Archives for January, 2016

コーヒーや紅茶の茶渋を落とす!簡単セルフケアホワイトニング

あなたは、毎日何杯コーヒーや紅茶を飲みますか? コーヒー、紅茶、日本茶など、家や職場でお茶を毎日何杯も飲む人は多いと思います。でもお茶を飲む回数が増えるにしたがって、歯に茶渋が付いてしまう悩みも増えてきてしまうもの。茶渋は、お茶の色素が歯の表面に付く着色ですので虫歯ではありませんが、やはり前歯に茶渋が付いてしまうと虫歯や歯石のように見えてしまい、健康的とはいえませんよね。 ただ、ちょっと気を付けるだけで茶渋を付きにくくすることができるのです。今回は、茶渋を付きにくくする方法と、自分自身で茶渋を効果的に落とす方法をいくつかご紹介しましょう。 まずは茶渋を付けない工夫を! 茶渋は、コーヒーや紅茶、日本茶などの色素が口の中に長い時間、停滞していればいるほど、歯の表面にその色素が付いてしまいます。ですので、お茶の色素を長く口の中に停滞させないことが、茶渋を歯に付けない最初のポイントです。具体的には、コーヒー、紅茶などのお茶を飲んだ時には、できるだけ早く歯磨きをしたり、お茶を飲んだ後に色素を洗い流すつもりで、水を1杯飲んだりと、口の中に停滞しない工夫をしてみてください。 今日付いた茶渋は、今日中に落とす! 茶渋は、コーヒー、紅茶を飲んだその日からすぐ目立つようなになるわけではなく、少しずつ歯の表面や歯と歯の間に蓄積していき、気が付くと目立つようになるものです。ですので、茶渋があまり目立たないうちに、できるだけ歯磨きなどで落としてしまえば、蓄積されませんので、その日に付いた茶渋はその日のうちに落としてしまいましょう。 特に歯と歯の間には、茶渋が付きやすいです。茶渋はあまり目立ちませんが、それが蓄積する前に、デンタルフロスや糸ようじを使って、毎日しっかりと茶渋を落としてください。時間が無くて、毎回の歯磨きの時にデンタルフロスができない人は、1日1回でもかまいませんのでぜひ試してみてください。 それでも茶渋が目立ってきたら? 茶渋が付かないように毎日のケアをしっかり行っていても、歯の表面の性状などで茶渋が付きやすい人もいます。そこで、茶渋が目立ってきたら、歯磨き粉を変えてみることも考えてみましょう。ドラッグストアなどには、たくさんの歯磨き粉が並んでいて、どれを選べばよいか迷ってしまいますが、茶渋を効果的に落とす歯磨き粉は、歯の表面の汚れを落とす研磨剤が多く含まれているタイプか、ステインと呼ばれる着色を浮き上がらせる美白効果がある歯磨き粉です。 ただ、タバコを吸う方がタバコのヤニを落とすための歯磨き粉や海外の研磨剤がたくさん入っていて、磨くとジャリジャリ音がするような歯磨き粉には、大量の研磨剤が入っています。そういった歯磨き粉は、茶渋も落ちますが、同時に歯の表面を傷付けてしまい、傷がつくことで逆に茶渋が付きやすい歯になってしまいます。注意が必要です。 また、ステインを浮き上がらせる歯磨き粉は、浮き上がらせるまでにある一定の時間が必要ですので、2度磨きで歯磨き粉の薬効成分が十分に効くようにすると効果的です。さらに歯磨き粉ではありませんが、薬局で売っている薬用の重曹、もしくは食用の重曹を少量の水で湿らせて歯ブラシに付けて歯を磨くことも、茶渋を落とすのには効果的。海外では実際に重層入りの歯磨き粉も市販されています。超音波スケーラー 茶渋が付きにくい歯にしよう 世の中には、茶渋が付きやすい人とそうでない人がいます。茶渋は、歯の表面の細かい凹凸に色素が入り込むのが原因ですので、歯の表面がツルツルでなめらかなら、茶渋もあまり付きません。 そこで、歯磨きしてもすぐに茶渋が付いてしまうような人は、一度歯科医院でしっかりとクリーニングした後に、歯の表面をツルツルに磨いてもらいましょう。そうすることで、歯の表面の細かい傷などが少なくなり、茶渋が付きにくい歯になります。 また、食事をしたり、歯磨きをすることで、歯には毎日細かい傷が付いていきます。その細かい傷は、唾液の力で毎日治されてもいるのですが、細かい傷の治りを促進するためのハイドロキシアパタイトという成分が含まれた歯磨き粉もあります。歯の表面を常になめらかにして、茶渋が付きにくい歯を保つためには、効果的ですよ。  
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歯科医が考える「いい歯科医を選ぶポイント」

