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朝起きたら口の中がネバネバして臭い|息をキレイにする方法を教えます

朝起きたら臭かった! 朝起きたら枕元からイヤ~な臭いがプ~ンとして それが自分のお口の臭いで落ち込んだ。 昨日の夜は歯を磨いたはずなのに 口の中はネバネバしてねっとり気持ちが悪い。 そんな口の臭いやネバネバの原因は何だかご存知ですか? 口の中にはたくさんの細菌がいてそれがイヤ~な臭いの元になる 口臭物質を出すことで、朝起きると生ゴミみたいな臭いがするようになります。 若いころは気にならなかった朝の口臭ですが、 年齢を重ねると体だけでなく口の中の環境にも変化が現れます。 朝起きた時の強い口臭や口の中のネバネバした症状は 加齢により口の中の衛生状態が悪化していることを示すサインです。 口臭の原因にはいろいろあって、それが複数重っているケースがほとんどで 口臭を予防するにはその原因をしっかり見極めることがまず大切です。 原因が分からないまま闇雲に歯磨きや口臭グッズを使用しても なかなか口臭予防はおろか、効果的な口臭対策にはつながりません。 ■口臭の原因を知ることが第一歩! 口臭の原因を特定するためには、その発生のメカニズムはもちろん 生活の中でどんなとき、どんな場面で口臭が気になるのかを把握しましょう。 歯磨きをしてもなかなか改善しない場合は、口臭の基礎知識を少し知るだけで 適切なケアの仕方が分かり、人との会話でも自信を持つことができます。 口臭の原因を1つ1つ確認し解決していくことでどんな臭いも自然に治り、 口臭だけでなく虫歯や歯周病など歯と歯茎の健康にも歯科用大きな力となります。 イヤ~な口臭が枕や布団から漂っては、自分でも情けなくなりますし、 いつも口臭を気にばかりいるとストレスも溜まり、体のためにも良くありません。 口臭の原因を突き止めることができたら、あとはその対策に取り組めばいいだけ。 朝起きて全然口臭が気にならなくなることは正しい口臭ケアで可能です。 若い方なら寝起きにキスもしたいでしょうし、お泊りも気が楽です。 口臭は口の中の健康だけでなく体の健康ともつながりがあり ときには体の不調を知らせる病気のSOSであるケースもありますので、…
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磨耗症

どんな病気か 歯の表面に対して、とくに摩擦による機械的作用で歯質の表面がすり減って欠損となったものをいいます。 原因は何か 原因として、次のようなものがあります。 (1)歯ブラシによるもの:硬い毛の歯ブラシで長期間強く横みがきを行っていると、歯の表面、とくに歯肉との境目( 歯頸部しけいぶ)がくさび状に削れてきます。これをくさび状欠損といいます。 (2)職業または習癖による磨耗:ガラス工、管楽器演奏者、家具工など口で器具を扱う職業に従事している人、パイプでたばこを吸う人などには、常時使っている特定の歯の部分に小さな欠損が生じます。 症状の現れ方 軽度の磨耗ではほとんど自覚症状はありません。くさび状欠損や他の部位の大きな磨耗による欠損が生じると、 知覚過敏ちかくかびんやう 蝕しょく(むし歯)を引き起こし、 歯髄炎しずいえんに至ることがあります。 検査と診断 視診でほぼ診断できますが、 咬耗症、むし歯、歯冠破折などとの区別が重要です。 治療の方法 正しい歯みがき方法の指導や悪習癖の矯正といった、磨耗を生じた原因をなくすことが第一です。磨耗による欠損部が小さい場合はそのまま何もしないで経過をみます。知覚過敏の症状がある場合はその部位に薬物塗布療法、レーザー照射、接着性の材料を充填するといった治療を行います。(歯科 口腔内カメラ) 病気に気づいたらどうする 磨耗のでき方は非常にゆっくりです。自分で気がつく、あるいは他人にいわれて気がつくことももちろんありますが、別の理由で歯科治療を行った際に、歯科医から指摘されて初めて気がつくこともまれではありません。症状がなければそのまま放置しておいても問題のないことがありますが、まず歯科医療機関で診察してもらって対応を話し合うとよいでしょう。
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歯ぐきに「おでき」はありませんか?フィステルの3つの原因と治療法

