Archives for May, 2015

口臭で人間関係が変わった……3割

「他人の口臭が気になったことがある」とが回答。気になる場面は、「職場」が最多のだった。しかし「誰にでも指摘できる」人はわずかで、「口臭が原因で人間関係が変わった」人は3割以上もいる……。 ブレーンコスモスは、6月4日からの歯の衛生週間に先立ち、20代~50代の男女447名を対象に「口臭に関する意識調査」を実施した。 ●口臭が気になる場所は職場 「他人の口臭が気になったことはありますか?」という問いに対し、「全く気にならない」と回答したのはで、は口臭が気になったことがある。中でも「日頃から気になっている」という人がで、なんと4人に1人以上だ。 他人の口臭が気になる場面としては、「職場・学校」が最多のとなり、2位以下に大きく差をつけた。「電車やバスなどの公共交通機関」が、「家の中」がで続く。 口臭が気になった相手を聞いてみると1位が「上司・先輩」、2位が「同僚・同級生」、3位が「父親・母親」となり、一緒に過ごす時間が長い相手ほど気になりやすい。職場の相手が上位を占めている理由としてブレーンコスモスは、仕事の都合上、「長時間飲食できないことがある」ということを考える。口の渇きやネバつきは口臭の元となるので、こまめな水分補給やハミガキを意識することがエチケットへとつながるという。 ●指摘できるのは3%未満、人間関係が変わったのは3割以上 9割以上が「他人の口臭が気になったことがある」と回答したが、その口臭を指摘できるかどうかを聞くと、「誰にでも指摘できる」人は。なかなか人への指摘ができない口臭だが、その口臭が原因で人間関係が変わったことがあるかを聞くと、3割以上の人が「はい」と答えている。 人間関係の変化としては、「会話の際に距離をとるようになった」が、「会話の頻度が減った」が、「食事や遊びに誘わなくなった」が、「恋人関係にあったが別れた」が、など。知らず知らずのうちに相手との関係性が悪化してしまう可能性がある。 さらに、「他人の口臭が気になったことがある」と回答した人が90%以上であることに対し、「自分の口臭に悩んでいる」と回答した人は20%以下だった。口臭に自分ではなかなか気がつけないだけでなく、周りからも指摘されにくく、口臭が原因で人間関係が悪化してしまう恐れがある。 調査方法はインターネットリサーチ、実施期間は4月23~25日。調査対象は20~50代の男女で、447サンプルが集まった。
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子供の歯磨き…保護者が仕上げや点検を

今回は子供の歯磨きについて紹介します。歯が生え始めたら歯磨きのスタートです。                                                    小さいうちは保のが基本。最初は歯ブラシで歯にやさしく触れる程度にして、子供が 歯ブラシに慣れることから始めましょう。 自分でスプーンが持てるようになったら、歯ブラシを持たせて自分で磨かせてみましょう。保護者が歯磨きする様子を見せると、まねをして覚えていきます。歌に合わせて磨くなど楽しい歯磨きを習慣化させましょう。上手にできたらほめてください。 歯磨き剤も使いましょう。虫歯予防効果の高いフッ素入りがお勧めです。量は2歳ぐらいまではごく少量でかまいません。ブクブクうがいができるようになるまで、歯磨き後はガーゼなどで拭い取ってください。…
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【美味しいディナーが台無し!】口内炎の種類、3つ

