歯がボロボロに?無意識の食いしばりで起きる症状と治療法

無意識のうちに奥歯に力が入ってしまう、食いしばりの癖をどうにかしたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。 食いしばりによるトラブルは意外に多く、いま起きているカラダの不調が実はくいしばりが原因だったということもあります。 虫歯ではないのに歯がしみたり痛みがあるなど、歯やお口周りに局所的な症状がでたり、頭痛、肩こりなど全身的にも様々な影響を与えます。 今回は、食いしばりからくる症状やその治療法についてまとめます。ぜひ参考にしてください。 1.食いしばりとは 食いしばりとは「クレンチング」とも呼ばれ上下の歯を無意識に噛みしめてしまう状態のことを言います。 通常リラックスしている状態では上下の歯は当たっていません。安静時空隙と言って、リラックスしている時の上下の歯と歯の間は約2ミリ程度あいているのがベストな状態です。 2.食いしばりの癖がないかセルフチェック 食いしばりや歯ぎしりは、無意識のときに癖づいてしまう場合も多くあります。意識して自分の状態を観察してみましょう。 以下の項目に2つ以上当てはまったら、食いしばりや歯ぎしりをしている恐れがありますので要注意です。 ▫️ 朝起きると、顎が疲れている感じがする ▫️ 朝起きると、歯が浮いているような感じがする ▫️ 寝ている時、歯ぎしりをしていると指摘されたことがある ▫️ 気づくと歯を食いしばっていることがある ▫️ 頬の内側の歯が当たる部分に白い線がある ▫️ 舌の先端や周囲がでこぼこになっている 2-1.頬の内側の歯が当たる部分に白い線がある(咬合線) 食いしばりをしているお口の中は陰圧になるため歯の跡がついてしまいます。 2-2.舌の先端や周囲がでこぼこになっている 鏡で舌を見てみると舌の周囲に歯の跡がついてしまう事があります。 これは歯の圧痕と呼ばれ咬合線同様にお口の中が陰圧になることにより歯の跡がついている状態です。 3.食いしばりの原因 歯の食いしばりや歯ぎしりの主な原因は、ストレスや緊張と言われています。 瞬間的に、食いしばりをした方が力を入れやすいために力仕事やスポーツなどの際は、食いしばって仕事をしている状態になります。瞬発的に歯にかかる力は200~300㎏とも言われています。 3-1.緊張や集中する場面 とても緊張する場面に遭遇したり、何かに集中している時も食いしばりをしています。 3-2.ストレス 対人関係などストレスによって食いしばりをしてしまう場面が多くみられます。 逆にストレスの緩和のために食いしばりをしているという見方もあるようです。 4.歯医者で行う治療法…
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歯列矯正のいろいろな矯正器具。治療にかかる費用と期間

今日本に約10万人いる歯科医師のうち、日本矯正医科学会認定の歯科医は3%、つまりたった3000人しかいません。 つまり、それだけ歯列矯正には高度な技能と知識が必要ということ。 でも、日本では歯科医師免許を持っていれば矯正治療ができることになっています。 「矯正専門の歯科医院」と謳っていても、矯正認定を受けた医師が治療をしているとは限らないんです。 だから、歯列矯正をする前に、自分でも歯列矯正についてしっかり知っておきましょう。 歯列矯正の種類 歯列矯正の方法は主に4種類。 ブラケット矯正 舌側ブラケット矯正 マウスピース矯正 インプラント矯正 「ブラケット矯正」は、歯の表面に装着して歯列矯正するもの、歯の裏側に器具を装着するのが「舌側ブラケット矯正」、透明の柔らかいマウスピースのようなものを歯にかぶせる「マウスピース矯正」、「インプラント矯正」は歯茎と骨に穴をあけてインプラントを埋め込みます。 ブラケット矯正、舌側ブラケット矯正 ブラケット矯正は比較的費用が安めですが、歯の表面に装着するので目立ってしまいます。 最近では白いブラケットやワイヤーもあります。 舌側ブラケットなら歯の裏側に装着するので周りに気付かれづらいですが、ブラケット矯正より費用はかかってしまうし、口内炎ができやすかったり、話づらいこともあります。 マウスピース矯正 また、マウスピース矯正は透明なので一見歯列矯正していないように見えるし、柔らかい素材なので不快感を感じにくいけれど、装着時間を守らなければ治療の意味があまりありません。 インプラント矯正 インプラント矯正は抜歯をせずに矯正できたり、治療期間を短くできたりしますが、取り替える必要があったり、器具が折れてしまったりすることも。 それぞれメリット、デメリットがあるので、よく理解してから自分に合った矯正法を選びましょう。 歯列矯正の値段 歯列矯正は半永久的にキレイな歯列を保ってくれる方法。 でも、気になるのはやっぱり値段です。 もちろんクリニックによって多少値段は変動しますが、大体の相場を知っておくといいかもしれません。 歯列矯正の相場 歯列矯正にかかる費用は60万~130万円が相場と言われています。 一見高いように思えますが、実は世界的に見れば妥当な値段なのです。 それに、一生の歯のことを考えれば適正な金額なのかもしれません。 歯列矯正の保険適用…
