1日で歯を白く!?爪ならぬ歯のマニキュアとは

「歯のマニキュア」って聞いたことはあるけど、どういうものか分からない。使ってみたいけど分からないことが多くて悩んでいる、という方に必見です。これを見れば、歯のマニキュアの値段や持続性、ホワイトニングとの違いなど、疑問に思っていることが解決できます。 1.歯のマニキュアとは 歯のマニキュアとはその名の通り、爪に塗るマニキュアのように、歯の表面に専用の塗料を塗り、白くする方法です。この方法の最大の特徴は、歯を削らずにすぐ白くすることができ、神経のない歯やテトラサイクリンによる変色、差し歯や銀歯にも使用できるというところです。一方で、塗った分歯に厚みがでる、すぐ取れてしまう、メンテナンスが必要という特徴もあります。 2.歯のマニキュアの種類 2-1.市販のものを使い、自分で行う方法 薬局等に売っている市販のマニキュアを使い、自分で白くしたい歯に塗っていく方法です。製品によっては2000円程度で購入でき、一番手軽な方法だといえます。しかし、自分で行うためムラができたり、比較的すぐに取れてしまうため、その日1日だけの効果だと考えた方がよいでしょう。また、食後などにはがれる可能性が高いため、硬い物等を食べるときには注意が必要です。 2-2.歯科医院で行う方法 ①ホワイトコート 歯科用のマニキュアを使用し、クリニックでやってもらう「ホワイトコート」という方法です。歯を綺麗にした状態からベースコート、ホワイトコート、トップコートの順で塗っていき、光で固めます。爪のマニキュア同様、歯にジェルネイルをする感覚です。また、銀歯にも塗ることが出来るので銀歯を気にされる方にはオススメになります。 ※歯茎の状態によって当日できないことも。 約1か月程度持続し、色調についても、自然な白や明るめの白など選ぶことができるため、自分で行うよりも完成度が高い仕上がりになります。しかし、本来の歯よりも着色しやすいため、色の濃い食べ物への注意や、使用して行くうちに欠けていくものなので、持続させるためにはメンテナンスやリペアが必要となります。1本で約2000円~4000円程度で行うことができます。この商品は6年ほど前に発売されて当時は歯科業界の中で話題になりましたが、すぐに取れてしまうことから、ほとんどの歯科で取扱いがないのが現状です。 ②ラミネートべニア 歯科医院で行う方法としてもう一つ「ラミネートべニア」というものがあります。この方法は少し歯を削り、その部分に薄いセラミックを張り付けることで歯を白くします。多少の形を整えることもでき、色の後戻りがなく、通院も最短2回で行うことができます。ただ、少しとはいえ、健康な歯を削ることになり、セラミックも薄く割れやすいため、力の強くかかる奥歯には使用できず、ほとんどが前歯で使用されます。治療費も1本で約6~12万円ほどかかります。歯科ホワイトニング機器 3.市販の歯のマニキュア使用方法 STEP1 歯みがきで歯の汚れを取る 歯の表面に汚れが付着しているとマニキュアが付きにくく、また取れやすくなってしまうのでキレイに汚れを取りましょう。 STAEP2 歯を乾燥させる 唇が歯に被らないように歯ぐきと唇の間にコットンなどをはさみ歯の水分をティッシュなどでふき取ります。水分があると上手に塗れなくなります。 STEP3 マニキュアを塗る 液は、少量ずつひと塗りで塗りましょう。ムラにならないように手早く塗るのがポイントです。 STEP4 乾かす 10秒ほどで乾きます。しかし、何度も塗り重ねるとその分渇きが遅くなるので注意が必要です。 まとめ 歯のマニキュアは手軽に一日で歯を白くでき、値段もホワイトニングよりも手が出しすいというところが一番の特徴だといえます。しかしその分はがれやすかったり、見た目てきに歯の上に塗り重ねているものなのでハリボテの様に見えます。また、持続しないということも考え使用しなくてはなりません。審美歯科等で行っているマニキュアの中には、多少持続性の高いものもありますが、その効果も2か月が限界です。。そのことを考えると、歯のマニキュアはすぐに白くしたい方、ホワイトニングではできない銀歯などを白くしたい方におすすめできる方法と言えます。また、市販の物は一日の持続性と考え、結婚式などイベントの一日だけ、これからホワイトニングを考えている、マニキュアってどうなのだろう、と思っている方が試しに使用してみるというのも良いかもしれません。歯のマニキュアも、ホワイトニングも、歯を白くするという点では同じですが、用途や歯の状態によって、自分に合った選択をすることが大切です。
