『歯磨撫子(はみがきなでしこ)重曹つるつるハミガキ』万能成分・重曹で果てしなく安全に白い歯に!
ニコッと笑顔、でもチラリとのぞく歯が黄ばんでいては台無し。ということでコスメ系アイデア商品を多数販売している株式会社石澤研究所(東京都渋谷区)から『歯磨撫子(はみがきなでしこ)重曹つるつるハミガキ』(140g・希望小売価格 税抜1200円・2015年5月3日東急ハンズ、ロフトにて先行発売)が登場。掃除用のマジカルパウダーとしてすっかり定着した感のある重曹(じゅうそう)を主成分に、歯の黄ばみを除去してくれる製品だそう。
近年は掃除に使う万能成分としてクエン酸とともに脚光を浴びた重曹。正式名称は炭酸水素ナトリウム及び重炭酸ソーダで、塩と石灰から作られる弱アルカリ性物質。洗剤としては茶渋が落ちたり、油汚れや焦げ落としなど幅広く使われている。流行の一因となったのは、その安全性の高さ。水質も汚染しない上に、そもそも食品添加物として用いられていたところからその安全ぶりは群を抜く。食品として使われる場合はベーキングパウダーという名前で販売され、ふくらし粉の役割。時には胃薬としても用いられ、こんにゃくの凝固剤としても活躍している成分なので、口に入れるのにためらいはない。
歯の黄ばみを取る、その仕組みは重曹が持つタンパク質を分解する効果と重曹粒によるスクラブ効果。これによってこびりついたお茶やコーヒーによるステイン及びタバコのヤニなどが除去できるという。
それでは実際に使ってみよう。見た目は何の変哲もない歯磨き粉。赤いのはパッケージで、実際に使う際には取り外せて、以下のようにシンプルなデザインになる。
歯ブラシに乗せて口の中に入れると、程よく爽やかだが過剰ではないペパーミントの香りがする。天然精油を使用しているということで刺激は少ない。市販の歯磨き粉、時に痛いほどミントの強いものもあって閉口してしまうことがあるが、これは違う。穏やか。
そして次に感じるのがこれまた程よいしょっぱさ。天然塩を使用しているけれど、かつて細川たかしがCMで絶唱していたような「しょっぱい!」感はなく、程よい塩気。
そしてブラッシングしていて感じるのは泡立ちが少なめなところ。これはポイントが高い。ともすると泡立ちが良すぎて、口の端からだらだら流れ落ちてしまうくらい泡立つものがあるが、それはブラッシングにはむしろ悪影響を与えるもの。見た目が悪いだけでなく、あまりの泡立ちにブラッシングもそこそこに吐き出してしまいたくなるからだ。その点この『歯磨撫子(はみがきなでしこ)重曹つるつるハミガキ』は泡立ち控えめなので、じっくりとブラッシングすることが出来る。この特徴は実は電動歯ブラシにも適した特性。勢い良く泡立つタイプの歯磨き粉だと電動で爆発的に泡が増えて困りモノなのだが、実際に電動歯ブラシで試してみても程よい泡立ちで実に素晴らしい。ホワイトニング薬剤
そして商品としては重曹を前面にプッシュしているが、その正体は石けんシャンプーとともにナチュラル派御用達の石けんハミガキ。それも100%植物由来の石けんを元にしているので安心感は絶大。さらに合成界面活性剤・研磨剤・合成香料不使用というところもポイントが高い。
その違いが一番如実にわかるのは、歯磨き後の飲食。通常の歯磨き粉だとその後に飲食をすると変な違和感のある味になってしまうものだが、この『歯磨撫子(はみがきなでしこ)重曹つるつるハミガキ』にはそれがない。味覚にほとんど影響を与えないのだ。歯磨き後に飲食をすぐする機会はそう多くないが、地味に自然派歯磨きの良さを実感できるポイントだ。
それでいて歯の黄ばみが落ちるのだったら、こんな上手い話はないが、実際使用してみてその効果は確実にあったと思う。もちろん歯科医のホワイトニングのように、一度使ってすかさず真っ白という訳にはいかないが、確実に歯の表面はツルツルと輝きを増したし、黄ばみ自体も若干落ちたようだ。毎日使用すればそれなりの結果を残すことは可能だろう。
世の中にはステイン除去やスクラブ効果による黄ばみ除去を謳う歯磨き粉製品は数あるが、安全性ではこの『歯磨撫子(はみがきなでしこ)重曹つるつるハミガキ』が一歩も二歩もリードしているので、環境意識や健康意識の高い人間にとっては非常に価値があると思った。