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歯医者さんが教える、正しいブラッシング

歯周病は、中年以降の日本人では80%がかかっている病気です。初期は目立った症状がなく、ゆっくり進行するため、「静かな病気(サイレント・ディジーズ)」とも呼ばれ、日本人が歯を失う最も大きな原因となっています。 しかし安心してください。歯周病は正しい知識さえあれば防ぐことができる病気なのです。それなのに、世の中には歯周病の専門家から見て、首をかしげたくなるような不正確な情報が蔓延(まんえん)しているといいます。 そこで、歯周病の原因・治療・予防についての研究や歯科医師の教育を行っている日本歯周病学会と、日本臨床歯周病学会が全面的に協力し、歯周病に関する“正しい”知識の普及を目的とした初の書籍、『日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(朝日新聞出版)を発売。本書から、正しいブラッシングの仕方を紹介します。 *  *  * 歯周病で受診する患者さんの中には、ほとんど歯を磨いたことがなくて、歯周病になったのは当然の結果という人がいます。その一方で、「毎日歯を磨いていたのに……」と、歯周病になったことが納得できない人もいます。しかし、きちんと歯を磨いていると主張する患者さんの清掃状態を染め出し剤でチェックしてみると、真っ赤になるケースがほとんど。これはきちんとプラーク(歯垢)が落ちていない証拠、つまり磨き方が間違っているのです。 ブラッシングはたいてい親が子に教えるので、親のやり方を踏襲している場合が多いのです。つまり、大人が間違った方法でブラッシングをしていれば、それを見て覚えた子どもも間違ったブラッシング方法を身に付けてしまうことになります。結果、家族みんなで間違ったブラッシングをしている危険があるわけです。 ■ブラッシングの目的 ブラッシングの最大の目的は、うがいでは取り除けないプラークを取り除くこと。歯科医師は「歯肉をマッサージするつもりで歯ブラシを当ててください」と指導することがありますが、これはマッサージが主な目的というわけではなく、歯と歯肉の両方に歯ブラシを当てるイメージを持ってもらいたいから。 ただしプラークを取り除こうとして磨き過ぎると、歯肉を傷つけてしまうので、コツが必要です。 日本人は一般的にどのようなブラッシングをしているのでしょうか。10~60代の全国の男女1200人に調査したところ、ブラッシングの頻度は、76%の人が1日に2回以上、1回あたりの歯を磨く平均時間は1~3分でした(「歯に関する調査(2015年)」ライフメディア リサーチバンク調べ)。 患者さんから「ブラッシングは毎食後にしたほうがいいんですよね?」と、よく聞かれます。毎食後ブラッシングができれば理想的ですが、1日3回短時間サッとやるよりも1日1回でいいからしっかり時間をかけて磨いたほうが歯周病には効果的です。 それに日中仕事をしている場合は、朝と夜は磨けたとしても、昼食後のブラッシングは難しいものです。無理をすると続きませんから、時間に余裕がある夜寝る前などに、お風呂に浸かりながらでもいいので、ていねいにブラッシングするようにしてください。 わかりやすいように「時間」で示すなら、最低約10分が目安。長いと感じるかもしれませんが、一般に歯は全部で28本ですから、1本あたり20秒ほど。1本1本をていねいに磨くには、この程度の時間は必要です。 ただし、歯ブラシが磨くべきところにきちんと当たっていなければ、10分磨こうと20分磨こうと意味がありません。「正しく磨くこと」が大事です。 ■道具選び:基本は歯ブラシ、さらに歯間ブラシなどの補助具で磨き残しを減らす 道具の基本は歯ブラシです。道具が増えると一つひとつがおろそかになりがちです。ましてやこれまで歯ブラシですらきっちりブラッシングができていない人は、まず歯ブラシを使いこなせるようにしていきましょう。 次に必要なのが、歯ブラシではとりづらい歯と歯の間のプラークをとる補助的な清掃器具です。すでに歯周病が進行して歯肉が下がってしまった人には、歯間ブラシが効果的。一方、子どもや歯肉が下がっていない健康な人は歯間ブラシを使うと歯肉を下げてしまうので、デンタルフロスが適しています。