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アレッ…若返った?口臭予防だけじゃない「唾液」の知られざるスゴイ効能4つ
唾液というと、消化作用が広く知られていますが、これ以外にもたくさんの機能があることをご存じでしょうか? しかも、若返りや老化・病気予防など女性にとってうれしいものなんです……! そこで今回は、波多野歯科医院の院長・波多野尚樹先生の著書『歯から始まる怖い病気』や『WooRis』の過去記事を参考に、あまり知られていない“唾液”のすごい機能を4つご紹介します。 ■1:“若返り効果”がある 赤ちゃんといえば、“よだれ”が多いもの。誕生してからものすごいスピードで成長していきますが、徐々によだれの量は少なくなっていきますよね。 同著によれば、唾液には“ヒト成長ホルモン”が含まれており、赤ちゃんのよだれの多さは、大量のホルモンが分泌されているからなのだそうです。また、唾液には、若返りホルモン“パロチン”も含まれているとか。 唾液の分泌量は、加齢にともない減少していくと言われています。老化予防のためにも、梅干しやレモンなど酸っぱいものを食べて、意識的に唾液を出すようにしたいですね。 ■2:活性酸素を抑える働きがある 唾液には“ペルオキシダーゼ”という酵素も含まれており、体内で過剰に発生した“活性酸素”を抑制する働きがあるとか。 体内に活性酸素が増える弊害としては、老化を加速させ、がんや生活習慣病を引き起こしやすくなるなどがよく知られていますよね。 この唾液の効能をしっかりと享受するためにも、ひと口あたり30回以上噛んで、物を食べるように心がけましょう。超音波洗浄器 ■3:口の中の細菌繁殖を防ぐ 口の中に住みついている、“虫歯菌や歯周病菌”などの細菌。大人の口の中で、なんと300~700種類もの細菌が生息しているようです。 唾液が減少すると、唾液の自浄作用により細菌を洗い流すことができなくなってしまうのですって。 その結果、細菌が口の中で繁殖することになり、虫歯や歯周病等を引き起こす要因に。加齢や免疫力が低下している時など、これらの菌が悪さをし、最悪の場合には死に至ることも……。唾液の働き、なかなか侮れませんね。 ■4:口臭予防になる “ドライマウス”という言葉を聞いたことがあるでしょうか? ドライマウスとは、唾液が極端に少なくなってしまった状態で、口臭の原因の1つです。 とくに女性はドライマウスになりやすいと言われているので、運動や睡眠、バランスの良い食生活、リラックスを心がけて、唾液の分泌量を減らさないようにしましょう。 以上、あまり知られていない“唾液”の効能についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 唾液の分泌量を上げるために、よく噛む、酸っぱいものを食べる・思い浮かべる、口呼吸をしない、口の中で舌を動かすなど、日常でできることはいっぱいあります。ぜひ実践してみてくださいね。
舌苔ができる原因を理解し、口臭の対策を!
