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「歯の黄ばみ」に医師がズバリ!身近な原因と3つの着色防止策
ニコっと笑った自分の写真や鏡に写った自分の歯を見て、黄ばんでいると感じたことはありませんか? 毎日しっかり歯磨きをしているつもりでも、もしかしたら知らない間に食べ物の色素が歯にこびりついてしまっているかもしれません。 そこで今回は、芸能人・モデル・エグゼクティブの顧客を多く持ち、東京・神宮前にて『フェイスデンタルサロン』を経営していらっしゃる柴山拓郎先生に、“歯の色素沈着を防ぐ方法”を教えていただきました。 ■そもそも色素沈着の原因は? 「歯が黄色く見えてしまう色素沈着は、着色性の強い飲食物の色素が歯の表面に付着することで起こります。着色性の強い飲食物とは、紅茶やコーヒーなどの茶渋や、タバコのヤニ、赤ワイン、カレー、醤油、ソースなどの色が濃い食べ物が挙げられます。 ただ、色素沈着は必ずしも飲食によるとは言い切れず、加齢や遺伝による歯の黄ばみなどもあるんです」と柴山先生。 では、歯への着色を防ぐためには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。 ■色素沈着を防ぐコツ3つ (1)小まめに歯を磨く 一番基本的なことですが、飲食をしたら小まめに歯を磨くことが大切。色が濃いものを口にしたら、可能であればそのたびに歯を磨くことを心がけるといいそうです。 とはいえ「すぐに歯磨きが出来ない時は、水で口をゆすぐだけでも効果的」という柴山先生。 また意外と磨き残しが多い箇所は、歯と歯肉の境目の部分。歯ブラシを斜め45度に歯に当てるようにすると歯と歯肉の境目にしっかりと毛先が入り、磨き残しを防げて美しい歯を保てるそうですよ。歯科ホワイトニング機器 (2)ストローを使う コーヒー、紅茶、赤ワイン、コーラ、ウーロン茶などの色が濃い飲み物。アイスで頂く場合はなるべくストローを使うようにすると、歯に飲み物が触れる範囲が少なくなってオススメです。 (3)美白効果のある食べ物の力を借りる 実は、食べるだけで歯を白くしてくれる食べ物があるのだとか! 例えばりんご、イチゴ、梅、トマト、梨。リンゴ酸という成分が含まれており、リンゴ酸には歯の色素や黄ばみを防いでくれる効果が期待できます。 また、パパイヤ、キウイ、パイナップルなどにはパパインという成分が含まれており、リンゴ酸同様、歯に付着した汚れを取ってくれる働きがあります。 「歯が白くなると、相乗効果で表情や肌もキレイに見えます」と話す柴山先生。3つのコツで色素沈着を防いで美しい歯を保ちましょう。
秘技!院内感染防止対策をちゃんとやってる歯科医院の見つけ方(読売滅菌報道シリーズ3/3)
読売滅菌報道シリーズの最終回です。「安全な歯科医院にかかりたい」というのはみなさん共通の願いだと思います。そこで、本日はプロ仕様の安全な歯科医院の見つけ方をお教えします。 知識は力なり! わたしは歯科医師なので、ある地区で滅菌をちゃんとやっている歯科医院を探そうと思ったら、ネットで5分も調べれば大体のことがわかります。もちろん100%ではありませんが、かなり高い確率でイケてるクリニックを見つけることができます。そして、実際に現地に足を運んで診療室に5分もいればどの程度の滅菌レベルなのかほぼ完全に把握できます。べつに自慢げにいわなくてもプロなんだから当然です。でも患者さんはプロじゃないので、本当にちゃんとやってるかどうかわかりませんよね?これは、食肉のプロが産地偽装を見抜けるのに、一般のお客さんにはちっともわからないのと同じです。プロにはプロのノウハウがある・・・たぶんね 以下2つのエントリーで歯科における院内感染防止対策の現状と問題点について書きましたので、まだの方は合わせてお読み下さい。 歯科でシビアな院内感染が起きやすい物 No.1は皆さんの嫌いなあれです 歯科治療において、院内感染が起きやすいのは歯を削る道具です。