親知らずを放置してたら頰が腫れてきた…病院に行くべき?

忙しさにまぎれ、つい足が遠のく歯医者。多少痛んでも痛み止めを飲んで済ませてしまうという人も。今回の相談者もそんな一人です。横に伸びる親知らずを放置していたところ、隣の歯が割れ、ついには頰が腫れてきたといいます。どう対処するのがよいのでしょうか。専門家に聞いてみました。 ■30代男性からの相談:「親知らずの放置で腫れた頬について」 『小さい頃から右奥の親知らずが縦に伸びず、横に伸びていて隣の歯を圧迫しています。たまに痛さがあり、最近とうとう隣の歯が割れてしまいました。ひどくなれば手術が必要になると歯医者からは言われましたが、保険対象外ということもあり、放置しています。しかし最近、ばい菌が入ったのか、歯茎の横から頬の部分が腫れてきています。市販の薬で治まるものの、歯科医に相談したほうがよいのでしょうか。(30代・男性)』 ■意外と怖い親知らず。場合によっては命に関わることも 親知らずを放っておくと、重い症状にまで発展してしまうことがあるようです。場合によっては命に関わることもあるとの声がありました。 『親知らずが横向きに生えて隣の歯を圧迫している場合、隣の歯の虫歯を引き起こしたり、全体の歯並びに影響することもあるため、早めに抜歯するのが一般的です。今、歯科医院を受診すれば、薬で炎症を抑えたのち、検査して抜歯することになりますが、レントゲンなどすべて含めても5000円ちょっとの出費です。市販薬は応急処置ですので、ぜひ早めに受診してください。 (歯科衛生士)』 『ばい菌が入って歯ぐきや頬が腫れる状態を智歯周囲炎といいますが、これを放置して炎症が進むと、口が開きにくくなったり、のどまで炎症が波及し、マイクロモーターものを飲み込めなくなります。食事ができず、身体の抵抗力も下がった状態で、炎症が顎骨や骨髄、首の下の縦隔洞と呼ばれるところまで広がることもあり、入院して長期間つらい治療をすることにもなりかねません。呼吸困難や敗血症などで命に関わることもあります。 (歯科衛生士)』 ■自己判断は危険。できるだけ早めに受診を 薬で抑えられるから大丈夫だろうと自己判断するのは危険です。できるだけ早めに病院を受診しましょう。 『親知らずは横の歯にも影響を与えます。すでに影響が出ているようですので、歯医者での治療をお勧めします。自己判断は危険ですので、一度歯医者にかかり、現在の状況を診てもらって、お勧めの治療を聞いてはいかがでしょうか。特に怖いのは感染です。膿がある状態での親知らずの治療は、細菌が入り込んで、ごくまれに全身に細菌が回ってしまう可能性もあります。 (医師)』 『市販の薬で改善しているとのことですが、腫れの原因は親知らずの位置が悪いことにあると思われます。原因を放置して症状だけ改善しても、そのうちに症状が深刻化したり、市販薬で改善しなくなったり、場合によっては今なら簡単に済む治療も、その他の治療と一緒に行わなければいけなくなるかもしれません。(医師)』 親知らずは放っておくと、思った以上に重症になることがあるようですね。薬で抑えられるからと安心せず、できるだけ早めに病院を受診しましょう。
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電気を流して虫歯が治る?痛くない虫歯治療法【歯科情報】

もう歯を削らなくて良い?驚きの虫歯治療法 虫歯治療が痛い思いをせずに治療出来るのではないかと注目されています。さて、それはどんな方法をすれば良いのでしょう?それは『電気を流す』です。 虫歯のメカニズムというのはコチラでも紹介してあります⇒歯の再石灰化について 上記のページを読んでいただければ解るのですが、簡単に言えば虫歯は 歯のカルシウムとリン酸が失われて脱灰していまう⇒しかし人体は同時に『再石灰化』していて、脱灰を修復⇒脱灰と再石灰化のバランスが崩れて再石灰化が追いつかなくなる超音波クリーナー 激安 つまり再石灰化が活発になれば初期虫歯の場合治ってしまうわけです。 その人体のもともとの修復能力である再石灰化の手助けを『痛く無い程度の電気を流す』だけで促進するとキングスカレッジロンドンの研究者達は言っているのですが、驚きです。 どういったメカニズムで電気を流すだけで再石灰化が促進するのかというソースが何処にも無いので現在調べ中ですが3年以内に実用化出来るようにするとか言っているので、その時には詳しく解るかもしれませんね。 ちなみに治療費用や治療時間は従来の方法と変わらないらしいです。 でも日本は色々と規制が厳しいので、もし実用化されても日本に入ってくるのは何年後なんですかね。あ、実用化されても修復出来るのは初期虫歯に限ると思うので注意して下さいね。
