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歯医者で行う口臭治療の内容
口臭には一時的なものと、慢性的なものがあります。 一時的な口臭のひとつが、食べたり飲んだりしたときに発生するもの。ニンニクやアルコール、喫煙の習慣など、それぞれ臭いの特徴もあって原因はすぐにわかります。歯科診療ユニット そしてもうひとつは、生理的口臭です。ストレス下や空腹時など、唾液の量が減少して生理的口臭は発生します。健康的な唾液はサラサラしたもので臭いませんが、分泌量が減ってくると粘度を増し、細菌を凝縮してしまうのです。 しかしこれも一時的なもので、こまめに水分補給をしたり、食事をよく噛んで食べたりしながら、唾液の分泌量を増やせば解消されます。 これらは日々の生活習慣で改善できますので、特別な治療は必要ありません。 歯に関係した口臭の原因 こういった一時的な口臭に対して、慢性的な悪臭を放ち治療が必要なのが、「病的口臭」と呼ばれるものです。 喉や呼吸器、消化器官など身体の病気が原因となって発生するもので、虫歯や歯周病が原因による口臭もこの病的口臭のなかに含まれます。 以下のような、歯に関係した原因で起こる口臭は、歯医者で治療を行います。 (1)プラーク(歯垢)と歯石 歯や歯茎が悪くなるのは、プラーク(歯垢)が原因であることがほとんどです。ブラッシングの習慣がない、あるいは正しくないブラッシングを続けるとプラークは長時間口内に留まって、細菌が広がり臭いは発生します。 放っておくと歯石に変わってブラッシングでは取り辛くなり、虫歯や歯周病へと病状は進んでいくのです。 (2)虫歯 虫歯は、初期のものであれば臭いもそれほど気になりませんが、進行するとだんだんと臭いが強くなってきます。 臭いの原因は、虫歯菌が歯を溶かすときに出す酸です。胃からでる悪臭であれば自分でも気が付きやすいですが、虫歯による臭いは鼻腔まであまり届きません。そのため、自覚できないケースが多いのです。 (3)歯周病 歯周病とは、歯と歯茎の間に細菌が溜まり、歯茎がただれてしまう病気です。歯茎がただれることによって、血や膿が出て臭いが発生します。 歯医者でしてもらえる口臭治療とケア 病的口臭の9割は口内環境が原因と言われています。つまり、歯や歯茎を健康に保つことでそのほとんどを改善することができるのです。 まず治療を先延ばしにしている虫歯があれば治療しないと病的口臭も改善されません。一見虫歯がないように見えても、慢性的な口臭が気になる方は、歯科検診を受けるようにしましょう。 細菌は虫歯や歯周病にかかった歯茎のほかにも、過去に治療した被せものが合っていない場合など、その隙間に溜まりやすくなります。また、歯医者に通う際には、正しいブラッシング方法を再度教わり、おさらいすることも長い目での口臭対策となります。 また虫歯のない方でも定期的に歯医者に通ってプロフェッショナルクリーニング(PTMC)をしてもらい、歯石を取り除き、歯と歯茎を清潔に保つように心掛ければ、慢性的な口臭を解決する一手になるでしょう。
歯科医に聞く!口臭対策に適した歯磨き粉の選び方
口臭のエチケットとして毎食後、歯磨きを欠かさない方も多いでしょう。しかし、歯磨き粉の成分や使用量について正しく理解していないと、歯磨きによってかえって口臭を発生させてしまう可能性があります。 以下では口臭対策に適した歯磨き粉の成分や注意すべき成分、使用する歯磨き粉の適量についてご紹介します。 口臭対策に良い歯磨き粉成分 フッ素 フッ素は虫歯を予防する働きが科学的に認められている成分であり、多くの歯磨き粉に含まれています。 口の中では食事の食べカスが酸化するため、歯の表面が少しずつ溶け出します。溶けた表面には、唾液のカルシウムが表面に付着します。