その中でも特にタービンが要注意です。タービンといえばキーンという音がするあのイヤなやつです。昨日のエントリーでタービンの仕組みをざっと見ていただきましたが、中に小さな風車が仕込まれていて、圧縮空気を風車にぶつけることで回転させています。削り終わった後、回転が止まる瞬間に周囲にある液体がタービンのヘッドの中に逆流します。それをサックバックと呼んでいます。当然血液も逆流します。をして、それを適切な処理をせず、次の患者さんに使用すると、前の患者さんの血液が次の患者さんの口の中に飛び出します。タービンを使用するときは、出血を伴うことが多いので感染の危険性が高いのです。高圧蒸気滅菌器 前の患者さんの血液を、次の患者さんの傷口に吹き掛けてしまうかも知れない これがちゃんと処理していないタービンが危険な理由です。 サックバックについてはこちらをご覧下さい。私の知り合いの歯科医師がアップしたものでかなり衝撃的。「うへー」ってなります。 多くの歯科医院では、タービン使用後アルコールに浸した綿で外側をキュキュッと拭いて次の患者さんに使いまわしています。それがどれくらい危ないことかおわかりいただけたことでしょう。ちなみに、このタービンはやや昔の型のもので、新しいタイプのには逆流防止機能がついています。「新しいのは逆流しないから滅菌しなくても大丈夫」と主張する向きもあるのですが、本当にそうでしょうか? その疑問を解消するために当院で実験してみました。逆流防止機能付きのタービンを色のついた水の中で回して、停止させます。そして、アルコールに浸した綿で表面を消毒して、再度回したところ・・・ 回し終わった後、長らくブクブク泡が立っていたと思うのですが、それが逆流防止の一つの方法です。回転が止まった瞬間にドッと逆流してしまうので、しばらくの間空気を送り続けるという作戦です。もう一つの方法は逆流防止弁の設置です。これらのおかげで、確かに逆流はしにくくなりました。(最初の動画と比べて見ればずいぶんましなのが分かります)でも、ご覧の通り全く逆流しないわけじゃないんですよね。 つまり、タービンのような複雑な構造のものは使用後ただ、滅菌器に放り込めばいいのではなく、中に逆流している物をはき出させる、しっかり洗浄する、など滅菌以外の工程も重要なんです。ただ滅菌器を買って適当にやれば良いってもんじゃなく、キチンと勉強して理屈に合った取り組みを行う必要があります。 我々は「歯科ではタービンの滅菌ができれば対策の8割は終わり」という言い方をします。一番病気を媒介しやすいタービンが滅菌されているか否か、患者さんはまずそこに注目すれば良いということなんです。 ウェブサイトを見る さて、注目ポイントが分かったら、それを元に、まずはWebサイトで調べることから始めましょう。院内感染防止対策を頑張っている歯科医院は「自分の医院はよそとは違うんだ」というプライドを持っていますので、たいていWebサイトに滅菌していることを載せています。その際に気をつけて見ていただきたいのが滅菌器についての記述です。 滅菌器にはたくさん方式があって、タービンの滅菌に適さないものが多いのです。 現在日本で正式に薬事を通して歯科医院に対して販売されている器械に関して、タービンを安全なレベルまで滅菌できるか否かで分けてみました。 タービンの滅菌ができる滅菌器 クラスB滅菌器 クラスS滅菌器の一部 タービンの滅菌ができない滅菌器 クラスN滅菌器 (クラスS滅菌器の一部 ←これについては知りません、存在してるのかな?) プラズマ滅菌器 ガス滅菌器 医院のサイトに「歯を削る器具(タービン)を滅菌しています」「当院の滅菌器は●●クラス(または機種名)です」などと具体的に書いてあるところは相当勉強していますので期待が持てます。 ちなみにふくしげ歯科ではクラスSのステイティムという器械を使っています。もちろんキチンと滅菌できる機種です。 歯科医院でチェックすること 1.歯科医師とスタッフが患者さんごとにグローブを交換しているか…
小児歯科とは?いつから行くべき?何をするの?