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正しい噛み方って? 歯の寿命を延ばす5つの方法

大きな虫歯でもないのに、噛み合わせが原因で抜歯につながることがあるのをご存知ですか? 噛み合わせでは歯と歯がぶつかるため、その衝撃はかなりのもの。歯のエナメル質がひび割れを起こすこともあります。さらに子どもの頃から毎日毎日同じ動作を繰り返すため、少しの使い方の違いが、大きな違いとなって現れやすいのも歯だといえます。そこで、歯の寿命を延ばすための正しい噛み方の5つのポイントでご紹介します。 1. 左右バランスよく噛む 多くの人にある「左右の噛み癖」。実は無意識のうちに、より奥に噛み合わせることができる側で噛んでしまうことが多いのです。同じ側の歯ばかり使っていると、そちらの歯がほかのはより早く痛んでしまいます。また、噛み癖によって噛みやすい歯がダメになると、無意識に反対側に移動したりします。歯科用エアーコンプレッサー 噛み癖を治すのは簡単そうで意外と難しいため、もし100%片側で噛んでいるのであれば、70%程度にするように心がけ、残り30%を反対の歯で噛んで分散するようなイメージにすると、噛める歯にかかる負担が減少して歯を長持ちさせることにつながります。 2. 噛み合わせの違和感を放置しない 噛み合わせが原因で歯周病などが急速に進行して抜歯につながるような場合でも、多くの場合噛むと違和感がある状態がしばらく続くものです。その違和感を放置すると状態が安定したような錯覚が起こり、違和感を無視するような状態になることがあります。これはあくまで違和感に慣れているだけであって、回復したり、改善したりしているわけではありません。 そのため違和感が長期間続くような場合は、その一度噛み合わせが原因で歯にダメージを与えていないかどうか、かかりつけの歯科医院でチェックしてもらいましょう。小さな違和感のうちに歯の噛み合わせを調整することで、すぐに完治したり、そのまま放置すれば抜歯になるようなケースを防ぐことができます。 3. 前歯をあまり使わないようにする 前歯は奥歯と違って、硬いものを噛んだり、負担をかけて噛んだりすると、受けるダメージが大きくなります。前歯は奥歯のように上と下の歯が同一線上に並んでいないので、強く噛むと上の歯が前方(外側)、下の歯が内側に押されるようになっています。年齢とともに噛み合わせの力によって歯が移動して、上の歯が出っ歯ぎみになってくるのもこのためです。 歯は奥歯から無くなってしまうことが多いので、入れ歯やインプラントで奥歯を作らないでいると、前歯にかかる負担が増えて、次第に前歯もダメージを受けるようになってきます。 食パンや野菜類などであれば前歯で噛み切っても問題はありませんが、硬い肉などを前歯で噛み切るような行為は、前歯にダメージを蓄積しがち。前歯を奥歯のように使用しないように心がけることで、歯の寿命を少しでも伸ばすことにつながるのです。 4. 歯ぎしりはときどき噛み合わせをチェック 歯の寿命に関していうと、歯ぎしりはデメリットのみでメリットはほとんどありません。だからといって歯ぎしりを止めることもできません。さらに自分では気にならなくても、歯科医院などの検診で指摘されることがよくあります。 歯並びは噛み合わせの力によって押されて変化するため、歯がぶつかる角度や強さは変化します。さらに歯もよくぶつかる部分のみが多く摩耗して、ときどきしかぶつからない部分はあまり摩耗しないため、使っていくうちに歯の形のバランスが崩れてきます。そうしてあごの動きとマッチしなくなった歯は、噛み合わせの力で揺らされてグラグラするようになるのです。 このため歯の形を顎の動きに合わせて修正(削る)することで、歯にかかる負担を減らして歯の寿命を延ばすことが可能になります。