若い世代に歯周病増加!ケアは歯磨き一つで決まる!
最近、若い世代に急増している歯周病。CMなどのメディアでもよく耳にする言葉になりつつあります。自分は関係ないと思っていると気が付いた時には歯槽膿漏に近づいているかも!?
今回は歯科助手をされている長島真衣さん(maiiinの のほほんDiary)に歯周病になりにくいデンタルケアについてもお伺いしてきました。
あなたも歯周病かも?歯周病の症状って?
虫歯は目に見えて分かったり歯が痛んで実感したりと気が付きやすいですが、歯周病は普段生活しているうえで、なかなか自分では気が付かない方も多いのが実態。
歯周病とは、歯の周りにある歯周組織が歯周病菌に感染することで、歯茎(歯肉)が腫れたり、歯茎から出血したり、最終的には歯が抜けてしまう病気の事を言います。超音波クリーナー
歯周病菌は、主にプラーク(歯垢)に含まれています。歯周病は、自覚症状がないのですが、初期の段階では歯を磨く時に血がでるようになったり、歯茎に違和感を覚えたり、歯茎を触るとぶよぶよしていたり、赤紫色になったりするようになります。この段階では、見た目では誰もが歯周病だと気づきません。
更に進行すると歯がグラグラしてくるのですが、この段階では手遅れになっていることも多いです。
歯周病が体に及ぼす悪影響とは
歯周病は、歯だけでなく、体にまでさまざまな影響をもたらします。
・妊娠中の方は早産・未熟児出産の原因のひとつにもなる。
・口臭が強くなる。
・口の中がネバネバしてくる。
・歯槽膿漏の原因になる。
・糖尿病を悪化させる可能性がある。
参照:山陽新聞 妊婦の歯周病が胎児に影響
参照:e-ヘルスネット 歯周病と全身の状態 糖尿病と歯周病
自宅で誰にでもできる歯周病ケア
歯科助手の長島さんは歯が白くてとてもキレイ。毎日のお手入れの良さが伺えます。長島さんのようなトラブル知らずのキレイな歯を常に維持するためには、何が必要なのでしょうか。
それは、「歯ブラシと磨き方」。皆さんは普段、歯ブラシは何本使っていますか?歯ブラシにもいろいろな種類がありますね。大きいものから小さいもの、固いものから柔らかいもの、そして最近は糸ようじだけでなく歯間ブラシも注目を寄せています。
奥歯や前歯などで歯ブラシを使い分けしたり、歯間ブラシを使ったりすることが磨き残しをなくすコツ!そして、歯ブラシを取り替える目安としては一か月に一本なのだそう。
歯茎の境目、歯と歯の間に残った汚れが、歯周病の原因に。このためにも歯磨きをするという行為ではなく、歯と歯茎の境目に歯ブラシの毛を入れて磨くこと、同じく境目をマッサージするように磨くこと、虫歯になりやすい歯と歯の間といった部分部分を意識して磨くようにすることが大切だと指導していただきました。
歯周病は、歯磨き一つで予防・改善できるもの。すでに歯周病の方でも、歯周ポケットの深さは日々の歯磨きで改善されていきます。虫歯の有無に関わらず歯医者さんの定期健診で歯周ポケットを調べてもらうのも良いでしょう。
歯の健康だけでなく体の健康にも影響する歯。皆さんもまずは本日から自身の歯磨きをもう一度見直してみましょう。