いい歯科医に巡り合いたい……と思う人は多いのではないでしょうか。いっそ、歯科医に聞いてみようと、歯学博士で歯科・口腔衛生外科の江上歯科(大阪市北区)院長・江上一郎先生に「歯科医から見たよい歯科医」についてお話を伺いました。 ■治療中心系、わくわく系、専門系……タイプがある 「口コミや近所で評判の歯科医院があればまず訪れてみるとよいと思いますが、やはり、いい歯科医かどうかを決めるのは、患者さん自身です。『自分で確かめよう』と、積極的な気持ちで探しましょう」と江上先生。 「われわれの業界では、歯科医院をタイプ別に分類しています。口コミがなく探すときには、まずどのタイプの歯科医院にかかりたいかを想定してからホームページや電話帳などで探してください」と、江上先生は、歯科医院を次のようにタイプ分けします。dentalzz ・治療中心系……一般的な「歯科」。一番多いタイプ。 ・わくわく系……子どもやファミリーを対象にしている。スタッフが白衣ではなくエプロンを着用したりと、歯科医院らしくない雰囲気を出している。 ・専門系……「歯科」一般のほか、子どもの治療を専門的に行う「小児歯科」、親知らずを抜く、歯根のうみの袋の摘出など、手術を含めた外科的処置の技術を持つ「歯科口腔(こうくう)外科」、歯並びや噛(か)み合わせを整える「矯正歯科」、インプラントを主流に扱う「インプラント科」、口臭を気にされる方を対象とした「口臭外来」など、専門性を掲げている。 ・予防系……歯周病予防に力を入れている。定期的に美容院感覚で通う人が多い。自費診療。 ・審美系……歯と口の美を追究し、美容目的の整形を行う。自費診療。 ・エンド系……根管治療に特化。抜歯をせずに、完全無菌状態で歯の神経が入っていた管(根管)、または歯根部の嚢胞(のうほう。分泌液がたまり袋状になったもの)の治療を行い、歯の保存を目的とする。自費診療。 江上先生は、こう説明を加えます。 「それぞれの専門に特化している場合と、複数の専門科を掲げている医院とがあります。歯科口腔外科は大学病院や総合病院にはありますが、個人のクリニックでは全体の1割ぐらいでしょう。審美系は都会に多いタイプです。 具体的には、例えば、『親知らずに虫歯ができた。どうも抜いた方がよさそうだ。仕事が忙しい』場合は、ホームページで、『職場から通いやすい距離で、歯科口腔外科を専門にしている医院をピックアップする』と探してみましょう」 ■治療予算を相談できる医師を見つける 次に、訪れたときのチェックポイントについて、江上先生に教えていただきましょう。 ・初診時、いきなり訪れるのではなく、電話をして、「歯ぐきのうずきが市販の鎮痛薬を3日ほど飲んでも治らないのですが、診てもらえますか」などと、症状を具体的に伝えてください。その対応によって訪れるかどうかを判断します。 ・受付のマナーが良い、全体に明るい雰囲気というのは、感じが良いだけではなく、経営に余裕があり充実したスタッフ教育を反映していると考えられます。 ・ある程度新しい設備がそろっていること。治療時間や治療中の痛みなど、患者さんの負担を軽減します。 ・いきなり治療を始めず、治療方法について説明をしてくれるかどうか。また、質問がしやすい雰囲気であるかどうか。患者さんが急いでおられたとしても、医師はきちんと説明をして同意を得てから治療にかかるべきです。 ・治療の予算を聞いてくれるかどうか。聞いてくれつ場合は、予算内で最大限の治療効果について考えてくれるでしょう。自費診療の場合は価格表示がされているかどうかも重要です。 ・子どもや学生、高齢の患者さんが多いと、優しく丁寧な治療を心がけているのだな、と推察できます。 ・清掃が行き届いている、薬のにおいが充満していない(空気清浄ができている)、スリッパが抗菌であるなど、院内の清潔度合いを見ます。清掃状態は、感染症の予防から、クリニックとしての心構えが反映されています。 ありがとうございました。 これからは積極的にこれらをチェックし、自分に合うかかりつけの歯科医を自らの判断で見つけたいものです。
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専門医に聞く子どもの歯列矯正…歯科医選びから受験・留学時の対応まで