早期であればミリ程度の調整で済みます。歯のぐらつきが多ければ、1~2ミリ程度調整が必要になることもあります。 5. 1回で噛み切らない 歯は筋肉と同じように噛めば噛むほど鍛えられるわけではありません。逆に使えば使うほどダメージを受けやすい傾向があります。噛む力が歯の許容範囲内であれば、それほど心配することもありませんが、許容を超えた力で繰り返し噛むとダメージが大きく、虫歯や歯周病を悪化させて腫れたりグラグラにになったりすることがあるのです。 そこで固い食べ物などは、1度の強い力で噛み切るようにするのではなく、噛む力は多少加減しながらその分回数を多くするように噛むようにすることをオススメします。あくまで力の許容範囲内で使用して、余分なダメージを歯に与えないようにしましょう。
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えっ…噛む回数が関係?「虫歯を出来やすくする」食習慣4つと予防法

キィーーンというむし歯を治療する音は子どもだけでなく、大人になっても嫌なものですよね? だからこそむし歯にはなりたくないもの。 しかし毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、むし歯ができてしまうことってありますよね? これはなぜなのでしょうか?歯科ユニット 実は、毎日のなにげない行動がむし歯を引き起こす原因となっているからかもしれないのです。そこで今回は、管理栄養士である筆者が、むし歯の要因となる食生活についてご紹介致します。 ■甘いもの好きがむし歯の原因ではない!? 甘いものが好きでもむし歯にならない人がいるように、砂糖を食べただけではむし歯になりません。 むし歯の感染には、以下の3つが関係しています (1)細菌で歯を溶かす元となる“ミュータンス菌” (2)ミュータンス菌が歯を溶かすためのエサとする“糖質” (3)個々人の歯の“質” これらが組み合わさり歯の表面に菌や糖質が多くなると、酸が作られ歯をどんどんと溶かして、むし歯を作ります。 ■むし歯ができやすくなる食習慣 それでは次に、むし歯ができやすくなる食習慣をみていきましょう。 (1)キャラメル・ソフトキャンディの間食 お菓子は糖分が多く使われているものがほとんどですが、特にキャラメルやソフトキャンディは歯にペタッと貼り付きやすく、歯に糖分をべったりとつけてしまいます。 また、口の中で糖分が滞っている状態を作るので、むし歯を作りやすくしてしまいます。 (2)噛まない食事 大人も大好きなファーストフードやハンバーグ、パスタなどはあまりよく噛まなくても食べられる食事です。手軽に食べられるので、ほぼ毎日食べている人も多いのではないでしょうか? 噛まない食事は顎を使うことが少なく、歯の土台の歯茎が弱くなり、歯の質を悪くしてしまいます。 さらにこれらは糖質も多い食事です。これだけでもむし歯の要因が2つあるのに、加えてむし歯予防となる唾液があまり分泌されないのも原因となるのです! (3)欠食 朝ごはんを食べない人も多くいますよね。そうすると、夕飯から次の日の昼食まで、ほとんど唾液を分泌する機会がありません。それが原因で、口の中は菌が繁殖し、口臭の原因にもなります。 (4)不規則なだらだら食事 朝・昼・夜以外にも、いつも口の中に食べ物が入っている状態だと、むし歯になる菌のエサが常にある状態になり、むし歯ができやすくなります。 ■むし歯の進行を遅らせる・なりにくい歯をつくる方法 一方で、むし歯は毎日の食事の中で予防することができます。今度は、むし歯の進行を遅らせる、むし歯になりにくくする食品や食習慣をご紹介します。 (1)よく噛むもの・硬いもの むし歯になりにくくするためには、唾液をしっかり出すためにもよく“噛む”もの、“硬い”ものがオススメです。 唾液には食べたものや食べカス、むし歯の元となる細菌を洗い流したり、酸を中和させてむし歯を予防したりする働きもあります。玄米や大豆製品、ゴマやごぼうなどを食べるようにするといいですね。 子どもが好きなラーメンやオムライス、カレーなどは、あまり噛まなくても食べられてしまうので、雑穀米を混ぜたり、こんにゃく、生野菜、根菜野菜などを厚く大きく切って具材に使ったり、よく噛むような工夫をするといいですね。 (2)キシリトール…