また、デンタルフロスの使用は、歯周病になっていない人にとって予防になりますから、子どもの頃から使い方に慣れておくことが大事です。奥歯など奥まった磨きにくい場所は、ワンタフトブラシが有効です。 これらは歯周病治療には必須の器具なので、まだ使ってない人は是非とも使ってください。また、本書では4つの器具を紹介していますが、ここでは歯ブラシ選びのコツを紹介します。 歯ブラシを選ぶときに重要なのは、「歯肉を傷つけることのないもの」「歯垢をしっかり落とせるもの」。具体的には次の5つをポイントに選んでください。 (1)ナイロン毛 (2)植毛が密なもの(3列が目安) (3)毛の硬さはふつうか、やわらかめ (4)ヘッドは小さめ(小回りが利き、奥歯にも届きやすい) (5)柄はストレート 患者さんから質問されることが多いのは、「毛のやわらかさはどのくらいがいいですか?」ということ。やわらかすぎるものは歯や歯肉に当たると毛が寝てしまって、プラークを落とすことができません。逆に毛が硬すぎるものや毛先がとがっているものは、歯肉を傷つけてしまいます。大手生活用品メーカーが販売している一般的な歯ブラシの中から、まず「普通」と表示されている商品を選び、使ってみて痛いと感じたら、それよりもやわらかめのものに変えてください。 「自分にどれが合うのかわからない」という人は、歯科医院でブラッシング指導を受ける際に歯科医師や歯科衛生士に選んでもらいましょう。歯科医院で歯ブラシを購入することもできます。
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銀歯の下で虫歯進行 予防できる2つの選択肢とは?

「これ、外れたヤツなんですが、もう一度奥歯に被せられますかね?」──。鈍く黒ずんだ銀歯を手にした60代の男性が7月上旬、埼玉県行田市の坂詰歯科医院を訪ねてきた。 外れた銀歯はクラウンと呼ばれる、歯にすっぽりと被せるタイプ。男性は以前、別のクリニックで治療を受けていた。坂詰和彦院長が診察すると、銀歯が外れた下あごの奥歯の土台部分は、すっかり黒ずんでいた。 「治療した後にできた『二次カリエス』と呼ばれる虫歯が広がっています。銀歯を接着するセメントが溶け出して隙間が空き、虫歯菌が入り込んでしまったのでしょう。外れた銀歯は形が合わなくなっているので使えませんが、歯は抜かずに治療できます」 その言葉を聞いて、男性から不安な表情が消えた。 「歯を抜かなきゃいけないんじゃないかと心配だったんです」──。 明海大学歯学部の客員講師を長年務めてきた坂詰院長のもとには、この男性と同様の患者が頻繁に訪れる。常に唾液に触れる下あご奥の銀歯は、特にセメントが溶け出しやすく、二次カリエスになりやすいという。 「銀歯の下で虫歯が進行していても見えないので痛みなどの自覚症状がない限り、まず気付かない。場合によっては、神経がダメになり、抜歯になってしまうケースもある」(坂詰院長) そうなる前に、打つ手はあるのだろうか? 「二つの選択肢があります。まず、昔に治療した銀歯を外して、セラミック等の二次カリエスになりにくい材質に変える方法。ただし、セラミックは自費診療なので、クラウンだと10万~15万円(一歯あたり)と費用がかかりますし、いま特に問題がない歯をいじるのはお勧めできません。歯科用高圧蒸気滅菌器 もう一つは、定期的に虫歯がないか歯科クリニックでチェックする方法です。部分的に銀歯を詰めている状態なら、ドイツ製のレーザーを使った虫歯検知器で虫歯を早期発見することができます。ただし、銀歯のクラウン内部には虫歯検知器を使えないので、レントゲン撮影と組み合わせて総合的に診る必要があります」 日本では、虫歯を定期的にチェックする検診は原則として保険適用外だ。そのため、坂詰歯科医院では「虫歯検知器」を使ったチェックを無料の患者サービスとして実施している。 悪徳的な歯科診療を行なうクリニックは多いが、利益を最優先せず、地域住民の歯を守るために努力を惜しまない歯科医もいる。そうした歯科医のチェックを受けることが肝要だ。
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歯垢と歯石の違いって

