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不安解消、歯科と患者つなぐ内覧会 メディカルアドバンス・本多隆子社長

歯科医院に行くのに抵抗がある人は少なくない。虫歯や歯周病の治療を受けたいが、どんな医院か分からず不安が先に立つからだ。患者の不安や疑問を払拭するには知ってもらうのが一番と、医院をその地域住民に公開する内覧会をプロデュースしているのがメディカルアドバンス。圧倒的な集客力を強みに業界ナンバーワンの実績を誇る。本多隆子社長は「人を集めるビジネス。口コミづくりが決め手」と言い切る。そのために正社員のみでの運営にこだわる。
 
 
 --内覧会のパイオニアと聞く
 
 「2008年から内覧会を手がけており、実施件数は約860。今春には1000件を突破する見込みだ。新規開院やリニューアル時に患者を増やすための内覧会開催というビジネスモデルを約10社にまねられた。需要があり、事業としてやっていけるということだ」(タービンハンドピース)
 
 --ビジネスモデルとは
 
 「内覧会は地域住民に、どんな医院かを知ってもらうのが目的。そこで来院したくなるような内容を盛り込んだチラシを作成。医院周辺でチラシを手配りしながら医院の特徴などを伝えて内覧会に誘い口コミも狙う。来院すれば設備や医師・職員の人柄も分かる。このため医院の職員らに対し、患者との好ましい関係を築くためのコミュニケーション教育も行う。医師・職員との相性が合って、その場で予約する患者も内覧会参加者の1割程度はいる」
 
 --すぐに効果が出る
 
 「地域住民も優秀な医師を探しているからだ。医院もウェブで自己紹介しているが、ホームページにはいいことばかり書いてあり写真もきれい。本当はどうなのと思ってしまう。だからスタッフによるチラシ配りと口コミが一番。内覧会は3日間だが、多いところでは約3000人を集める。内覧会開催で患者の不安要因が払拭されると来院も増える。スタートダッシュできれば経営もうまく回る。一連のサービスで120万円だから費用対効果は高い」
 
 --正社員にこだわるのは
 
 「私たちは医師に代わって患者と医院をつなぐ橋渡し役を担っている。このためチラシを手配りするとき住民の質問などに的確に答える必要がある。疑問や悩みに答えられないと医院の信用が落ちかねない。だから正社員教育が一番大事になってくる。来春には新卒が入ってくるが1月からテストを繰り返し知識習得に励んでもらう。4月には戦力になってほしいからだ」
 
 --医院以外にもこのビジネスモデルを生かす(スリーウェイシリンジ)
 
 「チラシ配りをみていた町の不動産屋から昨年夏、新築の内覧会開催の要請を受けた。レストランなど飲食業界からも人を集めたいといわれた。新ビジネスとして展開できそうなので今後、力を入れる。15年7月期の売り上げは3億4000万円を見込むが、20年7月期には10億円を目指す。このときに新規ビジネスで半分を稼ぎたい。売上高経常利益率も10%を狙う」

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