はじめに

著者は27歳の女です。しょっちゅう口内炎は発症しますが、病院にかかる程酷くなったのは2年程前の25歳の時でした。

口内炎はとにかく痛いです。口の中なので体の他の部位よりは治りが早いですが、油断しているとまた同じ部分を傷つけてしまうのも難点です。

経験したことのある口内炎の症状

著者は摂食障害を患っており、食べないことが続いたり、食べたものを吐き出してしまうことがほとんど毎日続いています。

口内炎を発症したのは夕食を食べている時でした。熱いスープを飲んだ後、上顎の奥に水膨れができたような違和感がありました。鏡を見てみると3つ、豆粒大の大きな血豆のようなものができていました。息をするのも辛いくらいで、唾を飲み込むたびに刃物でえぐられているような鈍い痛みを感じました。歯科 口腔内カメラ

摂食障害は心の病です。食べた物を大量に食べて自発的に吐き出してしまう過食症、食べ物を全く食べないか低カロリーのものしか食べられなくなる拒食症に大別されます。どちらも過去・現在・未来に対する不安から発症することが多く、食べ物に対する不安が形となって表れるのが特徴です。
医師の診断とその後の症状

あまりに痛かったので、翌日すぐに耳鼻咽喉科に行きました。特別な検査はありませんでしたが医師に口の奥を診てもらい、以下のように診断されました。

基本的にはできることはない
血豆をどうにか取ろうにも、動脈が通っている部分なので切除なんてもっての他だ
摂食障害ということならとりあえず吐いたりするとますます酷くなるので、頑張って食べること
ということでした。

医師によっては専門外の病気に関して「頑張れ」と一言で済まされてしまうことがありますが、心の病を併発している場合はかかりつけ医に診て貰った方が良いです。
その後は摂食障害の治療で通っている大学病院の心療内科で診て貰い、内服薬のトランサミンカプセルという薬を処方して貰いました。

自分で何種類か市販のスプレータイプの口内炎の薬も買いましたが、どれも口に残るような味が気になって具合が悪くなってしまったので使わず終いになってしまいました。

基本的には大学病院で処方されたトランサミンカプセルだけを飲んで、患部をいじらないようにしました。また、なるべく睡眠をしっかりと取るようにしました。

トランサミンカプセルは患部の炎症を鎮める薬です。口内炎専用の薬ではありません。

おわりに

口内炎になった時は早く治したいと思うあまり、患部をいじってしまうものです。しかし著者の経験から言うと、患部の皮を剥がしたりすると何もしない時よりも治りが遅い気がします。

口内炎に関してはいじらないのが一番の治療かもしれません。