異性からのイメージダウン必至! 口臭はなぜ起こる?
においに敏感な日本人は特に、口臭や体臭を気にすると言われています。20〜50代の男女の7割以上が口臭で悩んでいるという調査結果もあるほどです。口臭を予防するには、まずその原因を突き止めなくてはなりません。口臭は、原因別に「外因的」「心因的」「生理的」「病的」──4種類に分類できます。それぞれの口臭の原因を見ていきましょう。
外因的口臭と心因的口臭
「外因的口臭」は、例えはニンニクを食べた後やお酒を飲んだ後ににおう、飲食物・摂取物が原因で起こるもの。これはその物質を摂取すれば誰にでも起こり、時間とともに消えていくものであるためあまり深刻に悩む必要はありません。また、「心因的口臭」とは実際には口臭はないのに本人だけが自分には口臭があると思い込んでいる、精神的な問題が関係しているもの。「病的口臭」とはその名の通り何らかの病気が原因で発生している口臭で、そのうち呼吸器系・循環器系・ノドや鼻に関係した病気によるものは、口臭の原因としてはそれほど多くありません。
口内の細菌が悪臭の原因
口臭で悩む人の多くは「生理的口臭」、または虫歯・歯周病に由来する「病的口臭」のいずれかだと言われています。「生理的口臭」は生活上のさまざまな場面で引き起こされる口内環境の悪化が原因で、これが引き金となって虫歯や歯周病を発症することもあります。生理的口臭にせよ虫歯・歯周病にせよ、においの元は口内の細菌が生成するガスです。口内にいるさまざまな細菌が食べカスを栄養素として取り込み、そのタンパク質を分解することで腐敗ガスを発するのです。その中でも特に不快なのが、卵が腐ったようなにおいの「硫化水素」、魚や野菜が腐ったようなにおいの「メチルメルカプタン」、生ゴミのようなにおいの「ジメルサルダイド」です。
唾液の分泌量と口臭の関係
このようなキツイにおいのガスを発する細菌は、実は誰の口の中にも存在しています。では、口臭がある人とない人の違いは何かというと、唾液の分泌量にあります。体質的に唾液の分泌量の少ない人はもちろんですが、普段問題ない人でも起床時や空腹時、緊張時などは極端に唾液の分泌量が減るため、口内の細菌を唾液によって洗い流すことができず、腐敗ガスを発生させてしまうのです。また、ドライマウスや口呼吸、ダイエット、ストレスなども口臭の原因になると言われますが、これらもすべてそれが唾液の分泌不足を引き起こします。唾液の分泌を促すには、(1)耳の下からアゴの下にかけて存在する唾液腺をマッサージする、(2)硬いものをよく噛んで食べる。(3)ガムを噛む、(4)酸味のあるものを食べる──などが有効です。ただし、虫歯や歯周病の場合、どれだけ唾液の量があっても歯に住み着いた最近が腐敗ガスを放出し続けます。口臭が気になるなら歯科医で虫歯のチェックを受けるのも手です。(
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