歯磨きをしても気になる口臭…今回は、口臭の原因に舌苔(ぜったい)を疑う男性からの質問です。 30代男性からの質問:「舌苔ができる原因は何なのでしょうか?」 口臭が気になり、歯磨きやフロス、マウスウォッシュなど試しています。舌のケアはまだしたことがありませんが、舌苔というものが臭いの原因の可能性があるのは本当でしょうか?舌苔はどうやって溜まるのでしょうか? 口臭原因の6割は舌苔。歯の疾患による場合も。 口臭原因の6割は舌苔によるといいます。口腔内が乾燥すると舌苔ができやすいため、唾液分泌の低下を防ぎつつ、舌苔を取り除くケアが必要です。一方、歯の疾患が一因の場合も。気になる疾患は治療するのもひとつの手です。歯科用エアーコンプレッサー 口の粘膜も皮膚の垢と同様に、細胞が剥がれ落ちます。それが舌に白く溜まり、腐敗したものが舌苔です。通常は唾液によって汚れは洗い流されますが、口腔内が乾燥し、唾液の分泌量が減少していると、汚れが舌に留まり舌苔となります。口臭の6割が舌苔から発生していると言われています。(看護師) 口腔内の乾燥原因は、不規則な生活やストレス、緊張、精神的不安などによる自律神経の働きの低下と言われています。規則正しい生活を送り、ストレスを上手く解消してゆっくりとした時間を持つことで、自然に唾液の分泌を促すことが大切です。(看護師) 舌苔を取り除くには、歯磨きのたび、舌ブラシで優しくブラッシングしたり、濡れたガーゼで拭き取るようにしましょう。 (看護師) 舌苔はブラシなどで強く磨くと、余計に唾液の分泌を減らしてしまうこともあり、注意が必要です。(看護師) 口臭原因として舌苔以外に、虫歯、歯垢、歯石、歯周炎、歯槽膿漏などがあります。口腔内の疾患は歯科で治療をしましょう。(看護師) 口臭対策は食事や歯磨き粉でも。 食事や喫煙は、それ自体が口臭の一因になる場合も。食事内容や歯磨き粉の選び方などでも対策はできるといいます。 食生活は夜遅い時間の食事を避け、臭いの強いものや動物性脂肪は消化が悪く、翌日まで臭いが残ったり胃がもたれたりしますから、夕食には控えましょう。(看護師) 海藻類やキノコ類、生野菜、肉より魚、和食を摂るようにしましょう。リンゴやナシ、パイナップルにも口臭予防効果があり、レモンは唾液を分泌させて口の中を爽やかにします。便秘しないよう乳製品を摂って、腸内環境を整えることも必要です。(看護師) 水分を多く摂取し、よく噛んで食事をすると唾液の分泌量は増加します。梅干しや酢の物など酸味がある食品を積極的に摂り、香辛料などの刺激物はなるべく避けるようにしてください。顎を動かすことも良いため、キシリトールやシュガーレスガムを噛むのもおすすめです。(看護師) 歯磨き粉やマウスウォッシュは、少しでも口腔内の刺激を減らすため、合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)やアルコールが入っていないものを選ぶよう心掛けてください。(看護師) 喫煙は唾液の分泌量を減少させるだけでなく、煙草自体も口臭に繋がります。 (看護師) 口臭対策に不可欠な舌苔のケア。口腔内が乾燥していると舌苔ができやすいので、舌苔を取り除くだけでなく唾液の低下を防ぐことも重要です。歯の疾患や食事、喫煙が口臭の一因である場合もあるといいます。唾液の低下を招く生活習慣と同時に歯のトラブルや食生活も見直し、改善すると良いでしょう。
あなたは大丈夫? 口臭を予防する最も効果的な方法は?