この際にフッ素が歯に取り込まれると、歯の表面に酸に溶かされにくい物質(フルオロアパタイト)ができ、虫歯になりにくくなります。 注意すべき歯磨き粉成分 研磨剤 多くの歯磨き粉には研磨剤(リン酸水素カルシウム)が含まれていて、コーヒーや紅茶などの色素を落とすのに役立ちます。しかし、研磨剤を使い過ぎると、研磨剤が歯の表面を削り取るために削られた部分は細い神経が露出し、知覚過敏に繋がってしまうのです。 合成界面活性剤 合成界面活性剤は歯磨き粉の泡立ちを良くする働きがあります。ですが、その泡立ちの良さは唾液を減らすことにも繋がります。唾液がなくなると口の中が乾燥して細菌が増え、舌表面に残った食べカスも酸化するため、かえって口臭や虫歯が起こりやすくなってしまいます。 泡立ちや香りなどの使用感で歯磨き粉を選ぶと、口臭予防に逆効果となってしまうことがあることを知っておきましょう。 歯磨き粉の適量とは 歯磨き粉はたくさん使用することで香りが立ち、泡立ちも良くなるため、効果的だと思いがちですが、大量に使用する必要はありません。口の中を清潔に保つには、小豆一粒大程度使用すれば十分です。 口の中を清潔に保つのは唾液であり、歯磨き粉ではありません。また、歯磨き粉をたくさん使用すると、よく磨けていなくてもミントの香りや口の中の泡立ちによってキレイに磨けたような爽快感を味わえ、舌への刺激が強いことから早く口をすすいで歯磨きを終わらせてしまいがちです。超音波洗浄器 その結果、口に食べカスが残り、口臭や虫歯の原因となります。 普段、何気なく選んでいる歯磨き粉も成分や使用量に注意することで、今まで以上に効果的に口臭予防ができます。
虫歯によって口臭が起こる5つの原因と治療法
歯を磨いているのに歯と歯の間や差し歯の下の口臭が気になる方も多いのではないでしょうか。歯と歯の間や差し歯の隙間は最も虫歯になりやすい場所です。実は虫歯は冷たいものがしみたり、痛みが出なくても進行し、自分では気づかずに歯が腐って口臭が出てくることがあるのです。今回は虫歯によって起こる口臭の原因と治療法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。歯科機器通販 1.虫歯によって口臭が起こる5つの原因と治療法 1−1.虫歯で穴が空いて臭い 虫歯が深くなると歯が溶け、発酵して口臭が出ます。虫歯は見た目に小さな虫歯でも中で広がっていることが多いです。本来歯は硬いのですが、虫歯菌によって歯は溶かされ、グジュグジュと軟らかくなり、発酵し口臭を発生させます。 治療法 レントゲン等で虫歯の大きさや深さを確認します。神経が残っていればできるだけ神経を残した状態で治療します。虫歯をすべて取り去り、セラミックやプラスチック、金属で穴の空いた部分を塞ぎ、新たに虫歯が進行しないように治療します。詳しくは「知ってるだけで格段に虫歯が減る!虫歯の全情報と全知識まとめ」を参考にしてください。 1−2.差し歯の中で虫歯が進行して臭い 差し歯になっている歯は神経の治療がされている歯が多く、中で虫歯が進行しても気づかないことがあります。差し歯の中で虫歯によって歯が腐ってしまい、差し歯が取れなければ虫歯やプラークが発酵し、口臭や出血、変な味がしてきます。 治療法 差し歯を外し、中の虫歯を取り除きます。放置する期間が長くなると歯が残せないことがあります。根が残せるようであれば、新たに土台を立て、セラミック等で差し歯を作り直します。詳しくは「前歯の差し歯の寿命が短くなってしまう7つの理由と対応策」を参考にしてください。 1−3.虫歯菌が神経を腐らせて臭い 虫歯が進行すると歯の神経を腐らせてしまいます。痛みが出れば気づくのですが、知らぬ間に神経が死んでしまったり、痛みをこらえたら痛みが引いてしまったのでそのまま放置していると、歯の神経が腐ってしまい口臭が発生します。 治療法 歯の根の治療をします。