子どもの歯並びが気になる保護者は多く、噛み合わせのバランスが悪いと顎や肩に負担がかかる、集中力に影響するなどという懸念点もあるようだ。その一方で、特に受験期などは歯列矯正が子どもに与える不安も気になるところだ。 そこで、保護者を対象に子どもの歯の矯正治療に関する質問を募集したところ、歯科医選びや費用、治療期間などについて下記のような質問が多数寄せられた。 ・転勤の可能性があるが、医院が変わってもスムーズに治療は継続できるのか(小2女子の保護者) ・中学受験を予定しているが、受験直前は通院間隔をあけることができるのか(小5男子の保護者) ・部活でスポーツをしているが、歯列矯正はスポーツ時も安全か(中1男子の保護者) ・タイミングをはずし高校生になった。今からでも間に合うか、女の子なので外見も気にしている(高1女子の保護者) ・留学を予定しているが、現地で医院を見つけ、検査を受けるのは難しい。日本で定期検査を受けることはできるのか(高1男子の保護者)。 これらの保護者の質問について、スーパースマイル国際矯正歯科の矯正歯科専門医、賀久浩生氏に聞いた。 ◆歯科医院選びはコンサルテーションが大切 --まず、医院選びに関するところからお伺いします。医院選びの基準として保護者が頭に入れておくべきことを教えてください。 矯正治療は非常に複雑で、お子様の歯の状態や専門医それぞれのバッググラウンドによって治療方法が異なります。たとえば、永久歯が生えてくる前から段階的に治療を始めるほうがよいと考える専門医もいれば、永久歯が生え揃った状態で治療を行うことがよいと考える専門医もいます。 保護者の方々のスタンスとしては、コンサルテーション時にまず専門医の方々がどのような治療方法を勧めるのか、そしてそこにどのような理由があるのか、その治療方法と理由は子どもの成長段階や性格に合っているのかを見極めてほしいと思います。 --いつもお世話になっている歯科医院はあるが、矯正治療の場合は専門の医院を探すべきなのかを悩んでいらっしゃる方もいらっしゃいます。 まず、前提として矯正歯科専門医は矯正治療の分野においてほかの歯科医に比べ経験を積んでいるということがあります。矯正治療を掲げている一般歯科医院の場合は、矯正専門医が医院にいる日が限定されていることもあるので、そこを保護者の方々がどう考えるかだと思います。 たとえば、定期的な検診は専門医がいる時に通えば問題はありませんが、一般的なワイヤー・ブラケットの装置が外れるトラブルなどで緊急対応が必要な場合は、専門医以外の歯科医が対応することになるかもしれません。 その一方で、矯正歯科専門の医院に通うと、虫歯などといった矯正分野以外の治療は難しいことがあり、そのような場合は各分野の専門医を紹介することになります。専門医院を選ぶかどうかは、こういったメリット、デメリットを考慮した上で判断していただく必要があるかと思います。歯科矯正器具 --転勤の可能性がある保護者もおり、転勤後の医院で治療が継続できるかどうかを心配されています。 最初に治療を受けた医院で、担当医が独自に開発した技術で治療を受けるなどといった特殊なケースを除けば、カルテもありますし、転勤先で医院を変えてもあまり治療の継続は問題にならないと思います。 大切なのは、転勤の可能性などをコンサルテーション時に伝えることです。転勤の可能性があれば、継続が不可能な技術を使うこともありません。私の医院では、外国人の患者様や留学されるお子様をお持ちの方も多いので、お子様が海外に出た場合でも保護者の方々が心配なく対応できる環境を作っています。 たとえば、インビザラインといった透明なマウスピースを使った矯正治療方法は、歯の動きを想定して事前に複数のマウスピースを用意するため、海外留学をするお子様でも対応できる場合があります。全寮制の英国の学校に留学しているお子様のケースでは、約3か月に1度の帰国時だけ調整することで治療が可能となっています。 もちろん、お子様の歯の状態や医院によっては、インビザラインの利用が難しい場合もあります。そういった場合には、転勤の可能性などをコンサルテーション時に伝えることで、医師が変わっても継続できる技術を使った治療をしてもらうことができると思います。 ◆治療期間や治療費について --治療期間や通院頻度について教えてください。 治療期間は、お子様の歯の状態によって大きく異なりますので、一概に目安をお話することは難しいのが現状です。治療期間は、治療方法によっても異なりますし、通院頻度にも影響します。 さきほどお話したインビザラインでは、患者様ごとに設定した定期的な間隔(約10日~2週間毎)で、ご自身で新しいマウスピースに交換してもらうため、通院頻度を比較的柔軟に調整することができます。 --治療費についてはいかがでしょうか。追加費用を心配される保護者の方は非常に多いようです。 治療方法、治療期間、調整の頻度などによって各医院が価格を設定しているかと思います。私の医院では、お子様の歯の状態を見て、コンサルテーション時に治療方法を提案し、治療期間を提示します。治療費は治療期間に応じて設定しているため、治療に2年かかるといった場合は、治療期間が延長したり短縮しても当初想定した2年分の費用としています。 治療方法によって費用が異なる部分もあります。