根管治療について重要なこと
虫歯によって破壊された歯であっても、根管治療によって保存しかぶせものを入れることで、 元の歯と同じように咬む力に耐え、永く機能することができます。根管治療は例えれば歯を保存するためになくてはならない基礎工事です。家を建てるときをイメージしてみてください。立派な家を建てるときに基礎工事がしっかりされていなければいずれ倒壊してしまいます。
歯も同じように、高価な白いセラミックのかぶせものを入れても適切な根管治療がされていなければ、後々再感染を起こし膿がたまったり、炎症が出てきて再治療が必要となって、セラミックのかぶせものを外さなければならない場合があります。そのようにならないために、歯の神経を除去する際には将来的に病変ができないように、またすでに病変ができてしまっている歯であれば、その病変を治すために丁寧に適切な根管治療を行う必要があります。(
コントラアングル)
根管はとても複雑な形をしています。そして一人ひとり形が異なります。根管は直経1mm以下と非常に細く、しかも硬くなった部分やわん曲しているものがあります。根管治療ではこれら根管に対してとても小さな入り口からアクセスし、 ファイルと言われるやすりのような小さな器具を完全に通過させ清掃し、神経や細菌の除去、形態を整える非常に高度な作業が行われます。
しかしこのような根管を器具を用いて物理的に完全に掃除することは不可能です。そのために物理的に届かないところは強い消毒薬を用い、化学的な殺菌滅菌を行います。
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