腐ってしまった神経を取り除き、細菌が感染してしまった根の部分を殺菌して、新たに細菌が入り込まないように薬を詰めます。その上に差し歯を作ります。詳しくは「歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのことと最新治療法」を参考にしてください。 1−4.根の先から膿が出て臭い 歯の神経が死んでしまうと、神経の空洞に細菌が増え、根の先に膿の袋ができます。膿の袋が大きくなると歯茎に白いおできのようなものができて、そこから膿が出され口臭がでます。この膿の出口はできたり、潰れて引いたりします。 治療法 歯の根の治療をし、それでも治らなければ根の先を膿の袋ごと取り除く必要があります。根の先の膿の袋が大きくなっていくと、周りの歯の骨を溶かしてしまったり、蓄膿症の原因にもなることがあります。詳しくは「歯の寿命はこれで決まる!歯の根の治療の根管治療と全情報を大公開」を参考にしてください。 1−5.虫歯菌が歯茎を腫らせて臭い 虫歯が歯茎の下まで進行すると、歯茎が腫れ、口臭が出ます。虫歯によって歯茎の周りが不潔になり、出血による血なまぐさい臭いや歯茎から出る液で変な味がしたり、膿の臭いがします。 治療法 虫歯が歯茎の下まで進行してしまった場合は虫歯と歯茎の下の骨を3mm以上離す必要があります。そのため深い虫歯の場合、歯を部分矯正で引き上げるか、歯茎の骨を削って下げるかする必要があります。 2.差し歯の口臭は要注意 差し歯の中で起こっている虫歯は、歯が人工の被せ物で覆われているため、気付かず進んでしまうことがほとんどです。口臭や歯茎からの出血、酸っぱい味などの症状が出ますが、虫歯がかなり進行してから出る症状です。気づいた頃にはほとんど歯が虫歯で溶けてなくなっていて、最終的には抜歯をしなくてはいけないこともあります。 このような事は定期的に歯医者でクリーニングをされている方は、被せ物の隙間や劣化を確認してもらえるのであまり起こらないことです。このような事にならないためにも定期的なクリーニングは重要なことです。 3.その他口臭が出る原因 3−1.汚い口の中 口の中にプラークや歯石が多く付いていると口臭が発生します。プラークは細菌の塊で、ヌルヌル、ベトベトしたものです。このプラークが多いと発酵し、口臭が出ます。また、歯石はプラークの住みかや歯茎が腫れる原因となり、血やプラークの臭いの元となります。 3−2.歯周病 歯周病は口臭の最も大きな原因です。歯周病になると歯茎から出血や膿が出て、強い口臭が発生します。歯周病の治療によって歯茎を改善する必要があります。場合によっては抜歯が必要なこともあります。詳しくは「あなたの周りは気づいてる!歯周病の口臭を早く改善する方法」を参考にしてください。…
口臭の種類と口臭治療
自分ではなかなか気づきにくい口臭。以下で、口臭の種類と治療方法をご紹介します。 口臭の種類 口臭は、その要因によっていくつかの種類に分けられます。 (1)生理的口臭 誰にでもある口臭で、唾液の分泌が減少することによって口内細菌が増殖し、口臭の主な原因である「揮発性硫黄化合物(VSC)」がつくられることで発生します。口腔洗浄器 朝起きた時に最も強い口臭がすると言われ、他に空腹時や緊張時にも強まる傾向があります。しかし歯みがきをしたり、食事や会話をすることで弱まりますので治療の必要はありません。 (2)飲食物や嗜好品による口臭 ニンニクなどのにおいの強い食べ物、タバコやアルコールの摂取によって発生する口臭です。これらによる口臭も時間が経つと次第に無くなる一時的なものですので、治療の必要はありません。 (3)病的口臭 治療の対象となる口臭の類。病的口臭の90%以上は口内の疾患が原因で、なかでも舌苔(ぜったい)は最大の口臭源となっており、口臭の60%が舌苔から発生しています。病的口臭の主な原因は、以下です。 舌苔…口内の細胞が剥がれ落ちて舌の上に溜まり、白く腐敗した沈着物です。 