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口腔領域の悪性腫瘍(口腔がん)

悪性腫瘍は、上皮性の癌腫(がんしゅ)と非上皮性の肉腫(にくしゅ)に分けられます。口腔領域では肉腫も発生します が、きわめてまれで、ほとんどは癌腫で粘膜の上皮から発生する扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)といわれるものです。 口腔がんは、さらにそのできる部位によって口唇(こうしん)がん、舌がん、口底(こうてい)がん、歯肉(しにく)がん(上顎歯肉がん、下顎歯肉がん)、頬粘膜(きょうねんまく)がん、硬口蓋(こうこうがい)がんなどに分けられます。 これらのうち、舌がんの発生頻度がもっとも高く、口腔がんの約40%を占めます。そのほかには唾液腺(だえきせん)から発生する腺癌(せんがん)などもみられます。 以上のように、一口にがんといってもいろいろな場合があります。しかし、一般的に質(たち)のよい腫瘍に比べて、質のわるい腫瘍には、(1)病気の進行が速く、できもの(潰瘍、腫瘤)が速く大きくなる、(2)できものの周りが硬い、(3)周囲と癒着していて、境界がはっきりしない、(4)他の部位に転移する、などのような共通の性質があります。 【原因】 他のがんと同様に不明ですが、喫煙、飲酒、う蝕(むし歯)や合っていない義歯などが慢性的に粘膜を刺激することなどの関与が疑われる症例も少なくありません。また、前がん病変(正常粘膜と比べてがんになる可能性が高い病変)である白板症(はくばんしょう)から生じたと思われるものもみられます。 【症状】 50歳以上の男性に好発し、発生する部位や病期(がんの進行度)により、症状はさまざまです。がんの表面の特徴からは白斑(はくはん)型、肉芽(にくげ)型、腫瘤(しゅりゅう)型、びらん型、潰瘍(かいよう)型、粘膜下硬結型などに分けられています。いずれもみた目に汚く、しこり(硬結 こうけつ)があり、ときに出血や痛みを伴います。 病期が進むにつれて咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)、さらに発音が障害されるほか、口が開けづらくなったり(開口障害)します。また、リンパ流に沿って頸のリンパ節に転移し、リンパ節が腫れたりします。さらに進行すると、肺、骨、肝臓など他の臓器に転移し、全身的な症状をおこすようになります。 治療 がんのできている部位や病期、組織の特徴などを総合的に診断して、治療方針を決めますが、一般的には手術療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法の3つの方法を、単独あるいは組み合わせ  て治療します。 治癒率は、がんの発生した部位や病期により異なりますが、口腔がん全体の5年生存率は60~70%です。初期のものではほとんどの症例は治癒しますので、恐れずにできるだけ早期に受診することが大切です。 悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ) 悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ) 50歳以上の中高年齢者に発生することが多く、男女差はありません。硬口蓋と上顎歯肉に発生することが多いのですが、下顎歯肉や頬粘膜などにも生じます。 さまざまな形や大きさの黒褐色腫瘤として認めますが、着色が明らかでない場合もあります。 また、リンパ行性あるいは血行性の転移が多く、予後(よご)は極めて悪いものです。 治療はリンパ節の郭清(かくせい)を含めた外科手術が主ですが、放射線治療や化学療法なども補助的に行われます。 悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ) 悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。