白い口内炎とは? 口内炎には、いろいろな種類のものがありますが、白くなるものには、「アフタ性口内炎」「カンジダ性口内炎」「ニコチン性口内炎」などがあります。それぞれの口内炎の特徴をご紹介します。 アフタ性口内炎 アフタ性口内炎は、一般的にもっとも起こりやすい口内炎で、歯茎や舌、頬の内側などの粘膜に、2~10ミリ程度の円形や楕円形をした白い潰瘍ができ、その周りが赤く縁取られているのが特徴です。ストレスや疲れ、睡眠不足などによる免疫力の低下、ビタミン不足などによって、できやすいといわれていますが、原因がまたはっきりしていない部分もあります。 カンジダ性口内炎 カンジダ性口内炎は、白くてやわらかい苔のようなものが、頬の内側や上あご、舌などに点状や地図状に付着するのが特徴です。この白い苔は、ティッシュペーパーなどで拭えば、簡単に取れますが、取った後が赤く炎症を起こしたり、出血したりします。 カンジダ性口内炎は、カビ(真菌)の一種である「カンジダ菌」が、口の中の粘膜に増殖することで起こります。しかし、カンジダ菌は口腔内に棲息する常在菌の1つなので、通常ならある程度以上は増えることがありません。それでも、抗生物質を飲んでいたり、糖尿病や悪性腫瘍を患っていたり、乳幼児や高齢者、妊婦などで、抵抗力が弱まっていると、増殖して、口内炎を発症してしまうことがあるのです。 ニコチン性口内炎 ニコチン性口内炎は、口の粘膜、とくに上あごの粘膜が白く分厚くなるのが特徴で、場合によっては、白い粘膜に、赤い斑点が散在しているように見えることもあります。その名の通り、タバコを長期間にわたって、大量に吸っていることで発症します。 タバコの煙は、吸っている人が思っている以上に熱く乾燥しているので、口の中を乾燥させてしまい、口内炎をできやすい状態にしてしまいます。また、ニコチンはビタミンを破壊するので、一度ニコチン性口内炎になると、慢性化しやすく、がん化する恐れもあるので注意が必要です。
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放置しちゃダメ!歯茎からの出血は歯がなくなるSOSサイン

  みなさんは、歯を磨いたときに出血することはありますか? 歯茎は多くの毛細血管が通っており、皮膚に比べるととてもデリケートな場所です。歯を磨くたびに歯茎から出血するのはしょうがないと思っている方も多いですが、通常、健康的な歯茎であれば、歯磨きで出血は起こりません。 歯茎から出血するには何かしら原因があり、病気が潜んでいることもあります。最悪、歯がなくなってしまうことも……。今回は意外とおろそかにしがちな歯や歯茎の役割について、お伝えしたいと思います。 ■噛むだけではない歯の役割 いま当たり前にある歯は、食べ物を噛み切ったり、砕いたり、すりつぶしたりする重要な役割を果たしています。隣の歯や上と下の歯の協力がないとできない作業です。これがきちんとできないと、食べ物をしっかりと噛み切れず、消化酵素の1つである唾液と混ざらないまま胃へ送られるので、内臓にも負担がかかってきます。 ■歯茎からの出血は歯周病のサイン!? 歯の役割は噛むだけではないとお伝えしましたが、その大事な歯を守るのが、土台となっている歯茎です。歯磨きのたびに出血するのは日常茶飯事とないがしろにされがちですが、歯周病のサインかもしれません。 歯茎からの出血で一番考えられるのは、歯茎が炎症を起こしていること。歯肉炎になっているのですね。これが進行すると、歯周病という病気になります。歯肉炎、歯周病は歯磨きをしないことで起こる現象と思われがちですが、きちんと磨いていてもなることがあります。 いつも同じところが出血するのであれば、その付近の歯茎を確認してみてください。もし赤く腫れていたなら、歯肉炎の可能性が高いです。 ■治療後の歯が歯肉炎を悪化させる また、治療した詰め物などがあると、どうしても歯と歯の間に隙間ができやすくなりますよね。そうすると、そこに食べカスが入り込んで、歯茎を圧迫して炎症を起こしやすくなります。歯肉炎が進んで、歯周病となり、そのまま放っておくと……なんと! 歯がなくなることもあります。 なぜなら歯肉炎や歯周病の原因となる菌が、どんどんと歯を支えている骨を溶かしてしまうからです。支える土台が無くなれば、歯が抜け落ちてなくなってしまうわけです。歯科医療機器 歯磨きと一緒にデンタルフロスや糸楊枝などを使って、すみずみまで口腔内を清潔に保ちましょう。 ■歯がなくなるとシワができ美容面にも大ダメージ さらに、歯がないと美容面への影響もあります。唇のまわりやほっぺたは、歯が裏から支えていることでハリがでています。その支えの歯がないと、口回りのシワができやすくなってしまいます。健康面だけでなく美容面にも大きな影響を与えるのですね。 気づいたときには時すでに遅し……となっては困りますよ。歯が痛くなくても、歯科へ行って、歯磨きで落としきれないばい菌、歯石を取る、歯の質を強化するフッ素をぬる、虫歯や歯周病が進んでいないかチェックするなど、定期予防をしていくとよいですね。
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子供の歯列矯正 転院相談の56%が不適切 専門医「安易な治療に注意を」