一般的なワイヤー・ブラケットの装置ではなく、歯の裏側に取付ける装置やインビザラインの場合、患者様それぞれの歯に合わせた治療器具・マウスピースを注文することになります。そういった場合は、一般的なワイヤー・ブラケットの治療費を上回ることもあるので、コンサルテーション時に確認することが必要です。また、毎回の調整ごとに費用が発生する医院の場合には、治療方法による違いとあわせて、想定の通院回数を確認し、事前に全体の治療費を把握できるとよいでしょう。 --小中学生時代に治療のタイミングを逃した場合、高校生になってからでも治療は可能でしょうか。また、治療時の外見を気にする年でもありますので、目立たない治療方法がありましたら教えてください。 まず、治療は可能ですのでご安心いただきたいと思います。大人になってから治療される患者様も多くいらっしゃいます。…
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意外と知らない? 虫歯の常識にはこんなに個人差が!

ズキズキと痛くなったその時は「すぐ歯医者さんに行こう」と思うのだが、しばらくして痛みが治まると「今度でいいや」と後回し。でも、放っておくと歯が抜けたり、死に至る病気になることも…。 実は、最新の虫歯&歯周病治療はちょっと前とは大違い。「歯の病気」の最前線を知って、今年からは虫歯知らずの人生を送ろう! 甘いもので虫歯になるわけではない!? 意外と知らない虫歯の基礎知識を「つじむら歯科医院」の辻村傑理事長に聞いた! Q. 甘いものを食べると虫歯になりやすいのはなぜ? A チョコレートやおまんじゅうを食べたからといって、虫歯になりやすいわけではないんです。 ―えっ、そうなんですか? もう少し虫歯になるプロセスを説明しましょう。食事をすると口の中は酸性になります。永久歯の場合、口腔(こうくう)内のpH値が5.5を下回り酸性に傾くと、歯の表面からミネラル分(カルシウムやリン)が溶け出して、脱灰(だっかい)という虫歯の初期状態になります。 しかし、しばらくするとpH値が5.5を上回ってアルカリ性に戻って、歯の再石灰化が始まり、溶け出したカルシウムやリンが歯質に取り込まれ、健康な状態に戻します。 ―戻るんですか! はい。それで、朝・昼・晩と食事をすると、これが3回繰り返される。しかし、間食をしたり、砂糖入り飲料を飲み続けていると口の中が長時間酸性になり、再石灰化が起こらず虫歯が進行するんです(図参照)。 ですから、正確には「甘いもの=虫歯」ではなくて、「間食の多さ」が虫歯リスクを高めます。 Q.口の中の虫歯菌の量は個人差が? A 我々は、唾液(だえき)1mℓの中に虫歯菌(ミュータンス菌)が10万個未満の人を「レベル0」、10万個から50万個未満を「レベル1」、50万個から100万個未満を「レベル2」、100万個以上を「レベル3」と分けています。そして、レベル3の人はレベル0の人に比べて虫歯になるスピードが非常に速いです。 Q.毎食後、すぐ歯磨きをするべき? A よくされる質問ですが、これは個人個人の口内を調べてみなければわかりません。 ―なぜ? 食後に口内がすぐにアルカリ性に戻る人もいれば、酸性の状態が長く続く人もいるからです。すぐにアルカリ性に戻る人は、その時、再石灰化が行なわれ歯が硬くなろうとしているわけですから、その状態の時に研磨剤の入っている歯みがき粉で歯を磨くべきではありません。歯科診療ユニット 一方、長く酸性の状態が続く人は食後すぐに歯みがきをしてアルカリ性に戻すことが必要です。だから、自分の口内環境に合った歯みがきが大切です。ちなみに、口内細菌をよくコントロールしているフィンランドの人は1日の平均歯みがき回数が0.9回なんですよ。 ―自分の口内環境を知る方法なんてあるんですか? 唾液検査をすれば、自分の口内環境がわかります。唾液検査は保険は使えません(保険は治療にしか使えないので)。検査自体の費用は3千円から4千円程度です。唾液検査は、自分の口内環境を知る上で、とても大切な検査なので皆さんに受けていただきたいですね。 また、会社などで昼食後に歯を磨いている人には朝に使った歯ブラシを乾燥させずにケースに入れ、昼も使う人がいます。しかし、これだと朝、歯ブラシについた虫歯菌が昼までに繁殖し、その大量の虫歯菌をまた口の中に入れることになる。一度使った歯ブラシはきれいに洗い、必ず乾燥させてから使うようにしてください。 ◆この続きは、『週刊プレイボーイ』5号(1月18日発売)「今年こそ治すぞ!! 『歯医者』と『歯みがき』最前線」でお読みいただけます。
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歯茎におできが出現…銀歯を外して治療するべき?