悪性リンパ腫は病理所見から、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別されます。また、腫瘍細胞の性格から、T細胞性、B細胞性、NK細胞性に分類されます。日本人の悪性リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫が圧倒的に多く、かつB細胞性リンパ腫が多いのが特徴です。 悪性リンパ腫では、リンパ節に発生したものを節性、リンパ節以外の臓器組織に発生したものを節外性と区別していますが、わが国では節外性リンパ腫が40~50%を占め、組織学的にはび漫性大細胞型B細胞性リンパ腫が多く、ホジキンリンパ腫や濾胞性(ろほうせい)リンパ腫はまれです。光重合器 顎口腔領域では節外性リンパ腫の占める割合が高く、歯肉、上顎洞、顎骨に多くみられます。その臨床症状は多彩で、腫脹あるいは腫瘤、潰瘍を形成したり、疼痛、歯の動揺、鼻づまりなどを伴いますが、これらは悪性リンパ腫に特徴的な所見ではないため、生検(せいけん)による組織診断が不可欠です。節性では頸部や顎下リンパ節が無痛性、孤立性あるいは多発性に腫大します。これらは急速に腫大し、大きな腫瘤となります。また周囲組織と癒着したり、極度に増大すると嚥下(えんげ)障害や呼吸困難などの症状を呈します。 治療は、血液内科などと共同で複数の抗がん剤による化学療法や放射線治療が単独あるいは組み合わせで行われます。
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甘いものが原因じゃない!歯科医が警告「虫歯を招く」NG食習慣3つ

毎日きちんと歯磨きしているのに、なぜかむし歯ができてしまった……という経験はないでしょうか? もちろん、歯磨きのやり方がまちがっていたせいとも考えられますが、実は日々の食習慣によってむし歯ができやすくなるおそれもあるようです。 そこで今回は、クラジ歯科医院院長・倉治ななえ先生監修の書籍『図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法』を参考に、歯にとってよくないNG食習慣3つをお届けしたいと思います。 ■NG1:食事と食事の間にお菓子をだらだら食べる “甘いものは歯によくない”といわれますが、砂糖などの甘いもの自体がむし歯の直接の原因になるわけではありません。 歯にとってもっともNGなのは、1日に何度も砂糖入りコーヒーやジュースを飲んだり、お菓子をちょこちょこ食べたりすること。 水やノンシュガーのお茶以外のものを口にすれば、多くの場合、口のなかは酸性に傾き、歯からミネラル分が溶け出す“脱灰(だっかい)”が始まります。 むし歯予防のためにはこの脱灰の時間をなるべく減らし、歯が修復する“再石灰化”の時間をまとめて長くとることが重要なのですが、“だらだら食い”の習慣があると口内がいつまでたっても酸性の状態で、むし歯のリスクが高くなってしまうのです。 甘いものやジュースなどは食後のデザートとして食事のあとに続けて食べて、そのあとにしっかり歯磨きするようにしましょう。超音波洗浄器 ■NG2:酸の強い飲み物をよく飲む 酸の強い飲み物とは、ビネガードリンク、コーラやクエン酸入りの清涼飲料水、スポーツドリンク、果実ジュース、果実酒など。 こうした飲み物をよく飲んでいると、酸によって歯が溶ける“酸蝕(さんしょく)”が起こって歯のエナメル質が薄くなり、歯がしみたり、むし歯になりやすくなったりするおそれがあるとのことです。 特に前項でもお伝えしたように、食事と食事の間にチビチビだらだら飲むのは歯にとってもっともよくありません。 酸の強いドリンク類は単独では飲まず、食事中に飲むようにしましょう。他の食品と一緒にとれば、酸が歯にダイレクトに作用しにくく、また唾液の力で酸が洗い流されるそうです。 ■NG3:よく噛まずに早食いする ランチの時間が十分にとれないときなどに、つい早食いしてしまう人も多いことでしょう。ところが、あまり噛まずにものを食べていると、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまうおそれがあります。 