口臭の原因のおよそ80%以上が、口の中にあるといわれています。 口の中に生息する細菌のなかでも特に嫌気性菌と呼ばれるものは、食物を分解する過程などで、主に揮発性硫黄化合物のガスを発生します。これが口臭の素になるワケですね。 今回は、誰もが気になる口臭の原因と対処法についてお話ししましょう。ホワイトニング機器 口の中を乾燥させないことが大切! 唾液の量が減ると、口臭の原因菌が増殖するだけでなく、むし歯や歯周病の原因にもなります。まずは口の中を乾燥させないためにできる、3つの方法をご紹介します。 1. ガムを噛む ガムを噛むと自然に唾液の分泌が促されるため、口臭予防になります。キシリトール配合のガムは、むし歯予防効果も期待できますよ。 2. しっかり水分を補給する 適度な水分補給によって口腔の乾燥を防ぎ、口臭の原因菌が減少、または唾液の分泌をスムーズにします。お茶やウーロン茶は食後の口臭は緩和しますが、飲みすぎると唾液の分泌を抑制しかねません。また、空腹時にお茶やコーヒーを飲むと口臭を強くするので注意しましょう。 3. 正しい食生活を送る 大切なのは、規則正しくバランスのとれた食事をすることです。また和食中心の食事にしたり、噛み応えのある食事に変えると唾液の分泌が活性化します。 これで安心! 口臭予防に役立つ3つの対策 対策1:むし歯や歯周病を治す 大きなむし歯ができていたり歯周病が進行すると、口臭がきつくなります。不安な人は歯医者でチェックしてもらいましょう。 対策2:歯を丁寧にブラッシングする ブラッシングは歯に付いた歯垢(プラーク)を落とし、短時間に口の中の汚れや細菌を減少させることができます。口臭が気になる時は、特に磨きにくいところにプラークが残っていることがあります。歯間ブラシやデンタルフロスを使ってしっかり落としましょう。また、歯磨き後のリンスなども効果的です。 対策3:舌を磨く 口臭の素は、舌の上でもっとも多く作られます。舌に付着した白い苔状のものを「舌苔」といいますが、舌磨きでこの舌苔を除去し、清潔に保つと効果的です。
歯磨きをし過ぎてもダメ!? 歯科医師が答える「口臭Q&A」4つ
口臭、悩ましい問題ですよね……。ただ、口臭を改善しようと思っても、いろいろな情報があって何が正しいのか良く分からなくなってしまいませんか? そこで今回は、神奈川県の『大船駅北口歯科』の院長で、口臭治療も専門的に行う杉山貴志先生に聞いた口臭に関するお話を、クイズ形式でまとめました。ぜひともチェックしてみてくださいね。 ■1:口臭に年齢や季節は関係ある? ○か×か 口臭に年齢は関係あるのでしょうか? 杉山先生によると、口臭の起こりやすい年齢は特にないそうです。ただ、「子どもから高齢者まで口臭は起こりますが、高齢者は唾液の分泌が少なくなるので口臭は起こりやすいです」とのこと。ちなみに口臭と季節は全く関係ないようです。答えは×です。 ■2:口臭予防にはどんどん歯磨きをした方がいい? ○か×か 口臭予防のために、歯磨きをする人は多いと思います。特にお昼ご飯を食べた後に、会社のトイレで歯を磨く女性も少なくないはず。 ただ杉山先生によると、歯の磨き過ぎは唾液を失う原因になるので、磨き過ぎも要注意だといいます。唾液は口臭の原因となる細菌を抑える働きがあるので、唾液を失えば口臭が悪化する場合もあるとか。 とはいえ、歯磨きが駄目という話ではありません。歯周病や虫歯の炎症が原因で起きている口臭(病的口臭)の予防・改善には、徹底したお口の掃除が効果的だといいます。 まずは朝と夜、1日2回の歯磨きを徹底して行ってみてください。ただ、3回以上は磨き過ぎで、逆に唾液を多く失う恐れも。要注意ですね。 ■3:ストレスや緊張は口臭を悪化させる? ○か×か 仕事や人間関係、新生活など環境の変化でストレスを感じると、口臭は悪化するのでしょうか? 杉山先生によると、「緊張した状態が続くということは、交感神経が優位になり、結果的に唾液の分泌が抑制される」といいます。 例えば人前で「私、口臭があるかも……」と緊張してしまうと、細菌を抑えてくれる唾液の量が減り、口臭が悪化するようです。よって答えは○です。 お口の清掃をちゃんと行い、あらゆるブレスケアを行っているのに自分の口臭が何となく気になる人は、「私、もしかしてクサイ?」と過剰に心配してしまうその緊張のせいで、口臭が悪化しているかも……気にし過ぎは、要注意なのですね。 ■4:1日で最も口臭がひどくなる時間帯は夕方である? ○か×か 1日のうちで、最も口臭がひどくなる時間帯はいつだと思いますか? 日中に仕事や子育てを頑張った後の夕方でしょうか? それともお昼ご飯を食べた後でしょうか? 口腔洗浄器 杉山先生によると、「唾液の分泌が少なく、細菌が最も増えるのが起床時です。この時間帯が口臭が最もあります」。口臭の予防にはとにかく唾液が大切で、唾液が最も少ない朝は口臭が一番ひどいそうです。よって答えは×ですね。 逆に一番口臭が少ない時間はいつだと思いますか? 杉山先生によると、ご飯を食べた直後だといいます。ご飯を食べた直後は唾液がたくさん出ているので、細菌の数が少ないそうです。「実際に食後の唾液を顕微鏡でみると細菌の活動は非常に少ない」とのこと。意外ですよね? 以上、口臭に関するQ&Aをまとめましたが、いかがでしたか? 全問正解できるようになるまで、繰り返しチェックしてみてくださいね。
口臭を無くす!5つの原因とその対策
はじめに 口臭は、誰にでもあり自分でケアできる口臭と、歯科または医科での治療が必要な口臭に分かれます。口臭の5つの原因とその対策で正しい知識を身につけて、さわやかな息を手に入れましょう! 口臭の原因 1. 口の中の原因によるもの ほとんどの口臭は歯垢・舌の汚れ(舌苔)・歯周病など口の中の原因によるものです。 2. 口の中以外の病気が原因のもの 副鼻腔炎(ちくのう症)、糖尿病、腎臓病などが口臭の原因となることもあります。 3. 飲食物、たばこが原因のもの にんにく、アルコール、たばこなどを口にすると臭いますね。 4. 生理的口臭 だれでも朝起きた時、緊張した時など、口の中で唾液の分泌が少なくなると臭います。 5. 精神的な原因によるもの(自臭症) 周囲の人は何も感じていないのに、超音波洗浄器周りから臭いと思われていると思い込むケースがあります。 対策 1. 口の中の原因によるもの 歯みがき、デンタルフロス、舌の清掃を丁寧にしましょう。歯みがき指導と歯周病の検査、歯石のクリーニングのために歯科を受診されると、より効果的です。厚生労働省の歯科疾患実態調査では、成人の80%が歯周病であるとの結果が出ています。 2. 口の中以外の病気が原因のもの 耳鼻科、内科などの受診が必要ですが、ご自身ではっきり原因がわからない時は、歯科を受診してください。 3. 飲食物、たばこが原因のもの 大切なミーティングの前にはニオイの強い飲食物は避けましょう。思い切って禁煙されるのもいいですね! 4. 生理的口臭…
病院で口臭の治療をしたい!何科に行くべき?
口臭の原因のほとんどは口の中にあります。歯みがき、舌みがき、水分補給などで生理的な口臭をケアしても改善しない場合は、病院で診察を受け、その原因を調べたほうが良いでしょう。超音波洗浄器 口臭治療のために病院へ行く場合には、口の中の病気の有無から調べることをオススメします。 口の中の病気を治療する場合 (1)歯科 最初に受診したいのは歯科です。日本臨床歯周病学会や日本口臭学会によれば、口臭の原因は歯周病か虫歯といった口の中のトラブルが、全体の90%を占めるとも言われています。 歯周病や虫歯が見つかったら、まずはこれらの治療に専念しましょう。それでも口臭が治らない場合には、「口臭外来」という専門診療科を受診してみましょう。 (2)口臭外来 歯周病や虫歯が原因でない場合は、詳しい検査が受けられる口臭外来へ行くことをオススメします。 『病院での口臭の検査方法』に詳しく解説していますが、口臭外来では、唾液の検査をはじめ、口臭測定器を使った検査、尿検査などを受けることができます。さまざまな角度から調べることで隠れた口臭の原因を見つけることができるでしょう。 口の中の病気ではなく、他の病的原因が見つかった場合にはそれぞれの病気にあった専門の診療科を受診します。 