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顔のゆがみの原因にも… 「歯並びが悪くなる」生活習慣&クセに要注意

子どもの頃はキレイだったのに、大人になるとなぜか歯並びが悪くなっていた…という人はいるはず。むし歯や横向きに生えた親しらずなど、大人になってから起こる歯の問題のほか、何気ない生活習慣やクセが、“大人の歯並び”に影響を与えることがあるんだとか。

 
 
今回20~40代の女性600人を対象に行った調査によると、自分の顔でゆがみがあると思う部分(複数回答)は【口元】が56.3%でトップに。「美容室で鏡を見ながら話していると口が非対称に開くのが分かる」(東京・20代)、「食べている時にかみ合わせが悪い気がする」(広島・20代)、「片方の歯に力が入っている」(山形・40代)など、日常で自覚している人も多かった。
 
 桃井デンタルクリニックの道家輝恵先生に歯並びと生活習慣の関係についてうかがってみると、「片側だけで噛むくせのある人は、骨、筋肉(咬筋)、関節などもアンバランス(左右非対称)になり顔貌にもゆがみが出てきます。また、唇が緊張してこわばっている状態が続いたり、舌を突き出すなど、舌の位置をどこかに集中させる癖のある人は、歯並びに影響することもありますよ」とのこと。食事の“噛みグセ”は想像できていた人も多いと思うが、舌の動きが歯並びに影響を与えるとは驚きだ。(口腔内カメラ)
 
 そのほか、「ほおづえをつく」「うつぶせ寝&横向き寝」、「爪を噛む」といったクセも歯並びが悪くなりやすいので要注意だ。歯並びが悪くなると見た目の印象はもちろんのこと、さまざまなデメリットが…。「歯磨きが行き届きにくく、磨き残しを作りやすいので、虫歯や歯周病になりやすい人が多いです」(道家先生)。
 
 一度悪くなった歯並びは残念ながら放っておいても元には戻らない。最近では周囲から気づかれにくい、食事の時や歯磨き時には脱着が可能な透明マウスピース型の矯正装置もあるので、すでに歯並びが悪くなってしまった人は、そちらを試してみては?

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