Archives for May, 2016 - Page 5

虫歯を放置していると命にかかわるかも! 歯科医院でおこなう根管治療

歯が少し痛くても、子育てや仕事に忙しくて歯科医院に行く時間がない。そんなママたちも多いのではないでしょうか。虫歯を放置しておくと、どんどん悪化して死に至ることも。最悪の事態を未然に防ぐために、歯科医院でおこなう、虫歯を根本から治療する根管治療について紹介します。 放置した虫歯が大変なことに 虫歯は何も治療しなければ歯の深部まで進行し、歯髄(しずい)という神経に到達します。こうなると鎮静剤も効かず、歩くだけで鈍痛を感じるなど、日常生活に支障が出るほどの痛みに苦しむことになるのです。 さらに虫歯が進行すると歯髄が腐って死に、歯茎が腫れて白いできものができます。これは歯根嚢胞(しこんのうほう)という、歯の根っこの先にできる膿の袋です。歯茎だけでなく首や顔全体が腫れあがって、激しい痛みのため食事や睡眠がとれなくなることがあります。蜂窩織炎(ほうかしきえん)という命にかかわる病気になることもあるので、たかが虫歯と思っては危険です。 歯科医院で、根本的に虫歯を治療 歯科医院では、歯髄に達した虫歯や、細菌に感染して腫れた歯の治療をおこなっています。これを根管治療(こんかんちりょう)といいます。根管とは、歯の根っこにある管のことです。この治療によって炎症の原因をすべて取り除き、全身に影響が出るのを防ぎます。虫歯になった歯の寿命を守ることも可能です。 根管治療の方法とは? 麻酔をして虫歯になった歯を削って、細菌によって変質、腐った歯髄や血管を、やすりのような道具で削りながら取り除きます。侵された組織が少しでも残っていると、何度も炎症が再発してしまいます。すべてを除去するために、熟練した医師の技術とマイクロスコープなどの精密機器が医院にあることが望ましいです。 除去作業が終わったら洗浄をします。歯の空いた穴に隙間なく薬剤を詰めて、医療用の金属などでフタをして処置は終了。費用は治療法によりますが、1本1,500~3,000円ほどです。保険診療でできますが、無菌室を作るためのラバーダムという道具やマイクロスコープなどの精密機器の使用料は、保険の適用外で自費となります。 歯に激しい痛みを感じたら、近所に根管治療に力を入れている歯科医院があるか調べてみましょう。ただし、根管治療が必要になる前に虫歯の治療を受けるのがベストです。 虫歯で命を落とすことにならないように、歯に痛みを感じたら早めに歯医者に行くように時間をつくりましょう。
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どこまで許せる?予約制でも待たせる歯医者

朝起きたら、何だか歯が急に痛くなってきた……。慌てて近くの病院に電話すると「残念ですが今日は予約で一杯です。」なんて経験ありませんか? 一般の病院は、予約しなくても診察するのに、歯科医院はなぜ予約しないといけないの? そんな疑問にガイドがお答えします。 歯科の診療体系 歯科医院が予約制を多く採用している最も大きな理由は、歯の治療の多くが、診療=診断ではなく、診療=診断+処置を必要とするため、一人一人の診療に多くの時間が必要になるためです。歯科医療機器 一般的には、1回の診療に概ね15分から1時間程度の時間がかかることが多いようです。 予約なのに待たされる病院の仕組み 最近ではインターネットや携帯電話で、予約を簡単に取ることも出来るようになってきましたが、それでも電話での予約がまだ一般的です。 予約したのに待たされるといったこことがどうして起きていくのか? その最も一般的なケースを見ていきましょう。 1ヶ月~1週間前 初めは、それまでの診療を受けている人が、次回の予約を決めていきます。次回の診療内容に応じて、必要な時間があらかじめ決められるので、この時点で比較的正確なスケジュールが組まれます。 3日前~前日 僅かに残るゆとりを残して、ここからさらに初診予約(新規の来院予約)、予約のキャンセルや時間の変更が多くなります。これらの変更が増えていくほど、少しづつ無理が重なりスケジュールがタイトになっていきます。 当日 予約だけですでに1日のスケジュールがギチギチで綱渡りのようなの状態になります。急患を受け入れれば、その分予約をした人が待つことになります。そのため予約した人を優先することが多くなり、急患として来院しても、1時間以上待たされてしまうケースが出てきます。さらに急患が2人3人となると数時間以上待つ可能性が出るため、時として急患のキャンセルが起こってくるのです。 実際には,病院側も対策として、予約した人を待たせることなく、急患などにも対応できる時間的にゆとりのある予約設定にしているケースがほとんどです。医療という病院の持つ役割を考えれば当然のことです。 急患にならないために…… にわかに信じがたいことですが、海外では、歯の急患を受け入れるどころか、ドクターがバカンスの長期休暇を取ってしまうという話があります。 実は歯は急に痛くなるのではなく、本当は痛くなったり治まったりを繰り返したり、何らかの違和感や歯に穴が開くなどの自覚症状が必ずあるはずで、それを放置しておいたのは、病院の責任ではないというのです。 歯は痛くなってから慌てて病院に連絡するのではなく、悪い部分があれば定期的な健診で治すもの。前もって休暇を取る期日さえ指定しておけば、何の問題も起こらないといわれます。 ここまで自己管理を求められるのも大変ですが、病院で1時間以上も待たされて「私は急患なのに、どうして……?」とならないためにも、日ごろから歯の状態に気を配っておくことをオススメします。
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差し歯治療はもう古い!今主流のクラウン治療