口の中の病気以外の病的原因による口臭を治療する場合 (1)耳鼻咽喉科 蓄膿症、扁桃炎、膿栓(臭い玉)などが原因とみられる口臭は、耳鼻咽喉科を受診します。改善がみられると特徴的な「肉の腐った臭い」や「膿の臭い」が、気にならなくなるでしょう。 (2)内科 肝機能や腎機能の低下が疑われる口臭は、内科を受診しましょう。肝臓や腎臓の機能が正常に戻ると、「タマネギが腐ったような臭い」や「アンモニア臭」が解消されるようになります。 (3)内分泌科 糖尿病による口臭は、内分泌化を受診しましょう。糖尿病が原因となる唾液の減少が改善されると、「リンゴの腐ったような甘酸っぱい臭い」の口臭も解消されていきます。 病気によっては、治療期間が長期に渡る可能性もあります。その場合はすぐに効果を期待することはせず、根気よく病気の完治を目指しましょう。 また、具体的な病的原因が見つからないのに口臭が気になる方は、「自臭症」という精神的な原因も考えられます。その場合は、口臭外来や心療内科のドクターに相談することをオススメします。
おしゃべりが多い人は口臭が少ない!? 口臭予防の新生活習慣とは
おしゃべりで口臭予防! 口臭の元は「唾液が出にくい」ことなんですね。 「もちろんネギが歯に挟まっていたら口臭の元になりますが、舌もニオイの温床になります。ニオイの元となるガスが口内にたまっていた場合、このガスは水分に溶け込みます。口内で水分があるところといえば、舌ですよね? 舌に溶け込んだガスがニオうんです。また食べ物の粒子は70%が舌の上に残ると言われていますから」 (あおばデンタルクリニックの小室千春先生) じゃあ舌も磨いたほうがいいの?! 「歯ブラシでこする必要はありません。食後、口に水を含んで舌を上あごにこすりつける。これを2~3回繰り返せば汚れも落ちます。さらにキシリトールガムを噛めば、口臭と虫歯予防に!」 口臭になりやすい生活習慣とは? 実際、歯科に口臭治療に来るのは、どんな人が多いですか? 「口の中が気持ち悪くて苦い感じがするという人は多いですね。中には目に沁みるほどニオう人もいますが、共通しているのは、唾液量がとにかく少ないこと。唾液量や口内のガスを測ったりしますが、基本は1週間の生活調査で口臭が生じやすい生活習慣を自覚することです。摂食頻度や歯の磨きすぎ、口の癖を見直すと同時に、舌を動かす唾液腺トレーニングを指導します」RDT ニッケルチタンファイル 今後は舌を動かすよう意識しなきゃ。 「ガムを丸めて、上の歯茎にくっつけておくだけでも唾液は出ます。噛まなくても口内に異物があれば唾液は出ますからね。あとはよくしゃべること。口臭が気になると無口になりがちですが、しゃべることで舌は動きます。年齢を重ねると唾液量も減りますから、『よく噛む・よく食べる・よくしゃべる』で口内の保湿を心がけてください」 口臭予防の新習慣、覚えておいて!
ストレスが原因で発生する口臭の治療と対策
誰もが気にする口臭は、実はストレスとも深い関係があります。 ストレスと口臭の関係について、詳しく紹介しましょう。 ストレスと口臭の関係 ストレスを感じると、唾液の分泌が通常時の3割減ると言われています。唾液の分泌は意識とは関係なく切り替わる自律神経によりコントロールされています。ストレスがかかった状態では、自律神経である交感神経と副交感神経のうち、交感神経が優位となり、唾液分泌が抑制されます。 唾液には、口腔内をキレイにし、雑菌を殺菌する効果がありますが、唾液分泌が少なくなり口の中が乾くと、雑菌が繁殖するため口臭が発生しやすくなるのです。オイルレスエアーコンプレッサーストレスを感じ続けると自律神経が乱れて唾液の分泌が減少し、その結果としてドライマウス(口腔乾燥症)になってしまう可能性もあります。 唾液の量をコントロールする自律神経の整え方 自律神経にはストレス、緊張、興奮状態で働く交感神経と、リラックス状態で働く副交感神経の2種類があります。