歯周病…病的口臭の原因として最も多い疾患。歯と歯ぐきとの溝で細菌がVSCを生産し、口臭を発生させます。 歯垢(プラーク)、歯石…細菌の集合体がプラークで、それが固まったものが歯石です。 虫歯…虫歯が進行すると、痛みだけでなく強烈な口臭が発生します。 唾液の減少…唾液が減ると細菌が増殖します。食事をしたり喋ったりすることで改善されますが、他の疾患が原因の場合もあります。 この他に、入れ歯の清掃不良や口腔ガンも口臭原因として挙げられます。 口臭治療の方法 口臭の原因となる疾患の種類と、その治療方法をご紹介します。 (1)ドライマウス 口内乾燥症のこと。詳しい症状としては口がカラカラする、ネバネバする、舌がピリピリする、味覚障害などです。精神的ストレスを受けて自律神経のバランスが乱れたり、他の疾患によってドライマウスになることがあります。 随伴症状として身体が乾燥傾向に傾くので、ドライアイ、便秘、筋肉のけいれんなども伴うことが多いです。治療法としては人工唾液、粘膜の保湿、内服薬などがあります。詳しくは『ドライマウス(口腔乾燥症)の原因と対処法』でご紹介します。 (2)口腔ガン 口の粘膜に発生するガンのこと。口腔底ガン、舌ガン、歯肉ガン、頬粘膜ガン、硬口蓋ガンがあります。初期段階では口内粘膜にただれがみられても痛みや出血などがほとんどないため、口内炎と思いこんで発見が遅くなったりします。 50代以上での発症率が高く、慢性的な刺激を与える酒やたばこを嗜好する方に多い疾患です。基本的に手術に放射線治療や薬物療法、または免疫療法などを組み合わせて治療します。 (3)舌苔 歯科へ行く必要はありませんが、定期的なセルフケアが重要です。口を大きく開けて舌を出し、舌専用ブラシで後方から前方へやさしく2~3回ブラッシングし、ブラシを流水ですすぎます。これを舌苔が取れなくなるまでくり返し、その後、歯みがきをして終了です。 舌掃除を行うのは朝食後、歯みがきの前です。舌清掃の際に奥まで器具を挿入すると嘔吐反射が起きるので、その手前までを行うにとどめます。歯ブラシでゴシゴシ磨くのは厳禁。舌が赤く変色したり、ヒリヒリ感を伴ったり、飲食の刺激物で違和感を感じたりするようであれば力の入れすぎです。かえって舌苔付着を助長しますので、注意が必要でしょう。舌掃除を行ってくれる歯科もあります。
朝起きたら口の中がネバネバして臭い|息をキレイにする方法を教えます
朝起きたら臭かった! 朝起きたら枕元からイヤ~な臭いがプ~ンとして それが自分のお口の臭いで落ち込んだ。 昨日の夜は歯を磨いたはずなのに 口の中はネバネバしてねっとり気持ちが悪い。 そんな口の臭いやネバネバの原因は何だかご存知ですか? 口の中にはたくさんの細菌がいてそれがイヤ~な臭いの元になる 口臭物質を出すことで、朝起きると生ゴミみたいな臭いがするようになります。 若いころは気にならなかった朝の口臭ですが、 年齢を重ねると体だけでなく口の中の環境にも変化が現れます。 朝起きた時の強い口臭や口の中のネバネバした症状は 加齢により口の中の衛生状態が悪化していることを示すサインです。 口臭の原因にはいろいろあって、それが複数重っているケースがほとんどで 口臭を予防するにはその原因をしっかり見極めることがまず大切です。 原因が分からないまま闇雲に歯磨きや口臭グッズを使用しても なかなか口臭予防はおろか、効果的な口臭対策にはつながりません。 ■口臭の原因を知ることが第一歩! 口臭の原因を特定するためには、その発生のメカニズムはもちろん 生活の中でどんなとき、どんな場面で口臭が気になるのかを把握しましょう。 歯磨きをしてもなかなか改善しない場合は、口臭の基礎知識を少し知るだけで 適切なケアの仕方が分かり、人との会話でも自信を持つことができます。 