というのも、食べ物を噛むことで分泌される唾液は、口のなかの健康を保つための重要な役割を担っているからです。むし歯菌や歯周病菌の繁殖を抑える作用や、食後に口の中の酸を中和する作用、再石灰化による歯の修復作用といった効果があるといいます。 しっかりと噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐこともできますし、健康のためにも美容のためにもできるだけひと口で30回噛むように心がけましょう。 以上、歯にとってよくないNG食習慣3つをお届けしましたがいかがでしたか? 食後にしっかり歯磨きするだけでなく、食習慣も改善することでむし歯をはじめとする口内トラブルを予防しましょう。
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口内炎が出来てしまったときに食べると良いもの

はじめに 口内炎は、身体の疲れや精神的ストレス、ビタミンB2やB6、ビタミンCの不足により、できやすくなるそうです。 筆者も口の中をよく噛んでしまうので、それが原因で口内炎が続くことがあります。そこで、口内炎におすすめの食べ物をご紹介します。 おすすめなビタミン類3選 1:ビタミンB2を多く含む食べ物 イワシ、サンマなどの青魚 レバー 卵 牛乳やチーズなどの乳製品 干し椎茸、シメジなどのきのこ類 わかめやひじきなどの海藻類 2:ビタミンB6を多く含む食べ物 キャベツ バナナ レバー 大豆や、大豆加工食品 卵 鶏のササミ 3:ビタミンCを多く含む食べ物 レモン、みかんなどの柑橘類、カシス、アセロラ、イチゴ、キウイフルーツ パプリカ、ピーマン ブロッコリー ビタミンCは、熱や水にさらされてしまう性質があるため、生で食べられるフルーツや、加熱時間を短くするなど工夫して食べるのがおすすめです。 ビタミンや口内炎に効くサプリメントと併用する 上記の食べ物を毎食バランス良く摂取できれば一番いいのですが、そうも言っていられないときには、ビタミン系のサプリメントを飲むのもおすすめです。マイクロモーター歯科 こちらは口内炎を治りやすくする他に、予防する効果も期待できます。 睡眠不足や疲れが溜まっていると感じるときに、飲むといいと思います。 バランスの良い食事を心がける 筆者は口内炎が出来てしまったとき、比較的取り入れやすい乳製品や大豆食品を摂るようにしています。 他にも、キャベツや卵などは毎日の料理に使いやすいのでおすすめです。…
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歯科で違法薬物の検査も?

歯科医による診療では、歯を調べるのみならず、違法薬物の検査もできるという報告が出ている。 米国の歯科医を対象に検証 米国コロンビア大学のメールマン公衆衛生学部のリサ・メッチュ氏らの研究グループが、アディクション誌において2015年8月に報告。同大学も紹介している。 研究グループは、2010年2011年にかけて行われた全国調査によって歯科開業医1802人を抽出して検証。71%から回答を得て分析している。 女医が積極的 調べたところ、業務の一環として薬物使用検査を実施している歯科医の86%。責任とまで捉えているのは68%とやや低かった。 年齢の高い歯科医は、若い歯科医と比べて消極的となっていた。卒業が最近であるほど積極的という結果。 さらに、男女差も関連していた。女性の歯科医61%は歯科医の役割と考え、男性の歯科医の52%よりも多かった。 歯科医が薬物を止められる 薬物使用は、歯の健康だけでなく、健康全般を損なう可能性があると説明。歯科ユニット 覚せい剤のメタンフェタミンを原因とする症状には、ひどい虫歯、歯質表層の損失増加、進行した原因不明の歯周病、複数の欠損歯などがあるという。このような症状がある人は、かぶせ物やホワイトニングのような審美的な治療を求めることが多いと解説する。 歯科医は薬物使用についてさらに尋ねたり、薬物を止める治療を勧めたりする機会があるということだ。 日本でも薬物問題は起こっており、関心を集めるところはあるかもしれない。
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猫や犬は虫歯にならないって本当?