虫歯や歯槽膿漏など口腔内のトラブルはいくつかありますが、歯茎におできのようなものができた経験はないでしょうか。歯の根元がプクッと膨れ上がったようになり、まるでおできができたかのようなこの膨らみの正体とは。 ■30代男性からの相談:「治療済みの歯の根元におできのようなものができました」 『1年ほど前に親知らずの手前の歯が虫歯になり、歯医者で治療を受けました。親知らずを抜いて虫歯に銀歯を被せて治療完了となりましたが、半年ほど経ち歯磨きをしていると、銀歯の下の歯茎におできのような物がポコっとできていました。インターネットで調べたところ細菌がたまっているようなので、再び歯医者に行くことになりそうですが、また銀歯を外して治療をするのでしょうか。前回、治療に半年かかったので、正直不安です。 (30代・男性)』 ■おできの正体はフィステルと呼ばれるもの 歯茎にできた、おできのような膨らみは、フィステル(瘻孔・ろうこう)と呼ばれるものです。何らかの原因で歯茎に膿がたまると、このようなフィステルができることがあります。 『ご相談のおできは、専門的にいうと「瘻孔(フィステル)」というものです。前回、半年かかって根っこの治療(根管治療)をされたようですが、歯科医の技術や歯の根っこの形状などの問題で細菌が取り切れなかったため、歯根の先に膿がたまり、その膿の出口としてフィステルが形成されたと考えられます。(歯科衛生士)』根管長測定器 ■根管治療の実績がある歯科を受診してみては フィステルの再発を防ぐためには、菌を完全に取りきる必要があります。そのためには、できれば根管治療を専門もしくは得意とする歯科医に診てもらった方がよいと、歯科衛生士さんは説明しています。 『治療としては、ご想像の通り再び根管治療になります。少しでも菌が残っていると、後にまた同じことを繰り返す可能性があるため、菌の侵入を防ぐラバーダムや、操作の確実性を上げるマイクロスコープなどの道具を使っている、根管治療を専門あるいは得意とする歯科医を探しましょう。(歯科衛生士)』 『根管治療の分野を得意とする医師であれば、恐らく半年通う必要はないでしょう。根管治療でも治癒が困難だったり歯根が曲がっているなどの場合は、歯茎を切って歯根の先の膿の袋を取り出す治療をしたり、半分だけ歯を抜くこともあります。(歯科衛生士)』 前回の治療で菌が残っていたため、歯茎に膿がたまってしまったようです。完全に治療するためには、根管治療に精通している歯科医に診てもらった方がよいので、一度、情報収集をしてみてはいかがでしょうか。
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アレッ…若返った?口臭予防だけじゃない「唾液」の知られざるスゴイ効能4つ

唾液というと、消化作用が広く知られていますが、これ以外にもたくさんの機能があることをご存じでしょうか? しかも、若返りや老化・病気予防など女性にとってうれしいものなんです……! そこで今回は、波多野歯科医院の院長・波多野尚樹先生の著書『歯から始まる怖い病気』や『WooRis』の過去記事を参考に、あまり知られていない“唾液”のすごい機能を4つご紹介します。 ■1:“若返り効果”がある 赤ちゃんといえば、“よだれ”が多いもの。誕生してからものすごいスピードで成長していきますが、徐々によだれの量は少なくなっていきますよね。 同著によれば、唾液には“ヒト成長ホルモン”が含まれており、赤ちゃんのよだれの多さは、大量のホルモンが分泌されているからなのだそうです。また、唾液には、若返りホルモン“パロチン”も含まれているとか。 唾液の分泌量は、加齢にともない減少していくと言われています。老化予防のためにも、梅干しやレモンなど酸っぱいものを食べて、意識的に唾液を出すようにしたいですね。 ■2:活性酸素を抑える働きがある 唾液には“ペルオキシダーゼ”という酵素も含まれており、体内で過剰に発生した“活性酸素”を抑制する働きがあるとか。 体内に活性酸素が増える弊害としては、老化を加速させ、がんや生活習慣病を引き起こしやすくなるなどがよく知られていますよね。 この唾液の効能をしっかりと享受するためにも、ひと口あたり30回以上噛んで、物を食べるように心がけましょう。超音波洗浄器 ■3:口の中の細菌繁殖を防ぐ 口の中に住みついている、“虫歯菌や歯周病菌”などの細菌。大人の口の中で、なんと300~700種類もの細菌が生息しているようです。 唾液が減少すると、唾液の自浄作用により細菌を洗い流すことができなくなってしまうのですって。 その結果、細菌が口の中で繁殖することになり、虫歯や歯周病等を引き起こす要因に。