歯ぐきのおでき(フィステル)は何らかの理由で歯肉または骨の中にたまったウミの出口なので、その原因を突き止めて治療する必要があります。 今回は、よくある歯ぐきのおできの原因3つとその治療法をご紹介します。 根尖性歯周炎 神経が死んでいる歯の神経の穴(根管)の中でばい菌が繁殖して、歯の根元が化膿すると歯ぐきにおできができることがあります。 治療法 神経の穴の消毒(根管治療)をします。(口腔内カメラ) 歯の破折 歯にヒビが入ったり、割れているとそこを伝って細菌が体内に侵入し、歯根周囲で炎症が起こり、おできができることがあります。 治療法 割れ目が浅い位置で止まり健康な歯根が長く残っている場合は、割れた部分を除去してかぶせ物(クラウン)を製作します。 歯が根の先まで割れた場合には残念ながら、抜歯をするしかありません。 歯周病 根の周囲に着いた細菌の感染が原因で歯ぐきに炎症が起こります。特に深い歯周ポケットの中にウミがたまった場合には、歯ぐきにおできができることがあります。(オートクレーブ 歯科) 治療法 根面の歯石を除去して、患者さんにはブラッシングをよくしていただきます。 深い歯周ポケット、分岐部病変がある場合には手術が必要なこともあります。 最後に 歯ぐきのおできは自分で治療することができません。歯ぐきにおできを見つけたら、すぐにお近くの歯科医院を受診してください。
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半分以上の歯が虫歯に!? 更年期障害が引き起こす虫歯の恐怖

先日放送されたTBSのバラエティー番組『私の何がイケないの?』に、女優の大場久美子さんが出演されました。番組中で口腔内を調べると、なんと虫歯が17本もできていたのだとか。その数にもびっくりしますが、その原因は更年期障害だというからさらに驚きです。果たして予防法はあるのでしょうか? ホルモンの乱れがさまざまな不調を引き起こす 女性ホルモンの分泌は40歳を過ぎたころから減り始め、閉経時に急激に減少します。この閉経前後の数年間が「更年期」です。ホルモン分泌のバランスが乱れることにより、のぼせやほてり、動悸、倦怠感などの身体的症状や、イライラや強い不安感、不眠などの精神的症状が現われてきます。更年期の症状は個人差がありますが、症状が強く出て日常生活に支障が出る場合を更年期障害と呼びます。 更年期障害のひとつ、「唾液の分泌異常」 唾液の分泌は、性ホルモンに影響を受けます。更年期になると女性ホルモンが減少することで、減少もしくは過多など唾液分泌の異常が起こってしまうのです。大場さんの唾液の分泌量を測定すると、一般の平均分泌量のおよそ3分の1。その唾液を採って医療用顕微鏡で見ると、大量の細菌がいることがわかりました。正しい歯磨きができているにも関わらずたくさんの虫歯ができてしまうのには、更年期障害特有の“唾液の減少”が関与しているのです。唾液には口腔内の清潔さを保つ効果があり、分泌量が減ると虫歯菌が繁殖してしまいます。そのため、知らず知らずのうちに虫歯が増えてしまうのです。また、唾液が減ると、歯周病や口臭にもつながります。(コントラアングル) 唾液分泌の促進と歯科検診が予防の手立て 唾液の分泌腺をマッサージすることで、唾液の分泌を促せます。耳の前にある耳下腺を、円をかくようにマッサージすると、じんわり唾液が出てきます。話題の「舌回しエクササイズ」も有効です。口を閉じた状態で、歯茎をなぞるように舌を時計回り・反時計回りに各20回行います。1日3セットやるとほうれい線や二重あごにも効くと言われており、美容効果もあって一石二鳥です。また、ガムを噛むのも唾液を出すのに効果的。キシリトールなどの歯によいガム選んでみてください。(歯科診療ユニット) 日本人女性の平均閉経年齢はおおよそ50歳。この年代にさしかかったら、知らない間に虫歯になっている可能性があるかもしれません。今は痛くなくても、進行して神経に達すると急激に痛くなるのが虫歯の特徴です。何本も虫歯になると治療に時間も費用もかかりますから、定期的に歯科検診を受けることを心がけてみてください。
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バイオフィルムの破壊が80歳まで歯を守るたった一つの方法だった

バイオフィルムとは 日本語では『菌膜』。複数の微生物が集合して作る構造体のこと。 最も有名なのは口の中で歯周病菌が作る歯垢(プラークバイオフィルム)ですが、バイオフィルムそのものは自然界のいろんな場所で見ることが出来、基本的には水と微生物がいればどこにでもあると思って間違いありません。 例えば台所の排水溝がヌメヌメしているのもバイオフィルムの仕業ですし、コンタクトレンズに発生しては眼病の原因となることもあります。石油を運ぶパイプラインにもバイオフィルムが発生し、まるで不健康な人の血管の様にパイプを詰まらせることが問題になっています。 ちなみに悪役の代表のように言われるバイオフィルムですが、内側にいる微生物が人にとって好ましい働きをする善いバイオフィルムももちろんあります。 