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歯の本来の白さを取り戻そう! 歯科医院でできるクリーニング

歯の黄ばみ、気になっていませんか。歯が黄色くなる原因は、加齢のほかにコーヒーやお茶による茶渋、食べ物による着色、たばこのヤニや歯垢などといわれています。歯磨きで落ちない汚れをどうにかしたいなら、歯科医院でのクリーニングがおすすめです。 歯医者がおこなう歯のクリーニングとは? 歯科医院で行う歯のクリーニングは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メディカル・トゥース・クリーニング)、略してPMTCといって、歯を本来の色よりも白くするホワイトニングや、マニキュアとは異なります。 PMTCは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具や機械を使って、「バイオフィルム」を徹底的に落とすクリーニングです。バイオフィルムとは、ミュータンス菌などの細菌が集まることで歯の表面にできる、薄い膜のこと。PMTCはバイオフィルムを取り除き、歯本来の象牙のような白さを取り戻します。そのほか、虫歯の予防になったりとうれしい効果があります。 ●PMTCのメリット ・歯磨きでは落としきれない歯垢を除去し、口臭の予防と健康な歯肉を保つ ・歯石の除去により歯周病・歯肉炎を防止 ・仕上げのフッ素コーティングにより、歯に汚れや歯垢が付きにくくなる 定期的なメンテナンスで白さをキープ PMTCの内容は、歯にたまった歯石を取りのぞいて、通常のクリーニングをします。歯石の量などの状態により、2日ほど時間がかかる場合も。歯科 口腔内カメラ 歯科医師や歯科衛生士が、専用の器具で重炭酸ナトリウムを歯に高速噴射し、ジェルや回転ブラシなどを使って歯の表面を磨きます。バイオフィルムがきれいに除去できたら、仕上げにコーティングの役目をするフッ素を塗付して、PMTCは終了です。処置が終わった後も、定期的に歯科医院でPMTCをおこなえば、歯の健康や白さを保てます。 PMTC処置にかかる時間は30分ほどで、費用は医院によって異なります。一般的には3,000円から5,000円です。PMTCは歯科治療ではないので健康保険は適用されませんが、医療費控除の対象になります。1月から12月までの間に医療費が合計10万円を超えると、確定申告で税金が戻ってきます。各病院でもらった領収書はとっておきましょう。 健康で美しい歯を保つために、定期的に歯科医でクリーニング「PMTC」を受けてみてはいかがでしょうか。
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虫歯を放置していると命にかかわるかも! 歯科医院でおこなう根管治療

歯が少し痛くても、子育てや仕事に忙しくて歯科医院に行く時間がない。そんなママたちも多いのではないでしょうか。虫歯を放置しておくと、どんどん悪化して死に至ることも。最悪の事態を未然に防ぐために、歯科医院でおこなう、虫歯を根本から治療する根管治療について紹介します。 放置した虫歯が大変なことに 虫歯は何も治療しなければ歯の深部まで進行し、歯髄(しずい)という神経に到達します。こうなると鎮静剤も効かず、歩くだけで鈍痛を感じるなど、日常生活に支障が出るほどの痛みに苦しむことになるのです。 さらに虫歯が進行すると歯髄が腐って死に、歯茎が腫れて白いできものができます。これは歯根嚢胞(しこんのうほう)という、歯の根っこの先にできる膿の袋です。歯茎だけでなく首や顔全体が腫れあがって、激しい痛みのため食事や睡眠がとれなくなることがあります。蜂窩織炎(ほうかしきえん)という命にかかわる病気になることもあるので、たかが虫歯と思っては危険です。 歯科医院で、根本的に虫歯を治療 歯科医院では、歯髄に達した虫歯や、細菌に感染して腫れた歯の治療をおこなっています。これを根管治療(こんかんちりょう)といいます。根管とは、歯の根っこにある管のことです。この治療によって炎症の原因をすべて取り除き、全身に影響が出るのを防ぎます。