加齢や免疫力が低下している時など、これらの菌が悪さをし、最悪の場合には死に至ることも……。唾液の働き、なかなか侮れませんね。 ■4:口臭予防になる “ドライマウス”という言葉を聞いたことがあるでしょうか? ドライマウスとは、唾液が極端に少なくなってしまった状態で、口臭の原因の1つです。 とくに女性はドライマウスになりやすいと言われているので、運動や睡眠、バランスの良い食生活、リラックスを心がけて、唾液の分泌量を減らさないようにしましょう。 以上、あまり知られていない“唾液”の効能についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 唾液の分泌量を上げるために、よく噛む、酸っぱいものを食べる・思い浮かべる、口呼吸をしない、口の中で舌を動かすなど、日常でできることはいっぱいあります。ぜひ実践してみてくださいね。
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舌苔ができる原因を理解し、口臭の対策を!

歯磨きをしても気になる口臭…今回は、口臭の原因に舌苔(ぜったい)を疑う男性からの質問です。 30代男性からの質問:「舌苔ができる原因は何なのでしょうか?」 口臭が気になり、歯磨きやフロス、マウスウォッシュなど試しています。舌のケアはまだしたことがありませんが、舌苔というものが臭いの原因の可能性があるのは本当でしょうか?舌苔はどうやって溜まるのでしょうか? 口臭原因の6割は舌苔。歯の疾患による場合も。 口臭原因の6割は舌苔によるといいます。口腔内が乾燥すると舌苔ができやすいため、唾液分泌の低下を防ぎつつ、舌苔を取り除くケアが必要です。一方、歯の疾患が一因の場合も。気になる疾患は治療するのもひとつの手です。歯科用エアーコンプレッサー 口の粘膜も皮膚の垢と同様に、細胞が剥がれ落ちます。それが舌に白く溜まり、腐敗したものが舌苔です。通常は唾液によって汚れは洗い流されますが、口腔内が乾燥し、唾液の分泌量が減少していると、汚れが舌に留まり舌苔となります。口臭の6割が舌苔から発生していると言われています。(看護師) 口腔内の乾燥原因は、不規則な生活やストレス、緊張、精神的不安などによる自律神経の働きの低下と言われています。規則正しい生活を送り、ストレスを上手く解消してゆっくりとした時間を持つことで、自然に唾液の分泌を促すことが大切です。(看護師) 舌苔を取り除くには、歯磨きのたび、舌ブラシで優しくブラッシングしたり、濡れたガーゼで拭き取るようにしましょう。 (看護師) 舌苔はブラシなどで強く磨くと、余計に唾液の分泌を減らしてしまうこともあり、注意が必要です。(看護師) 口臭原因として舌苔以外に、虫歯、歯垢、歯石、歯周炎、歯槽膿漏などがあります。口腔内の疾患は歯科で治療をしましょう。(看護師) 口臭対策は食事や歯磨き粉でも。 食事や喫煙は、それ自体が口臭の一因になる場合も。食事内容や歯磨き粉の選び方などでも対策はできるといいます。 食生活は夜遅い時間の食事を避け、臭いの強いものや動物性脂肪は消化が悪く、翌日まで臭いが残ったり胃がもたれたりしますから、夕食には控えましょう。(看護師) 海藻類やキノコ類、生野菜、肉より魚、和食を摂るようにしましょう。リンゴやナシ、パイナップルにも口臭予防効果があり、レモンは唾液を分泌させて口の中を爽やかにします。便秘しないよう乳製品を摂って、腸内環境を整えることも必要です。(看護師) 水分を多く摂取し、よく噛んで食事をすると唾液の分泌量は増加します。梅干しや酢の物など酸味がある食品を積極的に摂り、香辛料などの刺激物はなるべく避けるようにしてください。顎を動かすことも良いため、キシリトールやシュガーレスガムを噛むのもおすすめです。(看護師) 歯磨き粉やマウスウォッシュは、少しでも口腔内の刺激を減らすため、合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)やアルコールが入っていないものを選ぶよう心掛けてください。(看護師) 喫煙は唾液の分泌量を減少させるだけでなく、煙草自体も口臭に繋がります。 (看護師) 口臭対策に不可欠な舌苔のケア。口腔内が乾燥していると舌苔ができやすいので、舌苔を取り除くだけでなく唾液の低下を防ぐことも重要です。歯の疾患や食事、喫煙が口臭の一因である場合もあるといいます。唾液の低下を招く生活習慣と同時に歯のトラブルや食生活も見直し、改善すると良いでしょう。
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歯科治療後の飲酒はなぜイケナイ?専門家が解説!

