残念なことに、抜かなければならない歯
残念ながら抜くことに成る歯は、このような歯です。(抜歯決定の基準)
C4
C4は、虫歯により歯のほとんどが無くなってしまっただけでなく、歯の根っこまで虫歯に犯されてしまったものを言います。こうなると、歯を残すことは不可能なので残念ながら抜いてしまうしかありません。
P4
歯を支えている骨がほとんど無く、そのため歯は前後左右更に上下にも動いてしまうような状況で、痛くて噛むことが出来ません。( ほとんど歯ぐきの皮1枚でつなっがているような状態です。)もう、歯を治療して(抜かずに)残す、ということは不可能です。残念ですが、出来るだけ早期に歯を抜いて、入れ歯やその他の方法で噛めるようにするしか有りません。
虫歯がひどい
少々ひどい虫歯でも、残して治療することは出来ますが、虫歯が根っこにまで広がっていたら要注意!そうならないよう、早めに治療始めましょう。
歯周病がひどい
歯周病のために、歯が前後左右おまけに上下に揺れ始めたらおしまいです。だからといって、確かめるつもりで、指で乱暴に揺すったりしないで下さい。気になる方は、歯医者に今すぐGO!(超音波スケーラー 家庭用)
根っこが真っ二つに割れてしまった
割れ方にもよるのですが、根っこが真っ二つに割れてしまった場合は、恐らく噛むたびに痛みが走りますし、その前に痛くて噛めないことがほとんどです。残念ですが1日でも早くおいしくご飯を召し上がって頂くために、例え虫歯にかかっていなくとも、抜いてしまうことに成ります。
根っこの先に、大きな病巣の有る歯
根っこの先に病巣がある場合、根っこの中を、もう一度きれいに消毒してから再びかぶせものを被せてかめるようにします。でも、病気の発見が遅れると病巣が大きく成りすぎ、消毒しても治らなくなります。この様なときは、残念ですが歯を抜くことに成ります。
親知らずの辺りの歯ぐきが腫れた
親知らずは、歯を移植するとき必要に成ったりしますから、最近は抜かずに置くことも増えてきています。でも、生え方が中途半端でしかも痛みの原因になっている時は、抜いてしまった方が楽になっていただけるのでそうさせて頂きます。(ひとたび腫れが退いても必ず繰り返し腫れて痛みます。)
矯正治療の必要性から
歯並びをきれいにするためとは言え虫歯の無いきれいな歯を抜くことには、やはりためらいを感じるものです。でもその歯がある限り歯並びは乱れ、ほかの歯を虫歯の危険にさらしてしまうのですから、残念ですが仕方が無いですね。せめて痛くないように、すぐ終わるように、そして早く治るように努力させて頂きます(ハンドピース)。