虫歯になった歯の寿命を守ることも可能です。 根管治療の方法とは? 麻酔をして虫歯になった歯を削って、細菌によって変質、腐った歯髄や血管を、やすりのような道具で削りながら取り除きます。侵された組織が少しでも残っていると、何度も炎症が再発してしまいます。すべてを除去するために、熟練した医師の技術とマイクロスコープなどの精密機器が医院にあることが望ましいです。 除去作業が終わったら洗浄をします。歯の空いた穴に隙間なく薬剤を詰めて、医療用の金属などでフタをして処置は終了。費用は治療法によりますが、1本1,500~3,000円ほどです。保険診療でできますが、無菌室を作るためのラバーダムという道具やマイクロスコープなどの精密機器の使用料は、保険の適用外で自費となります。 歯に激しい痛みを感じたら、近所に根管治療に力を入れている歯科医院があるか調べてみましょう。ただし、根管治療が必要になる前に虫歯の治療を受けるのがベストです。 虫歯で命を落とすことにならないように、歯に痛みを感じたら早めに歯医者に行くように時間をつくりましょう。
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どこまで許せる?予約制でも待たせる歯医者

朝起きたら、何だか歯が急に痛くなってきた……。慌てて近くの病院に電話すると「残念ですが今日は予約で一杯です。」なんて経験ありませんか? 一般の病院は、予約しなくても診察するのに、歯科医院はなぜ予約しないといけないの? そんな疑問にガイドがお答えします。 歯科の診療体系 歯科医院が予約制を多く採用している最も大きな理由は、歯の治療の多くが、診療=診断ではなく、診療=診断+処置を必要とするため、一人一人の診療に多くの時間が必要になるためです。歯科医療機器 一般的には、1回の診療に概ね15分から1時間程度の時間がかかることが多いようです。 予約なのに待たされる病院の仕組み 最近ではインターネットや携帯電話で、予約を簡単に取ることも出来るようになってきましたが、それでも電話での予約がまだ一般的です。 予約したのに待たされるといったこことがどうして起きていくのか? その最も一般的なケースを見ていきましょう。 1ヶ月~1週間前 初めは、それまでの診療を受けている人が、次回の予約を決めていきます。次回の診療内容に応じて、必要な時間があらかじめ決められるので、この時点で比較的正確なスケジュールが組まれます。 3日前~前日 僅かに残るゆとりを残して、ここからさらに初診予約(新規の来院予約)、予約のキャンセルや時間の変更が多くなります。これらの変更が増えていくほど、少しづつ無理が重なりスケジュールがタイトになっていきます。 当日 予約だけですでに1日のスケジュールがギチギチで綱渡りのようなの状態になります。急患を受け入れれば、その分予約をした人が待つことになります。そのため予約した人を優先することが多くなり、急患として来院しても、1時間以上待たされてしまうケースが出てきます。さらに急患が2人3人となると数時間以上待つ可能性が出るため、時として急患のキャンセルが起こってくるのです。 実際には,病院側も対策として、予約した人を待たせることなく、急患などにも対応できる時間的にゆとりのある予約設定にしているケースがほとんどです。医療という病院の持つ役割を考えれば当然のことです。 急患にならないために…… にわかに信じがたいことですが、海外では、歯の急患を受け入れるどころか、ドクターがバカンスの長期休暇を取ってしまうという話があります。 実は歯は急に痛くなるのではなく、本当は痛くなったり治まったりを繰り返したり、何らかの違和感や歯に穴が開くなどの自覚症状が必ずあるはずで、それを放置しておいたのは、病院の責任ではないというのです。 歯は痛くなってから慌てて病院に連絡するのではなく、悪い部分があれば定期的な健診で治すもの。前もって休暇を取る期日さえ指定しておけば、何の問題も起こらないといわれます。 ここまで自己管理を求められるのも大変ですが、病院で1時間以上も待たされて「私は急患なのに、どうして……?」とならないためにも、日ごろから歯の状態に気を配っておくことをオススメします。