歯周病は、あまり痛みがなく、知らず知らずの間に症状が進行してゆくのが特徴です。 成人の80%が何らかの歯周病といわれる現代で、歯周病は、歯医者での治療はもちろんですが患者様自身の予防がもっとも重要です。ブラッシングの方法を変えるだけで歯周病・虫歯の予防ができます。 歯垢と歯石の区別 簡単に言うと、上手に歯磨きすれば取り除けるのが歯垢で、歯磨きだけでは取り除けないのが歯石です。歯石は近くの歯医者で診てもらってください。 歯石とは? 歯石とは歯垢が硬くなったものです。歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって出来ます。歯についた歯垢は、たった2日間で歯石になります。歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。 歯石をそのままにしておくと 「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったんついてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、どんなに歯みがきをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。超音波スケーラー 歯垢とは? 爪で歯を引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。これが歯垢(しこう、プラーク)です。歯垢は食べかすや歯の垢(あか)ではなく、細菌の塊です。1mgの歯垢にはおよそ300種類、数億~10億個!もの細菌が棲みついています。唾液の成分から薄い透明な膜がつくられ歯の表面をおおいます。この、膜は病的なものではなく唾液の持つ性質で、食事によって低下するpHの変化から歯を守ろうとする役割があります。ここに各種の細菌が付着し、さらに糖分に含まれる材料を使って歯垢となります。歯垢中の細菌は、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続けます。さらに、ネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着します。(デキストランという物質が関与します。)歯垢の段階では歯みがきで取り除くことができますがやがて歯石に変化すると歯みがきでは取り除けなくなり、歯周病の原因となっていきます。歯垢の付着を防ぐには、糖分摂取後の、口腔内のケアーと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないこと。飲食後の口腔内のケアーに注意してください。
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「 親知らずが痛い 」すぐに受診!原因や応急対応は何か

大人になってから「奥歯が痛い!」という経験が有りましょう。 もちろん虫歯の可能性もあります。でもこれは「 親知らずが痛い 」のかもしれません。 親知らずとは 親知らずは、奥歯の中でもいちばん後ろにある臼歯(きゅうし)で、正式名称は「第三大臼歯」といいます。 もっとも多いと、前後左右1本ずつ合計4 本生えています。 智歯(ちし)ともいわれ、一般には10代後半から20代になってから生えてきます。 人によっては斜めに生えてきたり、または生えてこない場合もあります。 親知らずが痛む原因 親知らずが痛む場合、いくつかの原因が考えられます。 これはほかの永久歯と違って、親知らずの生えてくる場所が、キチンと確保されていないために起こることが多いのです。 親知らずが生える方向が、上向きではない ・まっすぐに親知らずが出ていると、痛みは比較的すぐに治まります。 しかし斜めに生えてしまっていると、手前の歯を押してしまう場合があります。骨に引っかかって出てこられず、痛みを感じる、また痛みが続くということがあります。 ・歯茎や頬の粘膜にぶつかって、口内炎ができ、痛みが生じます。 ・頬の側に向かって生えてくると、下顎の骨のでっぱり(筋突起)にぶつかってしまい、痛みます。 ・対合する歯とうまくかみ合わない場合、下顎の動きが不自然になり、顎がガクガクしたり、口を開けるときに音が出たりして、痛みを感じます。 また顎関節症がひどくなると、身体全体にゆがみが生じ、肩や首、腰、膝にまで痛みが出ることがあります。 きちんと磨くことができず、虫歯になっている場合 ・親知らずが突き破った歯茎に汚れが溜まりやすく、口腔内の細菌に歯茎が感染して腫れるため、痛みが出ます。 ・歯と歯茎の間に歯周ポケットができ、汚れが溜まって炎症を起こす場合があります。 顎の中に入ってしまい、化膿して痛みだすこともあります。これが進むと喉の組織にまで広がり、喉の中が発赤し、何か飲み込んだだけでも痛くなることもあります。 ・親知らずの手前の歯に虫歯ができてしまい、炎症が起きて痛みが出ます。 ・親知らずの周囲の歯茎が炎症を起こして、痛みがでます。 ・親知らずの隙間に食べかすが挟まり、歯茎が押されて挟まったまま押し込まれ、圧迫されて痛みが発生します。 あくまでも受診が前提です。 以下では歯科医にかかるまで、自分でできる対策を挙げておきましょう。 ブラッシングをする…
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歯科検診で虫歯 を防ごう!