口臭の原因を1つ1つ確認し解決していくことでどんな臭いも自然に治り、 口臭だけでなく虫歯や歯周病など歯と歯茎の健康にも歯科用大きな力となります。 イヤ~な口臭が枕や布団から漂っては、自分でも情けなくなりますし、 いつも口臭を気にばかりいるとストレスも溜まり、体のためにも良くありません。 口臭の原因を突き止めることができたら、あとはその対策に取り組めばいいだけ。 朝起きて全然口臭が気にならなくなることは正しい口臭ケアで可能です。 若い方なら寝起きにキスもしたいでしょうし、お泊りも気が楽です。 口臭は口の中の健康だけでなく体の健康ともつながりがあり ときには体の不調を知らせる病気のSOSであるケースもありますので、…
周囲から嫌われないための口臭を予防する方法
口臭を防ぐためのオーラルケア マルセル・プルーストという作家の代表作である『失われた時を求めて』は、紅茶にマドレーヌを浸した時の香りが幼少時の記憶を呼び覚ます、という書き出しで始まります。 それと同じように、匂いというものは人の心を理屈ではなく感情で揺さぶるものです。 良い匂いがする異性は凄く魅力的に思えますし、どんなに顔の造形が整っていてもドブ川のヘドロが煮詰められたような臭いがしている異性には近づきたくないものです。高圧蒸気滅菌器 このように、匂いは人への好感度や印象を大きく左右します。特に口臭は親しい関係になる上での最大のネックになるのです。 口臭の原因とは何か? 口から臭う口臭の原因には、いくつかありますがその多くが身体の中に原因があるものです。 生理的口臭 生理的口臭とは、生理的な現象の結果に発生する口臭で病気を原因にしているものではありません。 例えば、寝起きで口内が乾燥しているとか、ニンニクやキムチなどの臭いが強い物を食べたとか、たばこを吸った後だとか、臭い玉が喉の奥に出来ているといったことが理由になって発生しているものです。 そのため、食事の後や起き抜けの時は生理的口臭が強く感じられることがあります。 病的口臭 病的口臭は、虫歯や歯周病、消化器系の病気、蓄膿症、糖尿病などの病気が原因となって起こる口臭です。病的口臭には病気の代表的な症状として起こる場合があり、糖尿病ではアセトン臭と呼ばれる独特の饐えた臭いが患者から感じられます。 病的口臭では、幾ら口内を綺麗にしていても、病気そのものが原因になっているから病気を治療しない限りは口臭の改善はありません。 思い込みが生み出す口臭 口臭が酷い、ということはそれだけで人間性まで否定されるマイナス要素になりうるため、「自分の口臭で周りの人が迷惑しているのではないか」と思い込んでしまう人も少なくありません。 このように、心配性であったり、思い込みが強かったりする人は実際には臭っていないにも関わらず「自分の口臭は酷い」と思い込んでしまうのです。このような状態を「口臭恐怖症」と言います。 口臭恐怖症は実際に口臭が伴わないので、医師の検査を受けても「不快さを感じるような口臭はない」という診断結果が出るものの、患者本人は「自分が傷つかないように嘘をついているんだ」と思い込んでしまうことが往々にしてあります。 また、自分には口臭が感じられるものの他人には口臭が感じられない「仮性口臭症」というケースもあります。口臭恐怖症は臭いを自分で感じられず、仮性口臭症は自分だけが臭いを感じるという違いがありますが、線引きが難しいのがネックです。 口臭を防ぐにはどんなオーラルケアが有効? 病的口臭の場合は、原因となる病気を治せば根治治療に繋がりますが糖尿病のように一生付き合っていかなければならない病気もあります。 一方、生理的口臭の場合は毎日のオーラルケアをしっかり行うことで予防・改善が期待できます。 毎日の歯磨きで歯垢除去する 生理的口臭の原因の一つであり、歯周病の元となる歯垢は歯の隙間などに残った食べカスに細菌がついて増殖し発生するものです。 食べカスや歯垢を除去するためには、毎日の歯磨き習慣が大事になります。