お口の中を常にきれいに保つには?
お口の中を常にきれいな状態に保つことは、虫歯や歯周病、口臭の予防にもなりますので、お口のアンチエイジングのためには、大切なポイントです。「お口の中をきれいに保つ」ためにすることといえば、真っ先に思い浮かぶのは歯磨きではないでしょうか?でも、だからと言って、1日に何度も歯磨きをするわけにもいきませんよね。

そこで、食事や間食時に食べることで、歯やお口の中をきれいにしてくれる代表的な食べものをご紹介します。

歯の汚れが落ちる食べもの
「歯をきれいにする食べ物」といっても、食べると歯の汚れを物理的に落としてくれる食べ物と、食べ物に含まれている成分で歯をきれいにする効果がある食べ物に大きく分かれます。

まず、食べると歯に付いた食べかすや歯垢、汚れなどを落としてくれる食べ物は、繊維質を多く含んだ食品です。具体的には、ごぼう、セロリ、切り干し大根、するめ、ひじき、きくらげなどがあげられます。

これらの食品は、お口の中で長い時間噛んで食べる必要がありますが、噛めば噛むほど、繊維質がお口の中にある食べかすや歯垢などの汚れを取り除いてくれますので、知らず知らずのうちに歯を掃除しているような効果が期待できるのです。

また、繊維質の食べ物を長い時間噛むと、その刺激によって唾液の分泌が促進され、お口の中が唾液で殺菌されます。さらに、食事中に酸性になっていたお口の中を中性に戻して虫歯の発生を抑えたりと、唾液の成分で食べ物の消化吸収をよりよくする効果もあります。食物繊維は、便秘を防いで体内の有害物質を体外に排出する効果もあるので、お口の中に限らず、全身をきれいに保つのにも効果的です。

歯の色素や黄ばみを抑える食べもの
食品の中に含まれるリンゴ酸という成分は、歯の色素沈着や黄ばみを抑える効果が期待できます。リンゴ酸が含まれている食品は、リンゴはもちろんですが、梨、なつめ、梅、トマトなど、多くの果物や野菜があげられます。ただし、リンゴ酸には、ビタミンCを破壊してしまう力も知られていますので、歯の黄ばみを解消したいからと、これらの食品を食べすぎるのはよくありません。ウォーターピック

歯の汚れを分解してくれる食べもの
歯の汚れや歯垢はタンパク質が主成分ですが、そのタンパク質を分解して、歯に付着した汚れや歯垢を落としてくれる「パパイン酸」と呼ばれる成分があります。パパイン酸が含まれる食品は、文字通りパパイヤですが、その他にも、キウイやパイナップルにも含まれています。

パパイヤには、歯の汚れを落とす効果に加えて美白効果もあるといわれているので、全身のアンチエイジングにも効果的かと思います。ただ、熟したパパイヤにはパパイン酸が少ないので、効果を期待するなら、あまり熟していないパパイヤを食べた方がよいでしょう。