歯並びやかみ合わせをよくする歯列矯正で、不適切な治療を受けていた子供が昨年1年間で少なくとも288人いたことが日本臨床矯正歯科医会の調査で分かった。 同医会加盟の専門医院に転院相談のあった患者(517人)の半数以上に上り、他院で7年間通院して改善されないケースもあった。初めて調査を実施した同医会は「技術がないのに安易に矯正治療を行う歯科医が増えている」と注意を呼びかけている。 歯列矯正は、歯に取り付けた金属にワイヤを通し、2、3年かけて歯を動かす「マルチブラケット法」が主流。治療後も歯を保定するため一定期間、「リテーナー」という装置を着ける。ほとんどの場合、健康保険が適用されず、費用は60万~120万円程度かかる。 矯正歯科専門の開業医らでつくる同医会は今年1月、治療途中に他院から転院の相談があった18歳以下の患者について初の調査を実施(203医院回答)。昨年1年間で517人から転院相談があり、うち半数以上の288人(56%)が、頭部のエックス線検査など必要な検査を受けないまま、装置を取り付けられるなど不適切な治療を受けていた。 専門ではない歯科医院で治療を受けていた患者が半数以上を占め、治療の必要がないのに5歳で歯列矯正を始めたり、7年通院してもかみ合わせが治らなかったケースもあった。(歯科機器通販) 国民生活センターでも歯列矯正を含む18歳以下の歯科治療の相談件数は増加傾向。平成22年度は40件だったが、25年度は70件、26年度は80件に上った。契約に関するトラブルが大半を占め、10年以上受け口(上の前歯が下の前歯より奥にある状態)の治療を続けた結果、悪化したケースもあった。 かむことの少ない現代の食生活を背景に、12~20歳未満の子供の4割以上が歯並びに問題があり、矯正治療を受ける子供が増えている。同医会の前田眞琴副会長は「専門知識や技術のある歯科医師かどうか確認してから治療を受けてほしい」と話している。
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お客様の中に心電計をお持ちのお医者様は?

iPhoneに電極付きケースを被せることで心電計として使うことができるAliveCor社のハートモニター(Heart Monitor)がFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得たため、人間の診察に使うことが可能となった。これまでは獣医が馬や犬の心電図を取るのに使われていた。 価格は199ドル。iPhone 4と4Sに対応(無料アプリ(AliveECG)あり)。iPhone 5対応はこれからだが、別途FDAの承認が必要となる。処方を受けた患者はいつでもどこでも心電図を取って記録し、送ることもできるようになる。病院外で患者が自由に行動しながら自分で手軽に心電記録を残すことができると、医師の治療にも大いに役立つとのこと。 AliveCor社のあるカリフォルニア州サンディエゴの心臓専門医Eric Topol氏はユナイテッド航空の機内で離陸前に気分が悪くなった女性をハートモニターで診察。不整脈を見つけて離陸前に措置をしたという。彼は1年半前にはフライト中にハートモニターで乗客が心臓発作と診断し、機長に緊急着陸を進言したこともあるそうだ。(パルスオキシメーター)
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歯の喪失の原因