唾液がアルカリ性だと虫歯にならない? 人間の唾液は弱酸性か中性なのですが、犬や猫は人間よりもphが高く、アルカリ性であるようです。虫歯になる原因というのは、細菌の酸の排出によりpHが低下して酸性に傾くとエナメル質が脱灰してしまうことでなってしまいます。 ですので『犬や猫の唾液がアルカリ性傾向にある』ということは『人間より犬は虫歯になりにくい』と言えるでしょう。歯科機器通販 ※細かく調べていると『犬や猫はアルカリ性じゃなく中性だ』とか『犬はアルカリ性だが猫は中性だ』とか書いてある記事もですが『人間よりはphが高く、人間よりはアルカリ性寄りである』というのは事実だと思います。 虫歯菌がいないから虫歯にならない? 人間の口の中で悪さをする虫歯菌。この虫歯菌が酸を排出してしまうが為に虫歯になってしまうのですが、犬や猫の口の中には基本的には虫歯菌がいません。しかしペットとして飼われている犬は猫は、人間と同じようなお菓子や食事を与えられてしまった場合には虫歯菌が住み着いてしまうようです。 他の動物達にも同様な事が言えるようで、砂糖を含んでいる食事を与えられている動物には虫歯菌はいますが、野生の動物の口の中にはあまり虫歯菌がいないようです。 やっぱり猫や犬でも虫歯になっちゃう 上記の理由の他にも人間の口腔内の環境の相違点としては『歯の作りが尖っているので食物が咬合面などに付着しにくい』など等ありますが、実際には犬や猫でも虫歯になってしまいます。 『犬や猫は虫歯にならない!!』と言い切っている人もいますが、実際に虫歯になっている症例とか多くありますから、それはガセネタです。 野生のままで糖質類や炭水化物なども食べなかったら虫歯になる可能性というのは極めて稀なのですが、ペットとして飼われて人間と同じような食事を与えられてしまったとしたら、人間と同じように虫歯になってしまいます。 飼い主はペットの口腔内のケアもしっかりしてあげないと、虫歯になって可哀想な想いをさせてしまうことになってしまうので気をつけましょう!! 動物の虫歯に治療法 もし飼っている犬や猫が虫歯になってしまったら、動物病院に連れて行って下さい。動物病院は口の中まで診てくれます。動物は人間と同じように大人しく口を開くなんて事はありませんから、全身麻酔して治療をする場合が多くあるようです。 全身麻酔というのはリスクがあり、必ずしも安全だとは言い切れません。人間より体が小さいので薬の量の調整とかはかなりシビアなようです。
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病院で口臭の治療をしたい!何科に行くべき?

口臭の原因のほとんどは口の中にあります。歯みがき、舌みがき、水分補給などで生理的な口臭をケアしても改善しない場合は、病院で診察を受け、その原因を調べたほうが良いでしょう。超音波洗浄器 口臭治療のために病院へ行く場合には、口の中の病気の有無から調べることをオススメします。 口の中の病気を治療する場合 (1)歯科 最初に受診したいのは歯科です。日本臨床歯周病学会や日本口臭学会によれば、口臭の原因は歯周病か虫歯といった口の中のトラブルが、全体の90%を占めるとも言われています。 歯周病や虫歯が見つかったら、まずはこれらの治療に専念しましょう。それでも口臭が治らない場合には、「口臭外来」という専門診療科を受診してみましょう。 (2)口臭外来 歯周病や虫歯が原因でない場合は、詳しい検査が受けられる口臭外来へ行くことをオススメします。 『病院での口臭の検査方法』に詳しく解説していますが、口臭外来では、唾液の検査をはじめ、口臭測定器を使った検査、尿検査などを受けることができます。さまざまな角度から調べることで隠れた口臭の原因を見つけることができるでしょう。 口の中の病気ではなく、他の病的原因が見つかった場合にはそれぞれの病気にあった専門の診療科を受診します。 口の中の病気以外の病的原因による口臭を治療する場合 (1)耳鼻咽喉科 蓄膿症、扁桃炎、膿栓(臭い玉)などが原因とみられる口臭は、耳鼻咽喉科を受診します。