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自宅でできるメンテナンス
優しく磨くことが大切 決してゴシゴシと力を入れて磨く必要はなく、優しく丁寧に磨いていくことが大切です。ゴシゴシと磨くと、毛先が広がり、磨き残しをつくってしまいます。そして、力任せな磨き方は、歯茎の腫れを引き起こすことがあります。力の加減ができるように、歯ブラシは親指・人差し指・中指の3本で、鉛筆を握る要領で持ちます。力が入りすぎず、細かいところまで磨くことができます。 歯垢を掻きだすように磨くのがポイント 歯茎から歯に向かって、歯垢をかきだすように磨いていきます。毛先を使って、細かく振動させながら磨くことがポイントです。上の歯は下へかきだすように、下の歯は上にかきだすように磨きます。毎日磨く順番を固定することで、磨き残しをなくすことができます。口の中を一周するように、順番に磨いていきましょう。 歯間ブラシやフロスを使用する 丁寧に磨いても、歯ブラシだけでは完全にプラークを除去することはできません。歯ブラシと歯間ブラシ、フロスを組み合わせて使うことで、ほとんどの汚れを落とすことができます。歯間ブラシはインプラント用の柔らかい歯間ブラシを使用すると良いです。ワイヤーにコーティング加工されていると傷つけずに汚れを落とすことができます。フロスはまずはワックスでコーティングされているものを使用するのがオススメ。(口腔内カメラ 最安値)
歯を黄色くする逆効果な磨き方
磨き過ぎは歯のエナメル質を薄くする! 歯を白くしたいあまりに力を入れて磨いていませんか?それは逆効果です。力を入れて磨けば磨くほど歯の表面のエナメル質が削られ薄くなり、歯は余計に黄色く見えてきてしまいます。一生懸命に歯を磨いていたのに、なんとそれが歯を黄色く見せていた原因だったなんて、とてもショックですよね! 黄ばんで見えていたのは象牙質 そもそもエナメル質が薄くなると、なぜ歯は黄色く見えるのでしょうか?歯は内側から大きく分けて神経の部分(歯髄)、象牙質、エナメル質と、三層構造でできています。象牙質は黄色みがかった色をしていますが、エナメル質は白くて透明感のある色です。歯の磨き過ぎでエナメル質が薄くなると、必然的に象牙質が際立つことになり、歯が黄ばんで見えてしまうのです。(ホワイトニング機械)
根管治療の流れ
歯の神経を抜く 歯の神経を取り、歯の根管を消毒します。歯の根は複雑な形をしていますので、歯髄の取り残しがないように丁寧に器具で除去します。 根管を洗浄する 根管に洗浄するための薬剤を入れて蓋をし、数日そのままの状態で置きます。洗浄が丁寧にできていないと根尖病巣を治療することができませんので、洗浄が完璧に出来るまで、「薬剤を入れる」→「蓋をする」→「数日間放置する」の過程を繰り返します。(歯科 根管長測定器) 根管の洗浄が1度で終わるなら、根幹治療は2回で完了します。病巣が深く、洗浄がなかなか進まないときは3~4回通うことになり、根治するまでに1ヶ月ほどかかることもあるでしょう。 根管を埋める 根管が完全に洗浄できたら、再び細菌等が入り込まないように特殊なゴムで根管部を埋めます。治療をした歯全体をセラミックや銀などで覆い、治療を完了します。
歯肉炎と口臭の関係
歯肉炎は、食べカスなどの汚れに大量の菌が繁殖して、歯茎に炎症をおこす病気です。この菌が大量に発生している食べカスの汚れは、プラークと呼びます。このプラークは、歯肉炎の原因であり、口臭の原因です。 歯肉炎の原因であるプラークの中には、たくさんの菌が存在します。プラーク1グラム中には、なんと、1000億もの菌が生息しています。これは、便1グラム中の500億の倍の数です。これが歯や歯茎にべっとりと付着しているのですから、息が臭っても仕方ありません。(コントラアングル) さらに、歯肉炎になると、歯茎から血がでます。血自体も、鉄分を多く含むため、非常に臭います。よく、口臭は生臭い臭いと表現されますが、この生臭い臭いの原因は血です。 口臭はさらに、細菌の発生する、硫化水素などの有毒ガスが含むため、人は不快に感じます。ちなみに、火山が爆発したときに、大量の硫化水素が発生し、それによって、人がたくさん亡くなります。硫化水素が有毒ガスだからです。 この有害ガスと、血の臭いがまじるため、口臭は独特な臭いがします。