例えば、お酢はお酒を発酵させて作られるのですが、その過程でお酒の表面に酢酸菌によるバイオフィルムが形成されます。これが外から侵入する悪い細菌を防ぐ役割を果たし、お酢作りには欠かせません。 昔のお酢職人が一番恐れていたのは、何よりも地震だったそうです。(歯科機器通販) 人類の敵『プラークバイオフィルム』 数あるバイオフィルムの中でも口の中で作られるものは口腔内バイオフィルム。 さらに歯の表面や歯周ポケットに発生する物は、特にプラークバイオフィルムと呼ばれ区別されています。 また口臭の元とされる『舌苔』という、下の表面が白くなった物もバイオフィルムの一種ですが、プラークとは別の細菌で構成されており、取り過ぎると逆に口臭の元になると言われています。 プラークバイオフィルムの特徴 バイオフィルムは、表面にネバネバした膜の様なバリアーを張ります。 このネバネバの粘着力が一ヵ所に張り付く力を強くし、水で流した程度では剥がれることはありません。 川の中にある石にバイオフィルムが作られるのも、毎日水を流している排水溝にいつの間にかへばりついているのも、このネバネバが原因です。 さらにこの膜は文字通りバリアーとして機能し、外から来る他の細菌や薬品から内部にいる細菌を守る役割をします。 排水溝をキレイする洗剤の注意書きに、換気や手袋を使用するようにという記載があるのは、皮膚や粘膜に悪影響が現れるほどの強い薬品を使わなければ、バイオフィルムのバリアーを破壊できないということです。 しかも厄介なことに、バイオフィルム内の細菌は、分裂活動が通常の細菌と比べて非常に遅くなることも分かっています。その為、細胞分裂に作用して死滅させる抗生物質も効きにくくなってしまいます。 その上、プラークは石灰質と結合し『歯石』になる事で、物理的な強度を高めて歯ブラシ程度では手が出ない固さになってしまいます。 これらの事から、一度バイオフィルムが形成されてしまうと、取り除くのが非常に困難だということが分かりますね。 プラークバイオフィルムができるまで プラークの形成にはいくつかの段階を経る必要があります。 1. ペリクルの吸着 ペリクルとは、唾液に含まれる有機物です。 最初のきっかけは細菌ではないんですね。 2. 初期細菌の定着 ペリクルが付くと、ペリクルのタンパク質を好む細菌がその上を覆っていきます このペリクルを好む細菌の事を『初期細菌』。そしてある程度の大きさまで育った状態を『初期定着菌群』と呼びます。…
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虫歯に対して食べ物・飲み物で症状を改善する対処法

はじめに 著者は高校の頃に虫歯を治療して以来、再び歯医者に行くことがないように、食べ物や飲み物に気をつけています。今回はその方法をご紹介します。 どれぐらいの症状のときに実践したのか 一時期アメやガムを食べるのがクセになっていたことがありました。それを数日続けていたら、奥歯が少し痛み始めたので、すぐさま食べるのをやめ実践するようにしました。 行なうべきタイミング 一番は痛みを少しでも感じたときだと思います。そのまま続けていると、自分では対処できず、歯医者に行かなくてはならなくなるので、少しでも痛みを感じたら行いましょう。(オートクレーブ) 対処に必要なもの キシリトール入りのガム お茶(緑茶や麦茶など) 野菜(できれば温野菜) 具体的な対処法 ガムを噛む ついつい口寂しいと、甘いアメやガムを食べたくなるのですが、食べるならキシリトール入りのガムを食べましょう。キシリトールは虫歯菌を寄せ付けません。 お茶を飲む お茶は口の中の菌を殺菌してくれる効果があるので、食事の後にお茶を飲むようにします。また可能であれば、うがいや、口の中をすすぎましょう。ジュースやスポーツドリンクなどは糖分を多く含むので避けましょう。 野菜を食べる お腹が空くと、間食に甘い物が欲しくなりますが、もちろん虫歯の一番の原因になるので、著者は温野菜をタッパにあらかじめ詰めておき、お腹がすいたら、塩をかけて食べるようにしていました。 これは野菜を食べることを習慣にすることで、甘い物を食べる量を減らす目的です。また健康にも美容にもいいので一石二鳥です。 実践効果 まず野菜を多く食べることで甘い物の量が減ったので虫歯になりにくくなりました。もちろん全く食べないのはストレスになりますので、ある程度は食べていましたが、食べた後はすぐ歯を磨くように心がけました。 また以前は糖分の入ったアメやガムを食べていましたが、キシリトール入りのガムのみにしたら、歯が痛むことことがなくなりました。 おわりに いかがでしたか?歯医者にどうしても行きたくないという方は、この方法で改善してみましょう!
