は、「自臭症」という精神的な原因も考えられます。その場合は、口臭外来や心療内科のドクターに相談することをオススメします。(マイクロモーター歯科)

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