歯科検診で虫歯 や歯周病を早く見つければ、歯を残せる可能性が高くなります。6月4日は虫歯の日です。日本歯科医師会は国民の健康増進に寄与するため、6月4~10日を「歯と口の健康週間」と定め、歯と口の健康に関する正しい知識を啓発し、歯科疾患を予防する習慣づくりに取り組んでいます。私たちにとっても、口腔ケアを見直すよい機会になるでしょう。 歯科検診で虫歯 や歯周病の早期発見を 健康意識の高まりと歯科医療の進歩によって、日本人の口腔環境は年々向上しています。これをさらに進めるにあたり、厚生労働省は「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」をまとめ、平成34年度に向けた具体的な目標を掲げました。その中には虫歯、歯周病、歯の喪失等の防止に関する目標のほか、定期的な歯科検診に関する目標も含まれています。 過去1年間に歯科検診を受診した人の割合は、平成21年の時点で%(20歳以上)でした。これを平成34年度までに65%まで引き上げることが目標とされています。定期的な検診が大切な理由としては、「成人期の歯周病予防に有効なものであり、その結果として中高年期の歯の早期喪失も抑制できることが期待される」「20歳代からの歯科検診の受診は、成人期以降の口腔管理の基盤的行動である」ことが挙げられています。定期的な歯科検診を習慣づければ、歯科医師から正しいセルフケアを学ぶことができます。また、歯科医院では、自分では行えない検査やケアを受けることもできます。 毎日のセルフケア セルフケアの基本は毎日の歯みがきです。虫歯や歯周病の原因になるプラーク(歯垢)を丁寧に取り除きましょう。軽度の歯周病であれば、根気よくブラッシングするだけで改善する場合もあります。歯みがきだけでは落としにくい、歯と歯の間のプラークにはデンタルフロスを使います。虫歯の進行を抑えるものとして期待されているのが、フッ素配合ハミガキです。フッ素には、歯の表面のエナメル質を修復(再石灰化)するとともに、酸がつくられるのを抑制して歯を溶けにくくする働きがあります。 プロフェッショナルケアとは? 歯科医院では、まず口腔内診査で歯や歯ぐきの状態をプロの目で確認し、虫歯や歯周病が見つかれば適切に治療を進めます。 歯石の除去は代表的なプロフェッショナルケアといえます。歯石の表面はざらざらしており、プラークが付きやすくなっています。ところが、歯石を歯みがきで取り除くことはできません。そこで、歯科衛生士がスケーラーという機械を用いて歯石を取り除くのです。歯科用高圧蒸気滅菌器 これをスケーリングといいます。 また、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯石の除去だけでなく、お口の中全体をきれいにし、フッ素入り研磨ペーストで歯の表面を磨いてつるつるにします。こちらは、疾患の治療と直接関係のないクリーニングになるので保健診療ではなく、患者が全額負担する自費診療になります。PMTCを終えたつるつるの歯はプラークが付きにくく、たとえ付いても落としやすいので、セルフケアの向上も期待できます。 口腔ケアの基本は毎日自分で行うセルフケアです。これに加え、定期的な歯科検診を習慣にし、プロの力をかりたプロフェッショナルケアを上手に取り入れるのが理想的といえるでしょう。
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神経質になりすぎないで!おしゃぶりと歯並びの関係と注意点

