歯が変色する6つの原因
虫歯がある 虫歯があると、歯のエナメル質に含まれるリンやミネラルが抜けてしまうので歯が黒ずみます。一見ひどい虫歯には見えない場合でも、実は内部で大きく侵食されていることもあります。 歯の神経が死んでいる 歯の神経が死んでしまっていると、歯が水分を失ってしまうので歯が黒ずみます。(マイクロモーター) 嗜好品による着色 紅茶やコーヒー、赤ワイン、ウーロン茶、カレーなど色素の濃いものを食べたり、タバコを吸ったりすると歯に着色してしまうことがあります。子どもの乳歯でも麦茶などの飲用で着色することがあります。 歯石の付着 歯茎の根元が黒く変色している場合は、歯茎から出血していることを示しています。白い歯石は赤ちゃんでもできることがあるもので除去すれば問題ありませんが、歯石が黒くなっている場合は危険です。すでに歯周病が進行していることを表しています。
虫歯の進行速度が加速する原因
間食や糖分の摂取 虫歯は、虫歯菌が砂糖などの糖分を栄養として活動し、酸を出すことで悪化します。虫歯菌の出す酸が、歯のミネラルを溶かしてしまうのです。(口腔内ミラー) 長時間にわたる飲食 ダラダラといつまでも食事を続けることも虫歯の進行を早めます。もちろん、家族で会話をしながら食事をすることも大事ですが、必ず水やお茶などを食卓に添えて、口内をいつでもリフレッシュできるようにしておきましょう。 磨き残し 頻繁に間食をしても、甘いものばかり食べても、長時間にわたる食事の頻度が多くても、歯磨きさえすれば虫歯になりにくいという説もあります。 確かにその通りですが、せっかく歯磨きをしても、磨き残しがあっては効果は半減です。一部でも糖分が残っていれば、そこから虫歯菌が活性化してたちまち口内は酸性に傾いてしまうのです。
歯根嚢胞の症状について
歯が歯茎から浮いている感覚 歯根嚢胞は歯の根元に嚢胞と呼ばれる膿の袋ができることで発症します。膿の量があまりにも多くなると、嚢胞が大きくなり、歯を下から上へ圧迫するようになります。(超音波スケーラー) 歯茎から膿 歯に侵入した細菌は歯根嚢胞を発症させた後も、歯や歯茎を破壊していきます。放置していると、細菌が歯茎に小さな穴を空け、そこから膿が漏れ出すことがあります。 膿は中にたまらなくなるので、先ほど説明した歯が浮いている感じや痛みも無くなり治ったかのように錯覚してしまいます。しかし、治ったわけではない上に、膿の独特な臭いが口臭を悪化させることもあります。膿が出ているかどうかを見分けるには、歯に違和感のあった部分から酸っぱい味がしているか確認しましょう。もし味がすれば、膿が漏れ出しているということです。 歯茎におでき 歯根嚢胞になると、歯茎におできのような膨らみができます。指で押すと膿が漏れ出し、口臭を強くさせてしまう可能性があるので、なるべくそっとしておくことが最善です。そして、おできのようなものがあると感じたら、歯科医院で早めに相談してみることを勧めます。
舌の痛みを伴う病気
慢性的な刺激による舌炎 詰め物・かぶせ物に突起がある場合、かぶせ物が外れた箇所がとがっている場合など、たびたび舌に引っかかって刺激を与えることがあります。こういった物理的な刺激が慢性化すると、舌表面に「びらん・潰瘍(かいよう)」などの炎症が生じます。 ドライマウス ドライマウスで口の中が乾燥すると、舌が傷つきやすくなります。唾液は「粘膜の保護作用」を持ち、潤滑油のような役割を果たしています。唾液が不足すると、舌の表面は簡単に傷つくようになってしまいます。この場合は、ドライマウスの治療をすることが、舌を守ることにつながります。(歯科診療ユニット) 鉄欠乏性貧血 鉄分の不足による貧血です。赤血球が酸素を運ぶのに使うヘモグロビンは、鉄分がなければ生合成できません。そのため、「鉄の欠乏」はヘモグロビン不足に直結します。鉄欠乏性貧血の症状には、めまい・疲労感などがあり、さらに「プランマー・ヴィンソン症候群」と呼ばれる合併症を引き起こすリスクがあります。このプランマー・ヴィンソン症候群の症状として、舌が痛む「舌炎」があげられます。 悪性貧血 萎縮性胃炎などで胃粘膜が収縮すると、ビタミンB12をほとんど吸収することができなくなります。ビタミンB12は赤血球や白血球をつくるために必要なので、ビタミンB12が欠乏すると、血液をつくっても血球が足りず、きちんと機能しません。この状態を「無効造血」と呼びます。「悪性貧血」は、ビタミンB12欠乏による無効造血で、貧血症状をきたす病気です。この悪性貧血の症状として、舌の痛みが生じます。
歯根嚢胞の症状
歯が歯茎から浮いている感覚 歯根嚢胞は歯の根元に嚢胞と呼ばれる膿の袋ができることで発症します。膿の量があまりにも多くなると、嚢胞が大きくなり、歯を下から上へ圧迫するようになります。 歯茎から膿 歯に侵入した細菌は歯根嚢胞を発症させた後も、歯や歯茎を破壊していきます。放置していると、細菌が歯茎に小さな穴を空け、そこから膿が漏れ出すことがあります。(エアースケーラー) 歯茎におでき 歯根嚢胞になると、歯茎におできのような膨らみができます。指で押すと膿が漏れ出し、口臭を強くさせてしまう可能性があるので、なるべくそっとしておくことが最善です。そして、おできのようなものがあると感じたら、歯科医院で早めに相談してみることを勧めます。