大人になっても、歯医者を苦手としている人は多いのではないだろうか。 治療自体も憂鬱だが、麻酔が効いているからという理由で治療後数十分は食事を控えるようにと注意を受けることが多いため、予定を立てるのが大変なこともしばしば。 「教えて!goo」に「抜歯しましたが、飲酒は絶対だめですか?」というタイトルで投稿した質問者もその一人だろう。 寄せられた回答を見てみると、「傷口が完全に塞がるまで禁酒してください。思わぬ菌が入って、取り返しのつかぬことになっては大変です」(biwako1215さん)、「アルコールが体内に入ると血管が拡張していまい、出血しやすくなるためです。出血が長い間続くと口腔内の細菌が感染してしまうおそれもあります」(konyaga-yamadaさん)、「後の激痛と再出血の覚悟をしてお飲みくださいね」(aya-pi-さん)と、満場一致で「絶対だめ」……。専門家に詳しい理由を聞いてみたので、「納得いかない!」という人は続きをご覧あれ。 ■飲酒により治りが遅くなる危険大! 歯科医の小谷田先生は、 「麻酔有り無しに関わらず、抜歯・虫歯の治療後の飲酒は控えるべきだと考えられています」(小谷田先生) と話す。その理由は、 「飲酒によって、血圧が上がること等により、治癒機転としての毛細血管の閉鎖が妨げられ、再出血が起こります。そうすると、特に抜歯後の治癒に支障が生じる可能性が高くなります。また、抜歯後は抗生物質や痛み止めが処方されます。薬を飲んでいる期間に飲酒をすると人によっては湿疹がでたり、体に異常な反応が出る可能性があります」(小谷田先生)歯科用エアーコンプレッサーt とのこと。再出血により、せっかくのお酒が血の味になってしまうかも……。それでは、どの位時間が経過したら飲酒をしても問題ないのだろうか。 「抜歯当日は飲酒をしない方が良いでしょう。通常12時間程度は空けた方が良いと思われます。飲酒と同じ理由で入浴も控えた方が良いと言われていますが、特に腫れ・痛みがなければシャワー程度の軽い入浴は大丈夫です」(小谷田先生) 抗生物質や痛み止めを処方されている人は、先に述べた通り、飲酒によって体が異常反応を起こす可能性がある。処方された日数分の薬を完全に飲み終わってから行うようにした方が良いとのこと。覚えておこう。 ●専門家プロフィール:小谷田 仁(こやた ひとし) 医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック院長。日本歯科大学卒業後、アメリカのハワード大学・矯正科大学院に入学。矯正の専門医の資格取得後、同大学大学病院歯科矯正科での勤務を経て帰国。舌側矯正を日本で初めて臨床に取り入れ、症例数は4000件を超える。
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歯科医が指摘!虫歯を「予防するどころか逆効果」なNG歯磨き法4つ

誰もが毎日行う習慣のひとつに“歯磨き”があります。歯磨きすると、口の中がスッキリして息も爽やかになりますよね。 でも、あなたの毎日の歯磨きは、どこか間違っていないでしょうか? そう聞かれると、「毎日磨いてるけど、ちゃん汚れを落として虫歯の予防になっているんだろうか……」と気になってきますよね。 そこで今回は、海外の医療・健康系誌『Prevention』の記事を参考に、歯科医が教える“NG歯磨き”パターンを5つご紹介しましょう! ■1:古い歯ブラシを長く使う 今使っている歯ブラシは、いつ使い始めたものでしょうか? 「ん~半年前かな?」なんて言ってたらダメ! 米国歯科学会によると、歯ブラシには1,000万個以上のばい菌が付いているとか。長く使いすぎると、汚れを落とすどころかばい菌を口に入れているようなものかも……! おまけに、長く使ってブラシが外側に反り始めると、磨く力が弱くなるそうです。 歯磨きをした後に歯ブラシをきちんとキレイにすることはもちろん、ブラシが外側に沿ってきた頃を目安に新しいものに取替えるようにしましょう。光照射器 歯科 ■2:夜寝る前に磨かない 歯科医によると、就寝中は歯を守る唾液の分泌が少なくなるそうです。ですから、歯磨きはできれば夜寝る直前にするほうが理想的だとか。 