歯を失う二大原因はむし歯と歯周病で、その割合は同じくらいです。一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若いうちはむし歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。喪失に至るリスクの高い歯は、未処置歯のむし歯・クラウン(冠)装着されている歯・部分義歯の針金がかかる歯(鈎(こう)歯)・歯周疾患が進行している歯などです。 twitterでシェアする facebookでシェアする 歯の喪失を防ぐためには、どのような原因で歯が失われていくかを知る必要があります。ここでは抜歯直前の状態に関する調査や追跡調査から得られた主な疫学的知見を紹介します。 抜歯の原因は? ほとんどの歯は歯科医院での抜歯処置を経て喪失に至ります。歯周病が進行して歯がグラグラになり自然に脱落する歯もありますが、歯が失われる場のほとんどは歯科医院と考えて差し支えないと思います。そこで歯科医院で抜歯される歯の直前の状態を調べることにより、歯が失われる原因を明らかにすることができます。 【図1】は2005年に全国2000余の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果です(円グラフは全年齢、棒グラフは年齢階級別)。歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」(42%)で、以下「むし歯」(32%)、「その他」(13%)、「破折」(11%)、「矯正」(1%)の順でした。このうち「その他」は大半が智歯(親知らず)の抜歯で比較的若い時期に抜歯されます。また「破折」の多くは、外傷など物理的に非日常的な大きな力が作用したものではなく、無髄歯(神経をとった歯)と考えられるので原因は「むし歯由来」とみなすことができます。 抜歯原因を年齢階級別にみますと、「歯周病」と「破折」による抜歯は中高年、「その他(多くが智歯)」と「矯正」は若い年代に多く、「むし歯」はどの年齢層でも多くなっています。 どの歯が喪失しやすいか? 全国抜歯原因調査と同じ年に行われた歯科疾患実態調査による歯ごとの喪失状況を年齢階級別にみると、全体的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、上あご(上顎)よりも下あご(下顎)で顕著です【図2】。たとえば下顎の第一大臼歯(六歳臼歯)に注目すると、50歳前後(45~54歳)で既に4分の1が失われています。奥歯が失われると、その前方にある歯は噛み合わせを支持する力が弱いので、よりオートクレーブ失われやすくなるという悪循環を生んでしまいます。いわゆる「出っ歯」の多くは、もともと歯並びが悪い場合もありますが、その多くは歯周病で奥歯が失われて前歯にかかる負担が大きくなったために、歯が傾いてグラグラの状態になってしまった場合が多いのです。 喪失リスクの高い歯とは? 今までに行われた疫学研究をまとめますと、以下のような歯は喪失に至るリスクが高いことがわかっています。 未処置歯のむし歯 クラウン(冠)装着されている歯 部分義歯の針金がかかる歯(鈎歯) 歯周疾患が進行している歯 なおこのうち「クラウン(冠)装着されている歯」は、この治療法そのものが喪失を高めるということではありません。この治療が施された歯は、無髄歯(神経をとられた歯)である場合が多いため歯の根の先(根尖(こんせん)部)に病変が残っていたりする場合が多い抜歯鉗子ためです。むし歯が進んで神経をとったり(抜髄)・根の治療(根管治療)が行われるようになると、歯は相当のダメージを受けたことになります。このような状態に至らないようにすることが、歯の喪失を防ぐうえで非常に重要といえます。
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痛みを伴わない虫歯の根管治療法が開発される

  虫歯の治療は大人になってもできれば避けたいものですが、虫歯が歯の根や神経まで進行してしまった場合、強い痛みを伴う「根管治療」が必要となります。そんな中、インド・ニューデリーの「All India Institute of Medical Sciences(AIIMS)」の歯科医であるNaseem Shah氏とAjay Logani氏が、従来の根管治療よりも安価で痛みのない虫歯の治療法を開発しました。 New 'painless' treatment to repair teeth - The Times of India AIIMSの教授たちによって開発された痛みのない根管治療法は「SealBio」と呼ばれており、患者自身の幹細胞を利用する技術で、米国特許商標庁に特許取得を申請中、オーストラリアではすでに特許を取得しています。 根管治療を行うには、厳しい練習や歯科的スキル・歯科医との臨床経験・根管を詰めるセメントに関する技術や知識など、さまざまな要素が求められますが、この技術が実用化されれば従来の根管治療を行う必要がなくなるとのこと。根管治療とは違う治療法であるSealBioでは、根管に患者自身の幹細胞を詰めることで組織障壁となって虫歯になった患部の再生を可能にします。(根管長測定器) 虫歯に侵された根管を幹細胞で満たすことで、数週間から数カ月かけて組織を徐々に修復。AIIMSの歯科医によると、SealBioの技術は従来の治療法で利用する設備を必要としないため、患者に痛みを感じさせないだけでなく、治療にかかるコストや時間も削減できるとのことです。 Shah氏はすでに複数の患者に対して臨床実験を成功させており、Kusuma生物学スクールの教授Seyed Hasnain氏は「この再生技術は、根管治療だけでなく歯科学全体の臨床的状況に影響を及ぼすかもしれない革新的な技術です」と話しています。
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舌にできた【口内炎】を治す方法