通常の歯ブラシは歯の表面や裏側はともかく、歯の隙間までは届かないのでデンタルフロスや歯間ブラシを使って歯の隙間を掃除するようにすることが大事です。 マウスウォッシュで臭いをカット 歯磨きをしっかり行って歯垢や口臭を除去することは大事ですが、頻繁に歯磨きを行うと歯の表面が歯磨き粉に含まれる研磨剤やブラシで傷ついてしまい、逆に虫歯を引き起こす恐れがあります。 食事の後や人と会う前には、短時間で歯磨きと同等の消臭効果が得られるマウスウォッシュで口を濯いでおくのが大事です。 寝る前に水分補給する 生理的口臭の原因の一つには口内の乾燥があります。つばを手などに付けて乾かすと臭い、という遊びを子供の頃にやったことのある人ならわかると思いますが、唾液は乾燥するととても臭います。…
冬は特にクサくなる! 口臭を消すための超簡単な5つのポイント
あなたの口臭は大丈夫ですか? 相手から好印象をもってもらいたいのなら「清潔感が大事!」とはよく言われるもの。服装や身だしなみに気を付けるなかで、もっとも自分で気づきにくいのは口臭です。他人の口臭は気になるのに、自分のニオイに関してはなかなか鈍感になってしまうもの。かといって「私の口って臭う?」なんて親しい間柄でもなかなか聞けないもの。もしかすると知らない間に人に不快な思いをさせているかもしれないと思うと、恐ろしいですよね。そこでここではいや~な口臭を消し去るための5つのポイントをご紹介します。コンプレッサー&グラインダー 冬は「口臭」に気を付けよう 1年のなかでもっとも乾燥する季節、冬。「肌がぱさぱぱさ!」「髪の毛がきしきし!」とクリームやオイルをせっせと塗っている人も多いでしょう。乾燥は、肌や髪の毛だけでなく口のなかも同じこと。乾燥することで口の中に揮発性の硫黄化合物の成分が発生してしまいます。実は、この季節はもっとも口臭がキツい季節でもあるのです。 1:マスクで寝る よく肌の乾燥を防ぐために寝るときにマスクをつけるという女優さんがいらっしゃいますよね。これは、肌だけでなく口臭予防にもぴったりのアイディア。マスクをして眠ることで吐く息に含まれる水分が口の中に残るので乾燥を防いでくれるのです。美容のために「寝るマスク」ははずせないアイテムですね。 2:朝ご飯を食べる 「布団から出たくない……!」と朝寝坊しがちな冬ですが、朝食を抜くのは絶対にNG。朝ご飯を食べることで唾液の分泌が活性化され、口の中を殺菌してくれます。特に食べるといいものは、唾液が分泌されやすい酸っぱいものや、汁もの。梅干しやお味噌汁を飲めるといいでしょう。 3:噛みごたえがあるものを食べる 「よく噛む」ことによって唾液は分泌されやすくなります。ガムもそうですが、おせんべいやスルメなど噛みごたえのあるものをおやつの時間に食べるといいですよ。また、食事のときは一口につき20~30回ほど噛んでから飲み込むのが理想。早食いの人は口臭がキツいという傾向もあるようなので、ゆっくりを心掛けましょう。 4:お茶は飲まない 乾燥するからといってコーヒーや紅茶をがぶがぶ飲む人がいますが、それは保湿にはなりません。お茶は利尿作用があるため、飲んでもすぐに排出されてしまいます。飲み物を飲むならお茶よりもお水のほうが最適。水分は身体によく吸収されるので、脱水ぎみの肌や口をすぐに潤してくれますよ。 5:はちみつを食べる はちみつには口の中を綺麗にしてくれる殺菌作用と、口の粘膜を保護してくれる役割があります。そのため口臭が気になったらいち早く摂取するのがオススメです。コップ1杯の水にはちみつを溶かして、口の中で転がすようにして飲むといいですよ。朝の1杯に飲んでみましょう! ちなみに、起きてからすぐに水を飲むと口のなかに溜まった雑菌をも一緒に体内に取り込むことになるので、一度口をゆすいでから飲みましょう。というわけで、冬も気持ちよく爽やか吐息になりましょう!