「差し歯」治療って? 耳にすることの多い、「差し歯」という歯科治療。実は「差し歯」は正式名称ではなく、しかも今はほとんど採用されない治療方法です。差し歯の正式名称は”歯冠継続歯”(しかんけいぞくし)。歯の根っこに差し込むようにして人工の歯をセットする治療法だったため、「差し歯」という名前が広く知られるようになったと言われています。 「差し歯」の治療法 差し歯の治療法は、歯の神経を取り除いたところに、人工の歯に支柱のような芯を立てて差し込むようにセットします。人工の歯と支柱はセットになっており、特殊な接着剤を使用して歯のあるべき部分にセットします。一般的に前歯の治療に採用される治療方法で、保険適用の治療としても広く採用されていました。 多くの方に広まった差し歯ですが、デメリットもあります。人工の歯と支柱が一体となったものをセットするために繊細な施術がしにくく、取れてしまうケースも多くありました。またセットしたあとにすき間が出来て虫歯になったり、人工の歯などに使用された素材の経年劣化による変色・変形などにお悩みのケースも多く見受けられます。それでは、現在はどのような治療法で前歯をキレイにするのでしょうか? 「差し歯」治療はもう古い!今の主流はクラウンによる「かぶせ物」治療 差し歯に替わって現在広く採用されている治療法は、クラウンと呼ばれる人工の歯をかぶせるようにセットする、いわゆる「かぶせ物」治療です。クラウンによる治療法は、神経を取り除いた部分にまず「土台」を立て、その上にクラウンをかぶせる、二段構造によるものです。(土台を立てる前には神経の跡をキレイに消毒・ケアします。)セットするパーツが増えたことで、より精密で繊細な治療を行うことが出来るようになりました。またセットした際の安定度が抜群に良くなり、取れてしまうケースも少なくなりました。 現在主流のクラウンによる治療の場合、「土台」の素材と「クラウン(かぶせ物)」の素材を選択出来ます。希望する仕上がりや治療後の美しさの保ち、金額などを知って選択されることをオススメします。 一般的に、金属やプラスチックを含んでいる素材は治療後数年経つと、少しずつ変色や黒ずみを起こしてしまいます。これは土台やクラウンに含まれている金属の成分が流出してしまったり、プラスチックが水を含んで変色してしまうことなどが原因です。また特に金属を含むタイプの場合、仕上がりの透明感に差が出てきます。金属は光を通さないので、歯本来の白い透明感を表現したい場合には、金属を含んでいるタイプはオススメ出来ません。 キレイに治したいなら審美歯科へ 今では歯科クリニックで「差し歯にしてください」と希望を伝えれば、ほとんどのクリニックでクラウンによるかぶせ物の治療を行います。ですが、保険適用の治療をメインに行っているクリニックでは、保険適用になるクラウンを選択することが一般的です。保険適用のクラウンは費用が安く、お手頃なものが多いですが、どのタイプも金属やプラスチックを含んでいます。治療後数年にわたって白く明るい口元をキープしたい、今の変色を治したいと希望される場合には、自費の治療を行っている「審美歯科」や「美容歯科」に相談されると良いと思います。 以前の差し歯治療の変色や歯ぐきの黒ずみで悩まれている方も、審美歯科や美容歯科では、きちんとキレイに治ります。もっともオススメする素材の組み合わせタイプは、土台はグラスファイバー製の白いポストコア、クラウンはオールセラミックのクラウンです。どちらも一切金属やプラスチックを含まないため、治療後の変色や変形、歯ぐきの黒ずみを引き起こしません。仕上がりも、自然の歯のような白さと明るさ、透明感を持っているので、隣りのご自身の歯と見分けが付かないほど自然に仕上がります。 また歯ぐきの黒ずみも、現在の差し歯をすべて取り除き、神経の跡をキレイに消毒して土台を立て直し、新しいクラウンをセットすることでキレイに治るケースがほとんどです。多くの方は治療が完了する前に、見違えるほど健康的なピンクの歯ぐきを取り戻します。電気的根管長測定器 まずは気になるクリニックで無料相談などを 現在の差し歯をキレイにしたいと考えている方には、ぜひ一度、クリニックでの無料相談を利用されることをオススメします。差し歯の変色などは放置しすぎると、虫歯や歯周病、口臭などの原因ともなってしまいます。無料のカウンセリングやメール相談を行ってくれるクリニックが増えていますので、信頼出来るクリニックを選びましょう。口元が明るくなると、お顔全体も明るく若々しい印象に変わります。ぜひ素敵な口元を手に入れてくださいね。
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