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口の中が酸性に傾く“だらだら飲食”をやめて、健康な歯をキープ

親知らずを除いて28本生えている歯のうち、健康な歯が何本あるか数えたことはある? 年を重ねても健康な生活を送るためには、80歳で20本以上、自分の歯を残すことが必要だと言われているそう。そこで、神谷町デンタルクリニック院長の高島美祐さんに、いつまでも健康な歯を保つポイントを教えてもらった。 「まず、絶対にやめたほうがいいのは、清涼飲料水やフルーツジュースを少しずつ長時間飲み続ける習慣。口のなかは本来、唾液の作用で中性な状態で、歯のミネラル分は口のなかが酸性の状態が続くと、溶け出してしまいます」(同)(超音波スケーラー) 市販の飲み物の多くは酸性なので、休まずに飲み続けると、歯全体がもろくなるし、むし歯にもなりやすいそう。むし歯菌が酸を発生させるので、さらに歯のミネラル分が溶けてもろくなってむし歯が増える…という悪循環に陥ることも。 「こまめに水分補給をするなら、水かお茶、あるいは砂糖が入っていない炭酸水を選びましょう。だらだらと食べることも、口のなかを酸性にする原因に。おやつを食べるならランチの後など、まとめて食べるようにしましょう」(同) 仕事の合間にジュースやおやつをつい口にした場合は、すぐに歯を磨いたほうがベター。ただし、口の中が酸性のまま普通に磨くと、歯を削ってしまう可能性もあるとか。酸性に傾いた口の中を中性に戻す作用がある歯磨き粉やマウスウォッシュを使うといいそう。 ちなみに、“むし歯”とは、歯が黒くなったり欠けたりした状態のことだと思いがちだけど、初期のうちは見た目では分からないとか。そのため、定期的にデンタルフロスで初期虫歯をセルフチェックするのがおすすめとか。 「ワックスでコーティングされていないデンタルフロスを選び、歯と歯の間をケアしてみましょう。糸がささくれたり、歯の間でひっかかる感触があったりすれば、むし歯が始まっている可能性があります。早めに歯科医院でチェックしてもらってください」(同) ちょこちょこと食べたり飲んだりするのは、歯にとって百害あって一利なし。長く健康な歯を保つためには、間食は控えるか、その後には歯磨きを忘れずに!(ウォーターピック) 高島美祐 歯科医師/神谷町デンタルクリニック院長。奥羽大学歯学部卒業。東京、神奈川、大阪の歯科医院で院長、副院長を歴任し、海外でのインプラントトレーニングにも多数参加。2014年開業。日本では珍しいマイクロスコープを使った精密歯科治療も行っている。
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えっ…白ワインも!? 歯科医が警告する「歯に有害な飲み物」5つ

熱中症を防ぐためにも、水分補給をしっかり行うことは大切。とはいえ、飲み物のなかには、なんと飲みすぎると“虫歯の原因”や“歯を溶かしてしまう”ものがあるそうなのです! 今回は、海外の健康情報サイト『Prevention』や『body+soul』の記事を参考に、歯科医師が警告する歯に悪影響を及ぼす飲み物5つをお届けしたいと思います。 ■1:炭酸飲料 砂糖たっぷりの甘~いものだけでなく、ノンシュガーのタイプのものでも炭酸飲料は歯にとってよくありません。 『WooRis』の過去記事「ビールや炭酸飲料が歯を溶かす!? 意外と知らないカンタン対策法とは」でもお伝えしたとおり、炭酸飲料は酸性の飲み物なので、歯の表面のエナメル質を溶かすはたらきがあるといいます。 どうしても炭酸飲料を飲みたい場合には、ストローを使って、なるべく歯に炭酸を触れさせずに飲むようにしましょう。(ウォーターピック) ■2:白ワイン 赤ワインと白ワイン、どちらが歯に悪いかというと……? 歯に色がつきやすいのは赤ワインなのですが、歯を溶かしやすいのは酸性の強い白ワインとのことです。 