歯槽膿漏が原因と見られる口臭を抑えるには
歯茎が腫れ、自分でも不快感を覚えるほどの口臭。時間がない時は、どう対処したらよいでしょうか。 ■50代男性からの質問:「歯茎の腫れを抑えて口臭を防ぐ方法」 『自分の口臭を不快に感じ、口の中を見てみたら歯茎が赤く腫れていました。恐らく歯槽膿漏ですが、歯槽膿漏は口臭の原因になりますか。また、歯医者に行きたいのに時間が取れません。歯茎の腫れを抑え、口臭に効果のある方法を教えて下さい』 ■口臭の原因と見られる口内の疾患 歯槽膿漏の他にも、口臭の原因となる口内の疾患例が挙げられています。 『歯槽膿漏は口臭の原因のひとつです。他には虫歯、歯垢、歯石、歯周炎、舌苔も考えられます。舌苔(舌についた白い苔のようなもの)は、舌ブラシでおちます。口臭の要因となる唾液の分泌の低下には、唾液腺(耳の下から顎にかけて)のマッサージや、よく噛んで食べ、口が乾燥しないようこまめに水分をとるのも効果的です。(看護師)』 『歯槽膿漏は放っておくと炎症が進み、歯が抜けることも。少しでも進行を遅らせるため、歯磨きの際には歯垢が残らないよう歯間ブラシを利用して、隅々まで磨くようにしてください。(看護師)』 『歯も20代から徐々に免疫力が低下し、歯周病は30代後半から増加します。歯周病になると歯肉に膿が貯まり、歯周ポケット(深さ)が4mm以上になるとメチルメルカプタン(揮発性硫化物)が出るので、より強い匂いが発生します。(看護師)』 『少しの刺激で出血したり、歯はグラグラしませんか。歯茎が腫れている状態は歯肉炎。進行すると、歯の周囲に炎症が広がり歯周炎に。最終的にあごの骨が溶け出し、歯が動く状態になると、治療が難しくなります。歯垢、歯石も歯周病や口臭の原因になるので、できるだけ早目に歯科受診されることをお勧めします。(看護師)』 ■口臭を抑える食べ物やケア方法 ストレスをためず、甘い物や夜遅い時間の食事は避けるなど、生活習慣にも要注意です。 『臭いの強いものや、脂肪を含む食品や動物性脂肪は消化が悪く、翌日まで臭いが残ったり、胃がもたれたりしますから、夜は控えます。大豆製品、海藻類、キノコ類、野菜や果物などバランスよく摂るようにしてください。リンゴやナシ、パイナップルにも口臭予防効果があり、レモンは唾液を分泌させて口の中を爽やかにします。(看護師)』 『ストレスや疲れも口臭の原因になるので、規則正しい生活を心がけて運動や趣味でストレスを発散させましょう。便秘しないよう乳製品をとって、腸内環境を整えることも必要。喫煙、飲酒も歯槽膿漏を悪化させ、口臭の原因になります。(看護師)』 『歯茎が腫れると出血しやすいので、柔らかい歯ブラシで歯茎のマッサージを行い、血行を促進させます。1カ所に20回軽い負荷を加え細かな動きで磨いて下さい。歯茎が腫れると、歯と歯茎の間に溝ができて汚れが溜まりやすくなります。45度の角度で優しく磨きましょう。歯間や奥歯は歯ブラシでは汚れが落ちにくいので、デンタルフロスや歯間ブラシが効果的。歯周病の悪化を防ぎます。(看護師)』超音波洗浄器 『歯槽膿漏の患部に直接塗る製品や歯磨き粉も市販されており、普段のケアにプラスすると効果的です。磨き残しから悪化している可能性もあります。歯科では治療の他にも、普段から有効な歯磨きができているかを確認できます。(看護師)』 様々な処置方法がありますが、歯医者へ行くのが一番の解決策なのは間違いありません。 <こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>
知っておきたい!歯磨きのときに出る“血”の理由