微量ではありますが、口臭は人にとって有害であるため、嫌悪感につながります。 歯肉炎になると、口の中には、たくさんの有害なガスを発生する菌が繁殖し、さらに、歯茎に炎症をおこして、出血させて、血なまぐさい臭いをだします。 口臭が気になる方は、まずはお口の中をチェックしてみましょう。「歯茎が腫れていないか」「歯茎が赤っぽく充血していないか」「歯茎から血がでていないか」が、チェックポイントです。 歯肉炎を疑う症状が一つでもあれば、歯肉炎の可能性が非常に高いです。歯肉炎を放置すれば、歯茎に痛みが出ることもあります。今、歯肉炎の症状が一つでもある人は、残念ながら、歯磨きの方法が間違っている可能性があります。日頃の歯磨きを見直しましょう。 歯肉炎には、歯肉炎に適した歯磨きの方法があるので、歯肉炎という病気に対する歯の磨き方をもう一度見直しましょう。 また、一度歯医者さんに行って、歯茎のチェックをしてもらうことも大切です。歯茎の状態から、どこの部分が磨けていないのか、また、歯磨きの方法が正しいのかをチェックしてもらえます。また、専門の器具で普段はなかなか磨くのが難しい、奥歯の裏側まで磨いてもらえます。 歯ブラシだけでは、歯や歯茎の隙間全てを磨くことはできません。デンタルフロスなどを一緒に使うことで、すみずみまで汚れをきれいにすることができます。 歯肉炎になると、口臭がします。口臭は、会話というコミュニケーションにとって、障害になります。口臭予防のためにも、歯肉炎になっていないかどうかをチェックしてくださいね。
虫歯を放置したら?
まず、おさらいになりますが、虫歯を放置すると膿が出てきます。しかし、直接歯から膿が出てくるわけではありません。だいたい、歯の根元にあたる部分の歯茎から白っぽくどろっとした膿が出て来るのです。虫歯を放置したことで膿が出てきているということは、虫歯が歯の神経まで達してしまっているので、痛みが治まっていても必ず歯医者さんに行きましょう。 歯は表面は固くしっかりしているように見えますが、歯の内側には血管や神経がたくさん通っています。虫歯を放っておくということは、歯の神経に虫歯菌が侵入するのを許すということです。病院で「あなたの体の神経にまで菌が侵入しました」と言われたら、大パニックですよね。でも、それが歯になると、「じゃあ神経抜けばいいや〜」と軽い気持ちで済ましてしまう方は多いかもしれません。しかし実際には菌が神経に侵入して、さらに顎の骨や全身に影響があるということは覚えておきたいです。(dentalzz)
歯並びが悪くしている
親知らずが歯並びに影響を与えない それは、そもそも歯の萌出力に歯を移動させるまでの力が無いと考えているからです。普通は人間の歯は歯根が完成すると萌出力はなくなります。しかし親知らずの歯根が完成した後でも歯並びが悪くなることがあります。その為親知らずが歯並びを悪くしている訳では無く、歯周病や歯ぎしり、癖などが原因で歯並びが悪くなっているのではないかと考えています。 抜歯のリスクが大き過ぎる さらに親知らずを抜歯する危険性から考えて歯並びに影響はないと説明する歯科医師もいます。横向きに埋伏している親知らずを抜歯するには、歯茎の切開を行い親知らず周囲の骨を削る必要があります。そして歯冠部分を切断し、歯根を取り出します。この処置は患者さんの負担が大きく、術後の腫れや痛みも伴います。さらに親知らずの位置によっては下歯槽神経と呼ばれる、唇の感覚をつかさどっている神経に麻痺が残る場合があります。これらのリスクを考えると親知らずを安易に抜歯することはできないためです。(超音波スケーラー)
唾液と歯の関係について
唾液が少ないと虫歯になる確率が上がる 唾液が少ないと、虫歯になる確率が上がることを覚えておきましょう。 その理由は、唾液には虫歯菌を殺す役割があるからです。 唾液は殺菌効果が強いため、口の中の細菌バランスを保つことも役目のひとつ。 つまり、口の中に唾液が存在することで歯の健康を維持できて、虫歯を防いでいるというわけです。 虫歯菌は夜寝ている間に増殖しやすいのは、唾液が少ない時間帯だから。 反対に、唾液が出ている時間帯は、虫歯が進行しにくいと言えます。 唾液が十分にある状態が、虫歯予防に必要不可欠の状態だと考えて良いでしょう。 歯周病で歯を失う可能性もある 唾液が少ないと、口の中で歯周病菌が増えて歯周病にかかりやすくなります。 歯周病は進行すると、歯を支える力が無くなって歯を失うことに。 