ワインにはさまざまな健康上のメリットもあるといわれていますが、歯への影響を考えるとほどほどにしたほうがよさそうですね。 ■3:スポーツドリンク 体を動かしたあとの水分補給にぴったりなスポーツドリンク。しかし、これまた歯にとってよくない糖分と酸を多く含むので、飲みすぎは厳禁です! 特に、ランニングしながらスポーツドリンクを口に含むと、成分が口の中にひろがるので、より虫歯のリスクを高めてしまうおそれも。炭酸飲料の項目でも述べたように、なるべく歯に成分をふれさせないように気をつけて飲むほうがいいでしょう。 ■4:紅茶 紅茶の“タンニン”という成分には、歯の強化につながるフッ素が含まれているともいわれています。しかし一方で、タンニンは歯に付着する“黄ばみ”や“汚れ”の原因にもなるそうなんです。 特に、アールグレーやイングリッシュ・ブレックファストのような濃い味わいのものほど、汚れがつきやすいという研究結果もあるといいます。(歯科用エアーコンプレッサー) 紅茶系のものを飲みたい場合は、ハーブティーのような渋みの少ないものを選ぶほうが歯にとってはいいようです。 ■5:フルーツジュース フルーツの果肉部分には食物繊維をはじめさまざまな栄養分が含まれます。しかし、これを絞ってジュースにすると、歯を溶かす糖分や酸しか残らず肝心の栄養分はほとんど失われてしまうそうです! なんとなくヘルシーなイメージのあるフルーツジュースですが、飲み過ぎないように注意しましょう。 以上、歯科医が警告する“歯によくない飲み物5つ”をお届けしましたがいかがでしたか? いずれも絶対に飲んではいけないというわけではありませんが、飲み方には注意が必要です。また、飲んだあとにはしっかり歯を磨くことも忘れないようにしましょう。
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ちょっと痛いけどやっておきたい! 歯科医がオススメする「歯の治療 Best 5」

■第5位:歯ぐきの検査 歯周病の治療には必須ともいえるのが、「ポケット測定」という歯ぐきの検査です。歯の周囲に存在している「ポケット」と呼ばれる溝の深さを測るため、プローブと呼ばれる直径~程度の金属の棒を歯の周囲の歯ぐきの溝に軽く挿入します。 そして約25gの力を加えたときに停止した場所をポケットの底と考えて深さを計測します。この深さが1~2mmだと健康な歯ぐき、4mm以上の深さは、歯周病と診断されることが多くなります。 わずか25gの圧力ですので、健康な歯ぐきであれば、ほとんど痛みも感じませんが、歯肉炎や歯周病などの出血しやすい状態の歯ぐきの場合、触れるだけで出血して痛みを感じてしまうことがあります。 歯周病の診断には欠かすことのできない検査のため、正しい診断のためにもぜひやっておきたい検査です。 ■第4位:型を取る前の歯の修正 歯にかぶせものや、はめ込み金属などを作る時に歯を削りますが、神経を取ってある歯などは、麻酔しないで削ることがあります。このとき歯は痛くありませんが、歯と歯ぐきの境目付近を削っているうちに、歯ぐきの痛みや出血が起こる事があります。(口腔洗浄器) 審美的によいかぶせものにするためには、歯とかぶせものの境目を自然な感じに見せる必要があります。そのため歯ぐきの少し下の部分まで、歯を削ることになります。このときの歯ぐきの出血の多くは、歯ぐきを削るからではなく、歯の削りカスや水が空気の力で吹き飛ばされて、歯ぐき傷をつけることがほとんどです。 歯の周囲にプラークが付着して歯肉炎になっている場合は、さらに簡単に出血しますが、歯ぐきをわざと削ることはありませんし、少し傷がついても歯ぐきの回復は早いので過度な心配はしなくても大丈夫です。 ■第3位:さな虫歯の除去 臨床の現場では虫歯の治療の際、麻酔をするかしないかを決める明確なルールはありません。麻酔も薬である以上、できるだけ使用しないほうがよいという考え方をするのが一般的でしょう。そのため小さな虫歯を治療する際には、麻酔を使用しないケースも考えられます。 