■ 歯茎の出血は体のトラブルサインかも!? 歯ぐきから自然に血が出たり、ブラッシング時、食事時に出血したりすることがありますが 、そのほとんどは歯肉炎や歯周病などお口の中の状態が原因です。 しかし、時にはその出血が全身疾患と関連がある場合もあります。さらに、幼少期の歯ぐきからの出血は特に注意が必要な場合があります。 ■ お口の中に原因がある場合 1.歯肉炎 歯と歯茎の溝に歯垢が停滞し、歯の表面に歯石が沈着することで歯茎が炎症を起こした状態です。 歯茎が赤く腫れた状態で、ブラッシングなどのちょっとした刺激により 簡単にに出血します。歯みがき習慣の改善や歯石の除去で改善します。(超音波洗浄器) 2.歯周炎 歯肉炎が進行すると歯ぐきの炎症のみならず、歯を支えている周囲の骨も吸収してきます。 歯周炎の状態が進行している場合には歯茎から膿も出てきたり、口臭を感じるようになり、適切なブラッシングと歯肉炎以上に徹底的な歯石除去が必要になります。 ■ 全身疾患が関与している場合 1. 肝硬変 慢性的な肝障害により、肝細胞が破壊され、繊維化する事で肝臓が硬くなる病気です。 肝機能の著しい低下によって血液凝固因子が欠乏し、鼻血や歯ぐきから出血が見られるようになります。 2. 急性白血病 貧血、発熱、出血傾向などが主な症状です。 この影響で歯ぐきから血が出ることもあります。 3. 多発性骨髄腫 背中や腰に痛みを感じたり、貧血による倦怠感が一般的な症状です。 加えて病的な骨折を起こしたり出血傾向が見られたりします。 4. 血友病…
口臭で人間関係が変わった……3割
「他人の口臭が気になったことがある」とが回答。気になる場面は、「職場」が最多のだった。しかし「誰にでも指摘できる」人はわずかで、「口臭が原因で人間関係が変わった」人は3割以上もいる……。 ブレーンコスモスは、6月4日からの歯の衛生週間に先立ち、20代~50代の男女447名を対象に「口臭に関する意識調査」を実施した。 ●口臭が気になる場所は職場 「他人の口臭が気になったことはありますか?」という問いに対し、「全く気にならない」と回答したのはで、は口臭が気になったことがある。中でも「日頃から気になっている」という人がで、なんと4人に1人以上だ。 他人の口臭が気になる場面としては、「職場・学校」が最多のとなり、2位以下に大きく差をつけた。「電車やバスなどの公共交通機関」が、「家の中」がで続く。 口臭が気になった相手を聞いてみると1位が「上司・先輩」、2位が「同僚・同級生」、3位が「父親・母親」となり、一緒に過ごす時間が長い相手ほど気になりやすい。職場の相手が上位を占めている理由としてブレーンコスモスは、仕事の都合上、「長時間飲食できないことがある」ということを考える。口の渇きやネバつきは口臭の元となるので、こまめな水分補給やハミガキを意識することがエチケットへとつながるという。 ●指摘できるのは3%未満、人間関係が変わったのは3割以上 9割以上が「他人の口臭が気になったことがある」と回答したが、その口臭を指摘できるかどうかを聞くと、「誰にでも指摘できる」人は。なかなか人への指摘ができない口臭だが、その口臭が原因で人間関係が変わったことがあるかを聞くと、3割以上の人が「はい」と答えている。 人間関係の変化としては、「会話の際に距離をとるようになった」が、「会話の頻度が減った」が、「食事や遊びに誘わなくなった」が、「恋人関係にあったが別れた」が、など。知らず知らずのうちに相手との関係性が悪化してしまう可能性がある。 さらに、「他人の口臭が気になったことがある」と回答した人が90%以上であることに対し、「自分の口臭に悩んでいる」と回答した人は20%以下だった。口臭に自分ではなかなか気がつけないだけでなく、周りからも指摘されにくく、口臭が原因で人間関係が悪化してしまう恐れがある。 調査方法はインターネットリサーチ、実施期間は4月23~25日。調査対象は20~50代の男女で、447サンプルが集まった。