改善がみられると特徴的な「肉の腐った臭い」や「膿の臭い」が、気にならなくなるでしょう。 (2)内科 肝機能や腎機能の低下が疑われる口臭は、内科を受診しましょう。肝臓や腎臓の機能が正常に戻ると、「タマネギが腐ったような臭い」や「アンモニア臭」が解消されるようになります。 (3)内分泌科 糖尿病による口臭は、内分泌化を受診しましょう。糖尿病が原因となる唾液の減少が改善されると、「リンゴの腐ったような甘酸っぱい臭い」の口臭も解消されていきます。 病気によっては、治療期間が長期に渡る可能性もあります。その場合はすぐに効果を期待することはせず、根気よく病気の完治を目指しましょう。 また、具体的な病的原因が見つからないのに口臭が気になる方は、「自臭症」という精神的な原因も考えられます。その場合は、口臭外来や心療内科のドクターに相談することをオススメします。
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知らない間にリスク4倍!? 歯科医が教える「歯科検診」の重要性とは

1年に1回は健康診断を受けている方も多いと思います。そこで質問ですが、同じように“歯の健康診断”、つまり歯科検診は受けていますか? 歯科検診を受ける人と受けない人との間では、将来的に歯を何本残せるか、その数が大きく変わってくるとか……。 そこで今回は、富山県の小矢部市で『渡辺歯科医院』の院長を務める歯周病専門医の渡辺智良先生に、歯科検診の重要性を聞きました。 ■歯科検診を受けないと歯周病に気付きにくい そもそも、歯科検診とは何をするのでしょうか? 渡辺先生に尋ねたところ、「歯周病の検査(歯に動揺がないか、歯周ポケットの深さ、歯茎からの出血の有無など)、ブラッシングのチェックと指導、回転器具と歯磨剤による細菌の除去、歯石の除去、かみ合わせのチェック、虫歯のチェック、レントゲン診査など」を、必要に応じてやってくれるとのこと。 これだけ入念に調べてもらえれば、虫歯や歯周病の早期発見につながりますし、デンタルケアのスキルも上達しますね。 「自分で気付くから大丈夫」と考える人もいるかもしれませんが、歯と歯のすき間などに虫歯ができていたら、見た目には気付きにくく、知らず知らずのうちに悪化を許してしまいます。 しかも渡辺先生によれば、歯を失う最大の原因である歯周病は、別名で“サイレントディジーズ(静かな病気)”と呼ばれ、痛みもなく見た目にも分からず悪化が進む恐ろしい病気だとか。 厚生労働省の情報でも、日本人が歯を失う理由の80%はこの歯周病もしくは虫歯によるもので、年齢とともに罹患(りかん)者数が右肩上がりとなっています。糖尿病などと一緒で、歯周病も自分では気付きにくいため、歯の定期的な健康診断が何よりも重要になってくるのですね。歯科ユニット ■5年間で約4倍も歯を失うリスクが違ってくる では、実際に歯の定期的な健康診断を受けると、どれほど歯を失うリスクが軽減するのでしょうか? 渡辺先生によれば、「歯周病治療とメンテナンス(定期健診)をきちんと行えば、歯周病治療を行わなかった人の1/4、歯周病治療は行ってもメンテナンスをしない人の半分しか、歯を失わないという報告もあります」とのこと。 言い換えれば、定期的な健康診断を受けないと“歯を失うリスクが4倍近く高くなる”のですね。 実際、渡辺先生の紹介する米国の論文によれば、歯周病の治療と再発予防の定期健診(メンテナンス)を受けている人が5年間に失った歯の数は本なのに対し、歯周病を放置し、定期的な健診&メンテナンスも受けなかった人は、5年間で本も歯を失ったという調査結果があるとか。 「深い歯周ポケットが残っている人、ブラッシングが上手にできない方、歯周病専門治療を受けた人は1~3か月毎、歯周病のリスクの少ない方は6カ月~1年に1度は歯医者さんでメンテナンスを受けることをお勧めします」 1年に1度くらいなら、無理なく通えますよね。 以上、歯科検診の重要性を渡辺先生に教えていただきましたが、いかがでしたか? 歯を1本でも失うと生活の質は大きく下がるといいます。会社員の方も自営業の方も専業主婦も、まずは近くの歯科医院に足を運んでみてくださいね。