■口内炎は舌にできると厄介 口内炎は、頬の内側や歯茎など、口の中のいろいろな場所にできますが、1番厄介なのは、舌にできる口内炎かもしれません。舌に口内炎ができてしまうと、食事のときに、どうしても食べ物が当たってしまいますし、場所によっては、話をするだけでも痛むことがあるからです。(歯科診療ユニット) ■舌にできる口内炎の種類 口内炎には、「アフタ性口内炎」「カタル性口内炎」「カンジダ性口内炎」など、いろいろな種類があり、舌にはこれらの口内炎が発症する可能性があります。もっとも多いのは、アフタ性口内炎。赤く縁取られた2~10ミリほどの丸くて白くくぼんだ潰瘍ができるのが特徴です。アフタ性口内炎ができる原因は、睡眠不足やストレス、疲れなどで免疫力が低下していたり、ビタミン不足だったりするときにできやすいようです。アフタ性口内炎のように、境界線がはっきりしておらず、赤く腫れ上がったり、ザラザラと荒れたり、白くただれたりするのが、「カタル性口内炎」です。舌を噛んでしまったり、火傷をしたりするなどの物理的な刺激や、虫歯や歯周病など、口の中の衛生状態が悪いときなどによく起こります。そして、舌に白い苔のようなものが点状や粉状に付着するのが「カンジダ性口内炎」で、カンジダ菌が増殖することで起こります。カンジダ菌は、口腔内に棲息する常在菌なので、健康な人であれば、カンジダ性口内炎を発症することは、ほとんどありません。しかし、糖尿病やがんなどを患っている人や抵抗力の弱い妊娠、子供、高齢者などは、発症することがあります。 ■舌にできた口内炎を治すには? 口内炎の治療では、塗り薬や貼り薬を使うのが一般的ですが、舌の場合は、すぐに取れてしまう可能性があります。また舌に薬をつけると、薬の味に嫌悪感を抱きがちです。このため、舌の口内炎を治したいときは、殺菌成分入りのうがい薬やマウスウォッシュを使って、口の中を清潔に保つのが良いでしょう。マウスウォッシュを使用する場合はアルコールを含有していない刺激の低いものにすると良いと思います。 ただし、傷がある場合は、殺菌成分が細胞にダメージを与えて、傷の修復を遅らせてしまう可能性があるので、うがい薬などでうがいした後に、水でもう一度うがいをし直すのがオススメです。また、低下している免疫力を高めるために、しっかりと睡眠を取ることも大切です。(口腔内カメラ)
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口臭の原因は?・・・オーラルケアしていますか?

