歯医者さんと恋に落ちているわけでもないなら、歯医者に行くことが大好きだという人はめったにいないでしょう。でもそんな歯医者さんがますます恐ろしくなってしまうような新事実が明らかになってしまいました。
オーストラリアとニュージーランドの歯科学会の研究によると、歯医者さんが虫歯を削るとき、肉眼で見ると実際よりも大きく見えるので、必要以上に大きく削ってしまうというのです。
実験では8人の歯医者さんに21の虫歯のサンプルを削ってもらいましたが、驚くべきことに8人すべての歯医者さんが実際に必要な大きさよりも大きく削ったそうです。
オソロシイ・・・・・。
どうしてそのような現象が起きてしまうのでしょうか。虫歯が歯に囲まれていることが原因だそうです。(そりゃ当たり前の話なのですが)虫歯がでこぼこな歯に囲まれていると、目の錯覚が起きて、虫歯の穴が大きく見えてしまうのです。
歯医者さんは無意識のうちに虫歯の大きさを判断しているため、今まで数えきれない程の歯医者さんが必要以上に歯を削ってしまっていたことになります。(タービンハンドピース)
歯科学会は今後は目で見て虫歯の大きさを判断するよりも、特殊な機会を使って正しい穴の大きさをきちんと測ることの大切さを述べています。
歯医者さんの目さえも欺いてしまう虫歯って、本当に憎いヤツです。
さてこの研究結果は、オーストラリアとニュージーランドのものなのですが、当然日本の歯科学会にも研究結果は届いているはず。
日本の学会の反応がどうであったのか明らかになっていませんが、できれば日本の歯医者さんが必要以上に虫歯を削っているなんていうことがないといいですね。
歯医者さんが苦手な人はますます怖くなっちゃうようなニュースですが、虫歯を放っておくと今以上にヒドいことになるので、早めに歯医者さん、行きましょうね。(光重合器)