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【半年以上は危うい?】みんなの「歯ブラシ交換頻度」を調査してみたら…

どんな人も毎日お世話になっているであろう「歯ブラシ」。汚れを落とし、健康な歯を保つために欠かせないもの。 そんな歯ブラシの、硬さや大きさなどの好みは人それぞれだろうが、使っているうちにブラシの部分がボロボロになってきてしまう。そんなとき、交換する頻度にも個人差があるのだろうか? 20~60代の男女597人に、歯ブラシの交換頻度について聞いてみた。 ■もっとも多かったのは「月1回」 以上のように、もっとも多かった回答は「1ヶ月」となり、実に4割近く。1~3ヶ月の範囲で交換する人は%と、ほとんどの人がこの期間で交換していると考えられる。 ■交換頻度は磨く長さによる? では、それぞれの交換頻度の理由について見ていこう。 【2週間】 1日1回寝る前のみだが、1回当たり30分磨くので、すぐに開いてしまう。毛先が開くとすぐにうまく磨けなくなるので、2週間程度で交換しないといけない(20代男性/大学生) 【1ヶ月】 毛先が開かなくても、1ヶ月で替えるようにしている(60代女性/自営業) 【3カ月】 1回当たり5分程度で1日2回磨くが、毛先が開き始めるのがちょうど3ヶ月くらいだから(20代男性/会社員) ■適切な交換頻度は〇ヶ月! 適切な交換頻度はどのくらいなのか、実際に歯科医師に聞いてみた。 「毛先が開いてきたら替える、というのが基本です。 ただ、個人差はあるが目安は1カ月程度で、それよりも毛先が開くのが早すぎたり遅すぎたりする人は磨き方に問題があるかも。 また、衛生面からも、1ヶ月に1回程度交換することが望ましい」 アンケートの結果から、同じ歯ブラシを半年以上使う人は%存在している。今一度、歯磨きのやり方を見直してみたほうがいいかもしれない。
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古代ローマに歯科矯正・ホワイトニング・インプラントがあった【歯科情報】

歯列矯正やインプラントは数千年前からあった!? 古代ローマの基礎となったエルトリア文化、それはイタリア半島中部の先住民族であるエトルリア人が築いた文化です。 その古代エトルリア人の少女の歯にゴールドのバンドが小臼歯から反対側の小臼歯まで連なっていたようで、それは下顎を歯列矯正する為に装着された装置ではないかと言われています。 もしエトルリア文化の時代に歯列矯正が行われていたとしたら、もちろん古代ローマでも行われていたでしょう。 その他にも古代ローマ時代の人骨から鉄製のインプラントが上顎骨に埋め込まれたというのが発見されています。エトルリアや古代ローマはとても高度な文化だったとして有名なのですが、紀元2世紀頃から歯列矯正やインプラントがされていたというのは驚きですね。 古代ローマ人が歯を白くしようと使用した物とは? 古代ローマでは『歯を白くしよう』という意識が高まっていたようで、なんとこの時代から歯のホワイトニングは行なわれていたようです。しかも使用されていたのは『人の尿』しかも『ポルトガル人の尿』は高級品とされており、富裕層は多額のお金をつぎ込んでいたようです。 これは自分達ローマ人の尿だと流石に抵抗があった為という背景があるようですが、何故ポルトガルだったんでしょう。しかし、ポルトガル人は自分の尿が売買されていてどんな気分だったんでしょうね。 ちなみに尿の中に含まれている尿素(約2%ですけど)ですが、現代は過酸化尿素にして歯磨き粉だったりホワイトニング剤に使われていたりしているので意外に根拠があったりします。流石は古代ローマ人と言ったところでしょうかね。
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