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差し歯治療はもう古い!今主流のクラウン治療

「差し歯」治療って? 耳にすることの多い、「差し歯」という歯科治療。実は「差し歯」は正式名称ではなく、しかも今はほとんど採用されない治療方法です。差し歯の正式名称は”歯冠継続歯”(しかんけいぞくし)。歯の根っこに差し込むようにして人工の歯をセットする治療法だったため、「差し歯」という名前が広く知られるようになったと言われています。 「差し歯」の治療法 差し歯の治療法は、歯の神経を取り除いたところに、人工の歯に支柱のような芯を立てて差し込むようにセットします。人工の歯と支柱はセットになっており、特殊な接着剤を使用して歯のあるべき部分にセットします。一般的に前歯の治療に採用される治療方法で、保険適用の治療としても広く採用されていました。 多くの方に広まった差し歯ですが、デメリットもあります。人工の歯と支柱が一体となったものをセットするために繊細な施術がしにくく、取れてしまうケースも多くありました。またセットしたあとにすき間が出来て虫歯になったり、人工の歯などに使用された素材の経年劣化による変色・変形などにお悩みのケースも多く見受けられます。それでは、現在はどのような治療法で前歯をキレイにするのでしょうか? 「差し歯」治療はもう古い!今の主流はクラウンによる「かぶせ物」治療 差し歯に替わって現在広く採用されている治療法は、クラウンと呼ばれる人工の歯をかぶせるようにセットする、いわゆる「かぶせ物」治療です。クラウンによる治療法は、神経を取り除いた部分にまず「土台」を立て、その上にクラウンをかぶせる、二段構造によるものです。(土台を立てる前には神経の跡をキレイに消毒・ケアします。)セットするパーツが増えたことで、より精密で繊細な治療を行うことが出来るようになりました。またセットした際の安定度が抜群に良くなり、取れてしまうケースも少なくなりました。 現在主流のクラウンによる治療の場合、「土台」の素材と「クラウン(かぶせ物)」の素材を選択出来ます。希望する仕上がりや治療後の美しさの保ち、金額などを知って選択されることをオススメします。 一般的に、金属やプラスチックを含んでいる素材は治療後数年経つと、少しずつ変色や黒ずみを起こしてしまいます。これは土台やクラウンに含まれている金属の成分が流出してしまったり、プラスチックが水を含んで変色してしまうことなどが原因です。また特に金属を含むタイプの場合、仕上がりの透明感に差が出てきます。金属は光を通さないので、歯本来の白い透明感を表現したい場合には、金属を含んでいるタイプはオススメ出来ません。 キレイに治したいなら審美歯科へ 今では歯科クリニックで「差し歯にしてください」と希望を伝えれば、ほとんどのクリニックでクラウンによるかぶせ物の治療を行います。ですが、保険適用の治療をメインに行っているクリニックでは、保険適用になるクラウンを選択することが一般的です。保険適用のクラウンは費用が安く、お手頃なものが多いですが、どのタイプも金属やプラスチックを含んでいます。治療後数年にわたって白く明るい口元をキープしたい、今の変色を治したいと希望される場合には、自費の治療を行っている「審美歯科」や「美容歯科」に相談されると良いと思います。 以前の差し歯治療の変色や歯ぐきの黒ずみで悩まれている方も、審美歯科や美容歯科では、きちんとキレイに治ります。もっともオススメする素材の組み合わせタイプは、土台はグラスファイバー製の白いポストコア、クラウンはオールセラミックのクラウンです。どちらも一切金属やプラスチックを含まないため、治療後の変色や変形、歯ぐきの黒ずみを引き起こしません。仕上がりも、自然の歯のような白さと明るさ、透明感を持っているので、隣りのご自身の歯と見分けが付かないほど自然に仕上がります。 また歯ぐきの黒ずみも、現在の差し歯をすべて取り除き、神経の跡をキレイに消毒して土台を立て直し、新しいクラウンをセットすることでキレイに治るケースがほとんどです。多くの方は治療が完了する前に、見違えるほど健康的なピンクの歯ぐきを取り戻します。電気的根管長測定器 まずは気になるクリニックで無料相談などを 現在の差し歯をキレイにしたいと考えている方には、ぜひ一度、クリニックでの無料相談を利用されることをオススメします。差し歯の変色などは放置しすぎると、虫歯や歯周病、口臭などの原因ともなってしまいます。無料のカウンセリングやメール相談を行ってくれるクリニックが増えていますので、信頼出来るクリニックを選びましょう。口元が明るくなると、お顔全体も明るく若々しい印象に変わります。ぜひ素敵な口元を手に入れてくださいね。