おしゃぶりを長く続けていると「出っ歯になる」「歯並びが悪くなる」と聞いて不安に思う方も多いのではないでしょうか。 おしゃぶりや指しゃぶりは赤ちゃんにとって、ごく自然な行動ですのであまり神経質になりすぎる必要はありません。 そこで今回は、おしゃぶりが歯並びに与える影響と使用の注意点について説明しますので、ぜひ参考にしてください。 1.おしゃぶりが歯並びに与える影響 おしゃぶりは使い方によっては、歯並びや口腔内に悪い影響を与えてしまう可能性があります。歯並びに与える影響としては、3つの症状があげられます。 1-1.上顎前突 おしゃぶりを吸い続けることで、上の前歯が突き出るケースがあります。 1-2.開咬 1-3.交叉咬合 2.やめれば歯並びは改善されるのか おしゃぶりを止めれば噛み合わせの異常は改善しやすいと言われています。 あくまで可能性であり、確実に改善される保証はありませんが、赤ちゃんがおしゃぶりを加えた際に、吸い口の根本は歯や上顎に当たり、おしゃぶりを吸っているときは、舌を下から上に動かしていて、その動きはおしゃぶりを前へ押し出すように力が加わっています。 その力が歯並びに悪影響を与えるので、おしゃぶりを止めれば噛み合わせの異常は改善しやすいと言われています。 3.おしゃぶりのメリットデメリット 使用することで赤ちゃんが安心する、簡単に泣き止んだり静かになる、寝つきが良くなるなど精神的に安定させることができます。歯科矯正器具 外出先で赤ちゃんがぐずり始めたとき、母乳やミルクを与えられない状況でもとりあえずおしゃぶりを与えることで落ち着かせられることは親の育児のストレスも軽減するでしょう。乳幼児の突然死のリスク軽減効果や、「顎・歯の成長を促して、鼻での呼吸を促す」など肯定的な意見もあります。しかし、これらのことははっきりした医学的な根拠はありません。 4.おしゃぶりを使用する時の注意点 おしゃぶりをやめさせようと急に取り上げると精神的に不安定な状態になりやすく、指しゃぶりに移行することが考えられます。 指しゃぶりについては取り上げる方法がないので、最初のうちは様子を見ながら自然に止めるのを待ちましょう。他のおもちゃで遊ばせながら、おしゃぶりに触れる期間を少しずつ短くしていきましょう。 成長の過程にあわせてあげましょう。子供は成長するにつれて色々なことができるようになりますから、自然に興味・関心もおしゃぶりや指しゃぶりから離れていくものです。 まとめ 基本的には『おしゃぶりは使わない!』が理想です。 しかし赤ちゃんはもともと胎児期には母体内で指しゃぶりしているので、乳児の指しゃぶりは自然の行為であると考えられます。 それに代わるおしゃぶり行為は、おしゃぶりの特性をよく理解し、正しく使い、適切な時期に卒業することで、親子のふれあいをサポートする便利なアイテムの一つになることでしょう。 おしゃぶりを使用している間も声をかけたり一緒に遊んだり、子供とのふれあいを大切にしま
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気づかないうちに臭ってる?すぐにできる口臭チェックと予防法

寝起きや空腹の時など、自分の口臭は大丈夫か心配になる方も多いのではないでしょうか。 自分ではあまり気づかなくても、周りの人に不快な思いをさせていることがあるかもしれませんよね。 口臭が発生する原因は人それぞれ違います。体調の変化や、仕事や生活の環境が変わったことで起こる体の変化と同じように、お口の中にも変化が現れることもあります。 そして、口臭の治し方も原因に合わせて異なります。 口臭を確実に治すためには、まず原因を特定することが何より重要です。そこで今回は、口臭チェックの方法と対処法についてまとめてみます。ぜひ参考にしてみてください。 1.自分で出来る口臭チェック方法 なんとなく口臭が気になる時にはお口に手を当てて呼気を確認します。「ハァーッ」と呼気を吹き出します。 少しにおいを感じても持続したにおいでなければ、人にわかるほどの口臭ではありません。 口臭の原因の中に、お口の中の細菌があげられることがあります。 その場合、自分の体温と同じ温度にした唾液のにおいを嗅いで口臭をチェックします。 2.口臭の原因 口臭には大きくわけて3つのタイプがあります。 