そんな小さな虫歯の治療のとき、場所によってはチクチク感じることがあります。実はこの痛みを参考に虫歯を削る量の判断材料にしていることもあります。こんなときは、個人差もありますが、少しの痛みで治療が短時間で終わるものであればそのまま治療を行ないます。ある程度の痛みがあり、治療に時間がかかるようであれば、途中から麻酔の追加をアピールするのがよいと思います。 ■第2位:麻酔 最近では針を刺す部分にあらかじめ表面麻酔を塗り、さらに極細の針を使用するため、麻酔の針を刺す瞬間の痛みは、かなり少なくなっています。それでも歯科で利用する局所麻酔は、見えない部分(口の中)に注射されるイメージがあるためか苦手な人が多いようです。 注射ぎらいの人の中には、麻酔をしないで治療をしてほしいという人もいます。しかし神経がある歯は表面のエナメル質より内部の刺激は全て痛みとして感じます。そのため大きくて深い虫歯には、麻酔が欠かせません。 また歯周病の治療に関しても、中程度から重度の歯周病では、治療で歯石を除去する際に痛みが出やすいので、麻酔をした方が痛みもなく快適に治療ができます。麻酔する際のわずかな痛みは、麻酔なしでの治療の痛みよりはるかに少ないものです。 ■第1位:歯石取り ちょっと痛いけどやっておきたい歯の治療の第1位は歯石取りです。軽い歯石であれば麻酔を利用せずに歯石を取ることが多いためか、チクチクすることもしばしばです。 歯石取りがどうしてチクチクしやすいのか? それは歯石があるために、歯石に接触している歯ぐきに炎症が起こっているからです。もし歯石のない健康な歯の部分を同じように刺激しても出血や痛みはそれほどでもないのですが、炎症があって敏感な部分の歯石を取る際、刺激してしまうので痛みが出やすいのです。 定期的に歯石を除去すると、取るときの痛みが少なくて済みます。さらに一度しっかり除去できれば、あとは自分の管理で歯石がつくのを防ぐことが可能なので、歯石を取ったら歯垢が歯石になる前に取り除くようにブラッシングを頑張りましょう。(超音波スケーラー)
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虫歯は事前に予測、1万8000人のデータから

「虫歯リスク評価(CRA)」と呼ばれる仕組みで、事前に虫歯がどれくらい発生するかを予測できるようだ。 事前評価のその後を調査 米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究グループが、修復歯科学の国際的専門誌ジャーナル・オフ・デンティストリーで2015年2月27日に報告したもの。(マイクロモーター歯科) 2007年〜2012年の期間に、大学病院で口内検査と虫歯リスク評価を受けた成人で歯の残っている1万8000人のデータを収集。2013年6月30日の口内検査までの間に虫歯になった歯の数を調査した。2回目の口内検査を受けたのは約4500人。 虫歯リスク評価は、普段の生活習慣、虫歯予防の実施、歯科の診察の結果から、虫歯のリスクを点数にするものだ。今回の試験では、虫歯リスクを「低」「中」「高」「極高」の4段階に分けて浄化している。 リスク高い人は虫歯多く 結果、調査開始から2回目の口内検査の間に増えた虫歯の数は、カテゴリーが上がるにつれて増えると分かった。 低リスクは本、中本、高本、極高本。 新しく虫歯になった歯のある人の割合は、低リスク、中リスクではほぼ同じだったが、高リスクでは、30%近く多くなり、極高リスクでは約50%増加した。(歯科ハンドピース) 虫歯リスク評価は、将来の虫歯の予測に役に立つ可能性があると研究グループは説明。歯科の学会はリスクを測るための評価表を出している。役立てるよう研究グループは勧める。 いつの間にか虫歯になっていたと無自覚にならないよう利用価値もありそうだ。
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