歯根嚢胞が発生する原因
虫歯を放置し続け、細菌が神経にまで達してしまうと歯の神経が死んでしまいます。 その後、神経があった場所は空洞になり、そこに細菌が繁殖することで嚢胞ができます。他にも不適切な歯の根元の治療や歯が割れ、そこから細菌が侵入したことでも歯根嚢胞を発症します。 歯根嚢胞を発症後も放置していると、細菌が顎の骨にまで達することがあります。さらに、治療法も抜歯以外なくなるかも知れません。(口腔内カメラ 最安値) 歯を残したいと考えているのなら、歯根嚢胞ができるまで虫歯を放置せずに早急に治療をおこなうのが最善です。しかし、治療後も確実に治るという保証はなく、治療が不十分だと再び細菌が歯の根元に侵入することもあります。歯根嚢胞になったら根気強く治療していきましょう。
噛むことによって、健康を保つ
噛むことは食べ物を細かくするだけではありません。よく噛むことで体の健康や美容に大きな影響を及ぼしているのです。 よく噛むことで、唾液線は刺激されるので唾液の分泌がよくなります。唾液により口腔内が潤うので、菌の繁殖を抑え虫歯や歯周病といった口腔疾患の予防に繋がります。 たくさん噛むことで食べ物は細かくなります。細かい食べ物は消化器官に負担をかけずに消化できるので、効率よく栄養が吸収でき、健康な体をつくることに繋がります。(口腔内カメラ 最安値) 噛むことは脳への影響もあります。よく噛むことで脳は刺激されるため、脳の発達を促します。これにより認知症を防ぐことにもつながるのです。 また、脳への刺激は食べ過ぎ防止にも繋がります。脳内にある満腹中枢が刺激されることで、肥満の防止にもなるのです。 噛むことで口周りの筋肉を多く動かします。筋肉あることで引き締まった顔付きになりしわや老け顔を防止することもできるのです。 このように噛むことにはさまざまな効果があります。
歯茎が下がる5つの主な原因
歯周病による歯茎の後退 歯周病は、歯の土台となる歯槽骨を溶かしてしまう病気です。歯槽骨が溶けて後退することによって、それを覆っていた歯茎も一緒に後退し、下がっていきます。(ハンドピース) 強すぎる歯磨きや歯ぎしり 歯のケアをしっかりするあまり、逆に歯茎を痛めてしまうこともあります。歯茎を強くブラッシングし過ぎると、ダメージを受けて、次第に歯茎が下がっていきます。硬すぎる歯ブラシにも要注意です。また、歯ぎしりが続くと歯の骨が後退して、同様に歯茎が下がっていきます。 歯を外に押し出す悪い歯並び 歯並びが悪く、歯が外側に押し出されるような力がかかる歯は、次第に歯茎が下がっていきます。八重歯をはじめ、乱杭歯で外側に出ているような歯なども、歯茎が後退していきます。
歯痛と頭痛が同時期に発生?
虫歯由来の痛み 虫歯が神経まで達してしまうと、痛みが強くなります。あまりにも痛みが強い場合には、神経を伝わり、頭痛に発展する事があります。 親知らず由来の痛み 親知らずの周囲に歯茎がかぶってしまうと、その中に膿が溜まりやすくなり、腫れや痛みだけでなく、口臭も引き起こしてしまいます。(マイクロモーター) この膿は、歯茎の中まで入り込み、顎の奥の方で痛みとなり、頭痛を引き起こす原因にもなります。そのため、親知らずは早めに抜歯するといいでしょう。 歯ぎしり、食いしばり由来の痛み 歯ぎしりが多い人は、噛む筋肉が緊張して、肩こりのように張ってしまいます。噛む筋肉は、頭の横につながっていて、この筋肉が緊張し続けると、頭痛の原因になります。
歯髄炎のさまざまな原因
歯周病が引き起こすケース 最も一般的なケースは虫歯です。虫歯が歯のエナメル質や象牙質を溶かし、歯髄まで到達する場合です。歯髄に虫歯菌が入り込み、炎症を引き起こします。また、歯周病が進行し、歯の根から細菌が入り込んで、歯髄炎になるケースもあります。 健康な歯に起こるケース 虫歯もない健康な歯が、歯髄炎となる場合もあります。このケースでは、体の他の箇所の炎症が、血流によって歯髄に到達して、歯髄炎を引き起こします。(口腔内カメラ 最安値) 外傷や日常生活で引き起こされるケース 外傷によって歯が直接的な損傷を受け、歯髄に細菌が入ることもあります。外傷だけでなく、日常的な食いしばりや歯ぎしりによって、歯が摩耗したり、割れたりして、歯髄が炎症を起こす場合もあります。 歯の異常によるケース 歯髄が周囲の歯を溶かしてしまう内部吸収や、歯の根の外側から歯が溶ける外部吸収など、歯の異常によって歯髄炎を引き起こすこともあります。また、小臼歯には、小さな突起があり、これを中心結節といいます。ここが折れてしまうと、そこから細菌が侵入して歯髄に至ることもあります。