誰にでもある生理的な口臭、食べ物などの嗜好品いよる口臭、治療の対象となる病的な口臭です。 3.自分で出来る口臭を予防する方法 3-1.水分をこまめに取る 3-2.舌磨きの習慣をつける 3-3.正しい歯磨き習慣を身につける 3-4.フロスや歯間ブラシを使用する 3-5.唾液腺マッサージ 唾液分泌を高めるマッサージ 唾液の成分を効果的に発揮するには、唾液がたくさん出る環境を作ることです。 4.歯医者で口臭予防する方法 4-1.歯石除去 4-2.舌磨き 4-3.ガムマッサージ まとめ 自宅でできる口臭チェックと予防方法をいくつか紹介しました。 自分でできる予防で口臭が軽減することもありますが、しばらく定期検診に行かれていない方は、歯石がついているかもしれません。光重合器
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歯科金属アレルギーの原因になる金属と代替素材を徹底解説

金属アレルギーがある方は、歯の治療で使われる金属にも不安を抱えているのではないでしょうか。多くの歯科医院で初診時の問診票で金属アレルギーの有無を確認していますが、アクセサリーなどで少しでもアレルギー症状が出た経験がある方は、必ず担当の歯科医師に伝えてください。今回は歯科治療で考えられる金属と代替素材について解説しますので、不安なく治療を受けるための参考にしてください。 アレルゲンは体にとっては異物なので、体を守ろうとするために過剰な反応をする。これが金属アレルギーです。歯科での金属アレルギーは年々増えているとも言われています。 歯科の金属では、口腔内に症状がでる場合は、局所性のアレルギーで、口の粘膜がただれたり、舌に苔のような白い汚れがついたり、舌がまだら模様になるといった症状がでてきます。 1 詰め物・かぶせもの(銀歯・クラウン・インレー) 一般的には、ニッケル、コバルト、クロム、スズ、チタンなどがあり、多くはその2種類以上の金属を混ぜ合わせた「合金」が使われています。 2 差し歯(コア) 歯の神経を取る、大きな虫歯になった時、歯の真ん中にある神経を取り除く治療がされます(根管治療)。 その時に、空洞になった真ん中に、差し歯をいれて、歯の補強を行っています。その時、歯の補強のために入れる差し歯の材料が金属を使用しています。 3 インプラント インプラントには「チタン」という金属を使用しますが、チタンは「アレルゲン」に変質しにくいため金属アレルギーを引き起こしにくいともいわれています。 チタンは強度も安全性もあり、航空機用にも医療機器にも幅広く使われている地球上に存在する元素のひとつです。 4 ブリッジ ブリッジも基本的には、銀歯、クラウン、インレーと同様です。 ただし、ブリッジの場合は3本分の歯を金属のかぶせもので代用することになりますので、他の治療と比べて、お口の中に金属が入っている割合は高くなります。 5 歯列矯正 矯正治療の装置にも金属は使用されています。 かぶせものと同様に、ニッケル、コバルト、クロム、チタンなどがあり、多くはその2種類以上の金属を混ぜ合わせた「合金」が使われています。 アレルギー症状のある方や見た目を気にされる方のために、白いセラミックを使用した矯正治療が主流となっています。 6 入れ歯 歯の詰め物以外にも入れ歯に金属は使われています。たとえば、部分入れ歯のバネの部分や、上顎全体に金属を使うタイプの入れ歯もあります。 パッチテストを実施し、アレルゲンが歯科材料からでていることが判明したら、その原因となった金属を除去します。 そして、アレルゲンフリーの材料のオールセラミック スへ交換治療を行います。 多くの歯科医院で、問診票で金属アレルギーがあるかどうかお伺いしております。アクセサリーなどでアレルギー症状が少しでもでた経験のある方は、治療の前に必ず歯科医師に申し出ましょう。…
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