女性が歯磨きをする理由は、虫歯予防より口臭予防のためとさえいわれます。口臭って、自分のでも他人のでも、たしかに気になります。でも口臭を気にする人でも、その原因となると案外知らないもの。 あなたは「口臭の原因の9割はこれ」といわれるものが何か、知っていますか? じつは口臭は、歯や歯肉の健康状態と大きなかかわりがあります。それだけに口臭が気になるという人はもちろん、自分では気がついていない人も、オーラルケアの大切さを知っておきましょう。まず、あなたの「口臭の危険度」をチェック。 口臭について知っておきたいこと こんな時に口臭を感じやすい 口臭を気にしない人はいないでしょう。でも口臭って、強く感じるときと、そうでもないときがありませんか。それにはちゃんとした理由があるのです。 まず知っておきたいのは、だれにでも自然の口の臭いがあるということ。口のなかは湿気があって温度も高いため、食べカスなどがたまると雑菌がはびこり、臭いを発しやすい環境になっています。ふだんは唾液の抗菌作用によって、口臭もおさえられています。ところが起床時や空腹時には唾液の分泌量が減るため、いつもより口臭が強く感じられます。 仕事やプライベートで大切な人に会うというときにも、妙に口臭が気になることはありませんか。これも緊張によって唾液の分泌量が減ってしまうためなのです。また月経時や妊娠時には、ホルモンの作用によって口臭が強くなることもあります。 こうした口臭は一時的なものなので、歯磨きやマウスウオッシュ液、ブレスケア用品などで解消することができます。ガムを噛んだり、アメをなめたりすることでも、唾液の分泌をうながし、口臭が薄まります。 口臭の強さを知るには 自分の口臭をたしかめるとき、たいていの人は口の前に手を当ててハァーと息を吐き、鼻でかいでいるはずです。この方法だと、吐いた息がそのまま嗅覚を刺激するので、どうしても口臭を強く感じてしまいます。手についている匂いが混じってしまうこともあります。 自分の口臭を簡単に知るには、きれいなコップを用意しましょう。コップを水平に持ち、そのなかに軽く息を吐き、2~3秒置いてから鼻を近づけてみます。どうですか、臭いを感じますか。 もっと正確に知りたいなら、歯科でハリメーターやガスクロマトグラフィーといった機器によって、客観的に測定する方法もあります(2000円~5000円程度かかります)。歯科によって機器を備えていないところもあるので、事前に電話などで確認してください。 なっとくデータ 口臭を気にして歯科などを訪れる人の半数は、他人にはわからない程度のもの、つまり気にする必要のない程度の臭いだそうです。ところが最近「自臭症(自己臭症)」といって、口臭に神経過敏の人が増えています。話し相手が鼻に手をやっただけで自分の口臭のせいだと思い込んだり、子どもの頃に家族などから「口が臭い」と一度いわれたことを、大人になってもずっと気にしている人もいます。口臭というのは、自分で気にするほどには、他人にはわからないものです。ですから口臭過敏になる必要はありません。また、きちんとオーラルケアをしていれば、たいていの口臭は解消できます。まず、そのことを知っておきましょう。 口臭の原因の9割はこれ では口臭の原因となるのは、どんなことでしょうか。それには大別 すると、生理的口臭と病的口臭とがあります。 生理的口臭とは 自然な口の臭いのほかに、食べ物やタバコ、アルコールなどによって生じる臭いが生理的口臭です。食べ物のなかでも、口臭の原因となりやすいのはニンニクとネギ、ニラ、ラッキョウなど。とくにニンニクは腸から吸収された成分が血液中に入り、体中を回って肺から息として吐き出されるため、いつまでも臭いが残ります。またアルコールも本人にはわかりにくいのですが、強い臭いが漂います。 自分の口臭を感じたとき、ニンニクの入った料理やアルコールの影響歯科医療機器が残っていないかどうか、まず考えてみましょう。ニンニクやアルコールの臭い解消には、牛乳が効果的なので試してみてください。梅干やレモンにも、食べ物の臭いを薄める効果があります。もちろん歯磨きも忘れずに。 病的口臭とは 病的な口臭には、次のようなものがあります。 ● 口の病気"虫歯、歯周病、口内炎など。 ● 鼻やノドの病気"蓄膿症や扁桃炎、アデノイドなど。 ● 胃腸の病気"胃炎や胃拡張など。この関連で、舌に白いコケのようなもの(舌苔)が増え、それが臭いを発することがあります。舌苔をとる専門の用具もありますが、歯ブラシで軽くこするだけでも臭いはかなりとれます。 ● 呼吸器の病気"慢性気管支炎など。…
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