副交感神経が優位になると唾液の分泌が増えて口臭予防に繋がります。ここで、ストレスで交感神経が優位に傾きがちな自律神経のバランスを整える方法をいくつか紹介します。 (1)食生活の改善 よく噛んで食べること、また食物繊維を多く含む食べ物を摂ることを心掛けましょう。食べたものが腸内を進むときには副交感神経が優位となります。繊維質が多い食べ物は腸内をゆっくり進むため、副交感神経優位の時間が長くなります。 (2)入浴でリラックス 湯船にゆっくりつかると副交感神経が刺激され、気分も落ち着きます。ただしお湯の温度はぬるめ(38~40℃)にしましょう。熱すぎる(42℃以上)お湯だと、交感神経が刺激されます。 (3)規則正しい生活 決まった時間に起きて寝ること。早寝早起きが望ましいです。睡眠時間中は副交感神経が最も優位になります。夜更かしは避けましょう。 (4)室温調整 冷房や暖房を使用し過ぎていると、自律神経が働かなくなってしまいます。できるだけ自らの体温調整機能を使って生活しましょう。 (5)適度な運動 運動している瞬間は交感神経優位の状態となりますが、身体を適度に動かすことで自律神経全体の働きが高くなります。 (6)禁煙 喫煙により自律神経が興奮した状態はリラックスした状態と似通っていますが、実は自律神経のバランスを崩しています。禁煙すると本来のバランスに整えられます。 上記のことを改善し自律神経のバランスを整えることが口臭予防に繋がりますが、無理をするとストレスを溜めてしまう場合もあります。無理のないよう、ひとつひとつゆっくりと見直していくことも大切です。
口臭治療に使われる薬・サプリメント
「歯磨きやマウスウォッシュで一生懸命ケアしているのに…」と、なかなか良くならない口臭に頭を抱えていませんか?もしかしたらその口臭、薬やサプリメントで改善できるかもしれません。ここでは、口臭治療に使われる薬やサプリメントにはどのようなものがあるか見ていきましょう。 口臭治療に使われる薬の成分 (1)銅クロロフィリンナトリウム 成分名を言われてもピンとこないと思いますが、ガムや飴などの着色料としてよく使われています。ガムを噛むことで消臭効果が期待できるのはこの銅クロロフィリンナトリウムが含まれているからです。 体内からくる口臭に効果があるとされています。銅クロロフィリンナトリウムを主な成分としている医薬品の薬が市販されていますので、特に口臭に気を付けたいときなどに使用してみてください。 (2)ポビドンヨード ドラッグストアなどで昔からよく見かけるうがい薬に含まれる成分です。喉の殺菌だけに目が行きがちですが、裏の効能をよく見てみるとたしかに「口臭の除去」といった言葉も書かれています。 喉の殺菌、つまり口の中の細菌を消滅させることで、口臭の原因となる菌もいなくなります。喉のうがいのついでに口臭にも気をつけて、口全体をうがいするようにしてみてください。ただし、うがい薬にはエタノールも含まれているので使い過ぎには注意しましょう。 エタノールは使い過ぎると口の中を乾燥させてしまう恐れがあります。口内が乾燥すると唾液の分泌が減り、口内に細菌が繁殖しやすくなります。用法通り使用すればこのような心配もありませんので、むやみに回数を増やさず、使用量を守って使用しましょう。 口臭に効果があるサプリメント成分 胃腸からくる口臭は、サプリメントで腸内環境を整えることで改善できることがあります。 胃や腸のバランスが崩れると悪玉菌が増えます。悪玉菌は消化した食べ物から臭いガスを発生させます。ガスはやがて血液中に溶け出して、全身を循環して息や身体全体から臭うようになります。腸内環境をサプリメントで整えることで口臭を未然に防ぐことができます。歯科用エアーコンプレッサー (1)メチオグリオキサール(MGO)含有、天然ハチミツ ハチミツの中に含まれる、メチオグリオキサールと言う有効成分には、強力な殺菌作用が確認されています。