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光をあてて歯周病を治す? 最新の光殺菌療法とは

抗生物質やレーザーとは違う! 新しい殺菌システム 成人の80%が患うといわれる歯周病。一般的に歯周病治療としては歯石取りなどが行われますが、歯周ポケット内には、機械的に取り除かききれない細菌などが存在していることも多くあります。 これらを普通の消毒薬で殺菌しようとすると、薬剤が触れた関係のない部分にまで薬の効果が働いてしまいます。消毒効果の高い薬を使うと、細菌だけでなく健康な組織にもダメージを与えてしまうことがあるのです。今海外で行われている「光殺菌療法」は、専用の薬剤と、光をあてる照射器の2つをセットで使用し、細菌のみを選択的に殺菌できる治療法です。 光殺菌療法で使用する薬剤は、組織や細菌につけただけでは消毒効果はありません。薬剤に含まれる染色剤が細菌のみに働きかけ、光が照射された時に初めて反応が起こり、活性酸素が発生して細菌を破壊するというシステムです。細菌が原因で起こる歯ぐきや顎の骨などを溶かす原因物質なども破壊することができるため、歯ぐきや骨が減少するのを止める効果もあります。これらの反応は細菌のみに起こり、健康な組織などは影響を受けません。 歯周ポケット内に残っている細菌を炎症が起きないレベルの量になるようコントロールしたり、増えすぎた細菌を少しでも減少させたりすることに役立ちます。さらにインプラント周囲炎やメンテナンス時に利用することもできます。歯周病の場合には歯石取りなどを行った後の歯ぐきに利用するとより良い効果が発揮されるようです。 これまでのレーザー治療や抗生物質を利用した治療と違ったアプローチで細菌を死滅させる画期的なシステムと言えそうです。 光殺菌療法のメリット・デメリット それではこの最新の治療法のメリット、デメリットはなんでしょうか? ■メリット ・副作用がない 消毒薬や抗生物質ではなく、光からのエネルギー利用するため、副作用がないと言われています。 ・連用しても耐性菌が作られない 抗生物質ではないため、効果が発揮されるのは瞬時で、時間がかかりません。そして、たとえ繰り返しの使用になったとしても、耐性菌が作られる心配がありません。さらに抗生物質による耐性菌も破壊することができます。 ・簡単で痛みが出にくい 歯周ポケットに薬剤を入れて1分程度の光をあてるだけなので、簡単で刺激が最小限ですみます。 ・歯周病だけでなく虫歯などの細菌にも効果がある 難治性の根の治療や、インプラント周囲炎、大きな虫歯の治療時など、口の中の細菌が原因する部分にはほとんど使えます。 ・余分なダメージを与えない歯科用エアーコンプレッサー 同じ光でも高出力のレーザーのような高エネルギーは発生しないため、歯ぐきや歯の内部の神経などの温度上昇が起こらないため、健康な部分には、ダメージを与えません。 ■デメリット ・薬剤が触れないと効果がない 抗生物質のように血液中に溶け込んで全身くまなく細菌をやっつけるような働きはありません。細菌に薬剤が触れなければ、光を当てても何も起こません。 ・光が届かないと効果がない 薬剤は光が届いて初めて活性化して細菌を破壊します。そのため必要な場所に必要なだけ光が届くように専用のチップが用意されています。 ・保険適応ではない 最先端の治療のため、保険が適応されません。 通常の治療のオプションとして使うのがベスト? 例えば歯周病であれば、毎日のしっかりしたブラッシングと機械的な歯石の除去。虫歯治療であれば、虫歯に感染した部分を機械的に取り除くことが治療の基本になります。光殺菌療法はこれらの基本治療にプラスして利用するスタンスになると思います。 特に有効だと思われるのは、難治性の歯周病やインプラントの周囲炎など、取り除くことが困難な細菌コントロールです。どうしても機械的に取り除くことができない歯周病菌などの影響で、ときどき腫れたりすることはよくあります。この時、腫れと同時に顎の骨も溶かされるスピードが増加してしまうため、短時間で細菌量を減少させることは骨が溶けることを減らす効果が期待できます。…