虫歯は欠けた部分を補う治療ができても、歯周病で抜けてしまった歯は二度と元に戻せません。(歯科レントゲン) 歯周病で歯を失わないためにも、唾液が多いことは大切でしょう。 虫歯予防だけでなく、歯周病予防にも唾液は重要な役割を持っているというわけですね。 歯磨きをしても歯の汚れが落ちにくくなる 唾液が少ないと、歯についた汚れの自浄作用が期待できません。 つまり、歯に汚れがこびり付きやすくなってしまうのです。 初期汚れの状態なら、歯磨きで落ちるでしょう。 しかし、ひどい状態になると、歯磨きでも落とし切れなくなります。 歯に落ちにくい汚れを残さないようにするためにも、唾液は重要な働きをしていることを覚えておきましょう。
舌苔について
舌苔は口臭の原因 舌苔が現在多くの方に知られるようになった理由は口臭の原因菌としてです。 お口の中の微生物は口臭の原因である硫化水素やメチルメルカプタンなどを発生します。 これらは揮発性硫化物(VSC)と言われていますがその主な産生源は舌苔からであることもわかっています。 舌苔は誤嚥性肺炎の原因 口や咽頭に存在する嫌気性菌(細菌)による混合感染が誤嚥性肺炎の主な原因と言われています。 口腔ケアを行うことで肺に到達する微生物の量が少なくなることがわかっており、唾液内の嫌気性菌を減らすことが誤嚥性肺炎の予防に重要なことが研究でわかっています。(虫歯診断装置) その唾液中の嫌気性菌の主な貯蔵庫として代表的なのが舌苔なのです。 舌苔が多いと誤嚥性肺炎のリスクは高くなります。 口腔乾燥と舌苔 舌が乾燥すると舌苔がつきやすくなるだけでなく除去もしづらくなります。 口が乾燥する原因として加齢が挙げられます。 年を重ねることでお口の中にある水分がなくなります。 また服用する薬剤などによっても唾液量の分泌が低下します。 加齢や服用薬剤により口腔乾燥が悪化すると舌苔も多くなり、誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。
歯石取りの痛みを減らす方法
毎日の歯磨き 歯茎がはれている場合は、腫れがひいてから受診します。丁寧なブラッシングやフロッシングを毎日続けることで腫れがひいてきます。炎症のない歯茎は痛みがほとんどありません。 こまめに通う 長期間溜めた歯石は硬く、痛みや出血が多く負担になります。溜めすぎずこまめに歯石とりを行うことが痛みを和らげてくれます。早期発見早期治療を心がけることで痛みが少なく済みます。(超音波スケーラー) 麻酔を使用する クリニックによっては希望すれば麻酔を使ってくれるところもあります。麻酔の針が苦手という方には表面麻酔を塗ったり、痛くない電動麻酔器を使っているところもあります。担当医に相談してみましょう。
歯痛を止める4つの応急処置
歯痛を止める応急処置には、主に4つの方法あります。 患部を頬から冷やす まずは患部を頬から冷やして下さい。氷枕や濡れタオルで、患部を冷やし、血の巡りを抑える事により、歯痛を和らげることができます。温度調整が面倒な場合は、おでこに貼る冷湿布等を頬に張って冷やすと楽に冷やせます。 口の中を清潔にする 食後などに歯が痛くなった場合は、食べカスが歯や神経を圧迫して、歯痛を引き起こしている可能性があります。つまようじや糸ようじ、口を水でゆすぐなどして、痛みの原因を取り除きましょう。ただ、患部を刺激しないように気をつけて下さい。神経を刺激して、応急処置が逆効果になってしまうことがあります。うがい薬があれば、うがい薬で口をゆすぐのも効果的です。 飲み薬で歯痛を抑える どうしても痛みが止まらない場合は、痛み止めを使うのも一つの手です。一時的に歯痛を抑えることができます。ただ、痛みが引いても薬で止めているだけなので、患部が治癒することはありません。状態がひどくなる前に歯医者さんで診てもらいましょう。あくまでも、痛み止めは応急処置だということを忘れないようして下さい。 患部に直接、薬を塗りましょう 痛み止めでも、歯痛が抑えられない場合は、患部に直接塗るタイプの薬を使ってみるのも良いと思います。患部に直接塗るので、飲み薬よりも即効性が期待できます。虫歯に塗布した時の有効率は高く、さらに数分で効き目があらわれることが期待できます。 とは言え、あくまでも応急処置です。根本の原因が治っているわけではないので、気をつけて下さい。状態が悪化する前に歯医者に行くことをおすすめします。