こうしたハチミツ成分を、歯肉に刷り込んだり、しばらく舌上に塗布しておくと、その殺菌作用により身体に優しい取り組みで口臭を予防します。 (2)乳酸菌サプリ 腸内改善と言えば有名なのは乳酸菌ですが、この乳酸菌は腸内を酸性に保ち、悪玉菌が住みづらい環境にします。また、乳酸菌のような善玉菌を摂ることで便通も良くなり、ガスが溜まりにくくなります。 (3)酵素系サプリ 最近では酵素配合のサプリメントも多く出回るようになりました。消化が上手くいかなかった食べ物も臭いの原因となるので、消化を助ける酵素をサプリメントで補うことで臭いを防ぎます。 (4)カテキン 緑茶などに含まれるカテキンも口臭に効果が期待できます。カテキンは口腔内での細菌の増殖を抑える働きがあります。 口臭はさまざまな原因から生じます。薬やサプリメントの力を少し借りて口臭を改善すると共に、毎日の口内ケアを怠らず、腸内環境を良くするための食事を心掛けることも大切です。
歯医者で行う口臭治療の内容
口臭には一時的なものと、慢性的なものがあります。 一時的な口臭のひとつが、食べたり飲んだりしたときに発生するもの。ニンニクやアルコール、喫煙の習慣など、それぞれ臭いの特徴もあって原因はすぐにわかります。 そしてもうひとつは、生理的口臭です。ストレス下や空腹時など、唾液の量が減少して生理的口臭は発生します。健康的な唾液はサラサラしたもので臭いませんが、分泌量が減ってくると粘度を増し、細菌を凝縮してしまうのです。 しかしこれも一時的なもので、こまめに水分補給をしたり、食事をよく噛んで食べたりしながら、唾液の分泌量を増やせば解消されます。 これらは日々の生活習慣で改善できますので、特別な治療は必要ありません。歯科用高圧蒸気滅菌器 歯に関係した口臭の原因 こういった一時的な口臭に対して、慢性的な悪臭を放ち治療が必要なのが、「病的口臭」と呼ばれるものです。 喉や呼吸器、消化器官など身体の病気が原因となって発生するもので、虫歯や歯周病が原因による口臭もこの病的口臭のなかに含まれます。 以下のような、歯に関係した原因で起こる口臭は、歯医者で治療を行います。 (1)プラーク(歯垢)と歯石 歯や歯茎が悪くなるのは、プラーク(歯垢)が原因であることがほとんどです。ブラッシングの習慣がない、あるいは正しくないブラッシングを続けるとプラークは長時間口内に留まって、細菌が広がり臭いは発生します。 放っておくと歯石に変わってブラッシングでは取り辛くなり、虫歯や歯周病へと病状は進んでいくのです。 (2)虫歯 虫歯は、初期のものであれば臭いもそれほど気になりませんが、進行するとだんだんと臭いが強くなってきます。 臭いの原因は、虫歯菌が歯を溶かすときに出す酸です。胃からでる悪臭であれば自分でも気が付きやすいですが、虫歯による臭いは鼻腔まであまり届きません。そのため、自覚できないケースが多いのです。 (3)歯周病 歯周病とは、歯と歯茎の間に細菌が溜まり、歯茎がただれてしまう病気です。歯茎がただれることによって、血や膿が出て臭いが発生します。 歯医者でしてもらえる口臭治療とケア 病的口臭の9割は口内環境が原因と言われています。つまり、歯や歯茎を健康に保つことでそのほとんどを改善することができるのです。 まず治療を先延ばしにしている虫歯があれば治療しないと病的口臭も改善されません。一見虫歯がないように見えても、慢性的な口臭が気になる方は、歯科検診を受けるようにしましょう。 細菌は虫歯や歯周病にかかった歯茎のほかにも、過去に治療した被せものが合っていない場合など、その隙間に溜まりやすくなります。また、歯医者に通う際には、正しいブラッシング方法を再度教わり、おさらいすることも長い目での口臭対策となります。 また虫歯のない方でも定期的に歯医者に通ってプロフェッショナルクリーニング(PTMC)をしてもらい、歯石を取り除き、歯と歯茎を清潔に保つように心掛ければ、慢性的な口臭を解決する一手になるでしょう。