キシリトール配合虫歯予防ガムって本当に効果あるの?
虫歯を予防できるとしてキシリトール配合のガムが数多く売られていますが、本当にうたわれている効果はあるのでしょうか? 専門家に聞いてみました。
<キシリトールとは?>
キシリトールは野菜や果物から得られる自然甘味料。数ある甘味料の中でも特に歯にやさしいとして知られています。多くのカロリーフリーの甘味量とは異なり、キシリトールはカロリーがありますが、普通の白砂糖と比べるとそのカロリー量は約40%と少ないです。
<虫歯予防の効果は?>
過去のいくつもの研究でも、キシリトールの虫歯予防効果は科学的に実証されています。興味深いことは、同じスプーンを使って食事したり、キスなどから親の持つ虫歯菌が子供に移ってしまうのですが、親がキシリトールガムを日常的に噛んでいると、子供が虫歯になるリスクまで減少するということ。(超音波クリーナー)
<キリシトールによる虫歯予防の仕組み>
虫歯菌であるミュータンス菌は、糖類を餌として増殖していくが、キシリトールはこの餌とならないためミュータンス菌は死に絶えてしまう。
餌がないミュータンス菌は、歯を溶かす酸を作り出さない。ガムを噛むことによりだ液の量が増える。だ液には酸をなくす治癒力がある上、口中のバクテリアを洗い流す洗浄効果もある。
<市販キリシトールガムの落とし穴>
キシリトール自体は非常に虫歯予防効果が高いもの。しかし、重要なのは、このキシリトールの含有率。キシリトール自体は高価なためメーカーでは含有量を減らしたいと考え、少量でも入っていれば「キシリトール配合」と謳えるのでマーケティング上都合が良いのです。
ガムに含まれるキシリトール含有量が90%以上でなければ、本来の虫歯予防効果は十分発揮できないと言われています。市販のガムではだいたい70から30%が主流のようです。ちなみに、歯科医専売品は100%です。(高圧蒸気滅菌器)
ただ、キシリトールをいくら噛んでも、できてしまった虫歯は治りませんので歯医者さんへ行きましょう!