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グラグラ乳歯はどうする? 歯の生え替わりの予備知識

乳歯の生え替わりの予備知識 ■いつ頃からいつまで続く? 個人差がありますが、6歳頃からはじまり、15歳ころまでに永久歯に生え替わることが多いようです。 ■どの歯からはじまるの? 上か下の前歯から生え替わることが多いようです。さらに乳歯の後方に6歳臼歯と呼ばれる新しい永久歯の奥歯も生えてきます。 ■乳歯が虫歯だと永久歯も虫歯で生えてくる? 永久歯は必ず虫歯のない状態で生えてきます。しかし乳歯に虫歯があれば、口の中に虫歯菌が常に漂っている状況になるため、新しい永久歯の虫歯リスクは高くなると考えられます。 ■永久歯が生えてこない!? 生え替わりは個人差があるため、なかなか生え替わりがはじまらず心配であればレントゲンで簡単に確認することができます。 乳歯の抜歯は無理は禁物 ■前歯は簡単、奥歯は大変 乳歯の抜歯については、自分で抜歯する方法と病院で抜歯する方法があります。しかし全部の乳歯を自分で抜くことができるのは、本当に良い条件の時です。乳歯をよく見てみると、前歯は根の横方向の断面積が小さくて歯ぐきに接する部分が少なくなっています。 このため最後は歯ぐきの一部が切れて自然に取れることもあります。しかし奥歯になると大きな面積で歯ぐきについているため、自分で無理に取ろうとすると痛みや出血が大きくなります。このため前歯を自分で抜くことができたとしても、奥歯は歯科医院で抜歯になるケースが一般的です。 ■食事で痛い時は抜歯が近い 食事の際グラグラして痛みを訴えるようであれば、しばらくすると自然に取れることがあります。しかしグラグラするだけで2週間程度経っても抜けないような時は、前歯であっても歯科医院で相談してみるとよいと思います。 ■永久歯が違う場所に生えてきた 一般的には、乳歯の真下から永久歯が出てくるため乳歯の根が溶けたようになってグラグラしますが、永久歯が全く違う場所から生えてくると乳歯の根が吸収されずに残ってしまうようになります。このため歯科医院で麻酔をしてから抜歯する方が懸命です。 ■左右で同じように生え替わることが多い 左右の同じ位置にある歯は、生え替わりのタイミングが同じ時期になることが多いため、片側だけ乳歯が残って時間が経過しているような時は、歯科医院でレントゲンでの確認をオススメします。 ■乱暴な抜歯は厳禁 今はほとんど見かけませんが、糸を乳歯に巻き付けて、もう一方引っ張るやり方は、指で取れるほどグラグラしていなければ、失敗して痛みと出血がひどくなる恐れがあります。前歯で成功しても奥歯では失敗する確率が高いため、無理に取ろうとしてはいけません。歯科用ルーペ 永久歯の歯並びについて ■歯の大きさとあごの大きさの関係 歯の生え替わりの最初の頃は、永久歯が大きすぎて不安になることもあります。しかしあごを含めた顔全体の大きさは発育途中のため徐々にバランスがよくなっていきます。あごの成長とともに永久歯が出てくることが理想です。 ■前歯の隙間が気になる 上の前歯が生え替わるとしばらく歯と歯の間が広がった「すきっ歯」になることがあります。その他の永久歯が生えてくると横から押されて自然に閉じることが多いので過度な心配はいりません。 ■反対咬合(受け口) 永久歯の下の前歯が、上の前歯の前に出てくることがあります。完全に出てしまう前であれば、簡単な矯正で治ることもあります。歯科医院などで気軽に相談してみましょう。 ■矯正のタイミング 最近はあごが小さい人が多く、歯並びが悪くなりがちです。完全に生え替わる前にはじめた方が効率的に矯正ができるケースも多いので、歯並びに不安を感じるのであれば、歯科医院や矯正専門の歯科医院などで相談してみましょう。
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