それに、夕食後の歯磨きのあと、また夜食をつまんだりお酒を飲んだりする可能性もありますよね。夕食後しか磨かないと、歯を含む口の中が汚れたまま寝ることになってしまいます。 ■3:ブラシが硬すぎる あなたが使っている歯ブラシのブラシは硬すぎませんか? 「柔らかいと磨いた気がしなくて……」と思うかもしれませんが、硬すぎるのはNGだそうです。歯科医によると、柔らかいブラシなら歯の表面を硬いブラシほど傷めず、歯茎の中や歯間にも入りやすいため、歯磨きの効果がより高いのだそうですよ! ■4:マウスウォッシュを使わない 歯磨きをしても、まだ取れていない汚れやばい菌が口の中にいるんです。 そこで歯科医が勧めるのは、歯を磨いた後のマウスウォッシュ。これで口の中をゆすぐと、しつこいばい菌も退治することができ、口臭にも効果を発揮します。 ■5:歯しか磨かない 歯ブラシで歯を磨いただけで満足していませんか? 歯科医によると、口中には歯だけでなく、歯間や舌にも食べかすやばい菌が存在します。 デンタルフロスを使って歯間をきれいにし、舌の汚れもきちんと落として、仕上げはマウスウォッシュで……これで完璧です! 以上、歯科医が指摘するNG歯磨き法についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 「ヤダ、虫歯になるはずだわ……」という方は、今日から歯を含む口中のお手入れをしっかり行ってくださいね!
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エッ…コレも?赤ちゃんの「離乳食に使ってはいけない」調味料3つ

パパ・ママの皆さん、母乳やミルクの時期を経て、いよいよ離乳食となるとちょっと緊張しますよね? 特に初めての子どもで、初めての離乳食となればママもいろいろ不安になってしまいます。 そこで今回は、英国最大の公的な情報サイト『NHS choices』を参考に、離乳食作りで使わない方がいい調味料の代表例をまとめたいと思います。 ■1:塩(しょうゆ、みそ) 最初のNG調味料は塩。塩分はいろいろな食品に含まれていますが、味付けをするためにあえて塩を振るような調理法はNG。 特に少し子どもが大きくなってきて、大人と同じ食事を食べるようになってきたら要注意ですよね。過度な塩分は子どもの腎臓に悪いと分かっていますので、塩分の過剰摂取に注意してください。 その意味で、しょうゆやみそも要注意。離乳食の初期だけでなく、慣れてきてからも風味を付ける程度の利用がベストみたいですよ。 ■2:砂糖 次は砂糖。子どもは生育において、砂糖を特に必要としていないとか。フルーツジュースやスナック菓子を含めて、砂糖入りの飲食物は控えさせた方がいいとのことです。 特に歯が生えてきたころからは、一気に虫歯が進む原因にもなります。 「別に生え変わるから大丈夫じゃない?」と乳歯の虫歯を軽視している人もいるかもしれませんが、『WooRis』の過去記事「どうせ生え変わるから…はNG!“乳歯の虫歯を放置”しちゃダメな理由とは」で、歯科医師の渡辺智良先生が教えてくれたように、乳歯の虫歯は永久歯を変色させてしまう原因にも……。 どうしても食べ物を甘くしたい場合は、母乳やフォローアップミルクなどの甘みを利用して味付けをするといいようです。オイルレスエアーコンプレッサー ■3:ハチミツ 甘みがあり栄養たっぷりな食品ですので、ほんのちょっとでも与えたくなる気持ちも分かりますが、ハチミツには細菌が生息している場合があります。 その状態で子どもに与えてしまうと、ボツリヌス菌による食中毒になってしまう恐れもあるとのこと。 農林水産省によっても注意喚起がされています。1歳未満の赤ちゃんには決して食べさせないようにしたいですね。ちなみにハチミツも虫歯の原因になります。そちらの問題も要注意です! 以上、離乳食に使わない方がよい調味料をまとめましたが、いかがでしたか? 離乳食がスタートしたら、毎日のレシピを考えるだけでも大変ですが、こういった味付けにも注意したいですね。
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