期待される新たな治療法

近年では、抜歯した歯(親知らずなど)を凍結保存しておき、歯科治療時の歯冠修復に使うという研究が進んでいるようです。現在までに色々なメーカーから素晴らしい歯科材料が開発されてきましたが、やはり『天然歯』の強度・機能性・審美性などの素晴らしさには敵いませんもんね。

この治療というのは、親知らずの治療や歯列矯正で抜歯鉗子抜いた歯を保存しておき、別の歯を虫歯や事故などによって失った場合に移植するという方法です。
親知らずの治療や歯列矯正で抜歯した際に、抜歯した直後に特殊な処理をして歯根膜を維持し、移植した後も噛み応えが高い確率で得られるようです。しかし一部では問題がある場合があるようです。
他の抜歯した歯の利用法としては、虫歯の治療で削った部分の型を取った後、保存していた歯がこれに合うように、まずはコンピューターで形成します。それを滅菌した後、歯科用接着剤で固定します。ちょっとこの治療方法は、個人的にはどうかなと思いますけど・・・わざわざ天然歯を使わなくても良いんじゃないかな?
これまでに5本の歯の治療が行われていて、既に治療後2年以上経過した歯も、歯や歯肉に問題はなく良好な状態のようです。
現在の法律では、修復には自分の歯しか使えないけれど、他人の歯を用いる研究についても進めているようです。
僕は他人の歯は嫌ですね(汗)