小児歯科とは、一体どんなことをする病院なのかを見ていきましょう。 小児歯科とは? 「小児歯科」とは、子供の歯を専門、または中心にして、虫歯などの予防や治療、保健指導をする歯科で、歯周病や歯並び、噛み合わせの予防、治療も行います。対象年齢にきまりはありませんが、一般的に0歳〜12歳くらいまでを対象にしているところが多いようです。歯科診療ユニット 大人と違って成長期の子供は、歯やあごが日々成長していたり、歯の生え変わりがあったりします。そのため、一般歯科と違って小児歯科では、そういった子供の成長を踏まえたうえで、予防や治療を進めていくのが特徴です。 歯医者に連れて行くタイミングとは? 子供を歯科に連れて行くタイミングというと、歯を痛がっているなど、虫歯ができてからでいいと思っている保護者もいるかもしれません。しかし、何かあってからではなく、乳歯が生え始めたら、定期的に歯科を訪れるようにしましょう。 なぜかというと、乳歯は永久歯に比べて、エナメル質や象牙質が薄くてやわらかいため、虫歯になりやすく、進行が早いからです。また、子供は痛みの感覚が発達していないので、虫歯になっても気づきにくい傾向があります。 なので、特にトラブルがなくても、3〜4ヶ月に一度は定期検診に行きましょう。小さなうちから何度も歯科に通い、苦手意識をなくしておけば、万が一虫歯になったときも、治療をスムーズに進められます。 小児歯科では何をするの? 小児歯科医では、一般的に次のようなことが行われます。 ブラッシング指導 虫歯予防の基本は毎日のブラッシングですが、小さな子どもは、上手にブラッシングができません。そこで、子供の歯の生え方や発育段階に適した歯ブラシの選び方、正しいブラッシング方法などを指導します。また保護者にも、仕上げ磨きの方法を指導します。 フッ素塗布 歯の表面に「フッ素」を塗る処置です。フッ素には、歯質を強くしたり、再石灰化(溶け出した歯の修復)を促したり、虫歯菌の働きを弱めて酸の産生を少なくし、虫歯を予防する効果があります。ごく初期の虫歯であれば、フッ素塗布で治癒することもあります。 シーラント 虫歯になりやすい奥歯の表面の溝を、歯科用のプラスチックなどで、あらかじめ埋めることで、虫歯を予防する処置です。だんだんはがれてくるので、定期的なメンテナンスが必要です。 唾液検査 虫歯のなりやすさは、唾液の性質にも影響されます。そこで、唾液の量や唾液が酸を中和する力、口の中に棲みついている虫歯菌の数などを調べる検査をします。具体的には5〜10分ほどガムを噛み、専用の容器に唾液を出します。保険適応外になりますが、唾液検査の結果からより効果的な虫歯の予防対策を立てることが可能になります。希望する場合は、予約の時に金額を確認するとよいでしょう。
マツコが受けた歯茎の移植手術 そのやり方と費用とは?
加齢とともに筋肉が衰えていくように、歯茎の歯肉量も徐々に減っていく。会話時、人の視線は自然と口元にいくものだけに、“歯茎問題”は放っておけず、アラフォー世代以上の女性にとって大きな悩みとなっている。 そんななか、昨年末、『5時に夢中!』(TOKYO MX)での、マツコ・デラックス(43才)の発言がおおいに話題になっている。マツコは年末年始、歯茎の移植手術を受けたのだという。芸能関係者が語る。 「もともとマツコさんは歯並びを気にして歯医者さんに通っていたんですが、歯茎の減少を指摘されたそうです。実は、奥の歯茎はすでに移植手術を経験済み。それで奥がきれいになったら、前のほうも気になってきた。でも、前の歯茎の手術ってなるとやっぱり目立つから、年末年始の休みに、となったそうです」スリーウェイシリンジ 歯茎移植…なんだか、おどろおどろしい言葉だけど、それってどういう手術なの? マツコが言う「歯茎の移植」は、「遊離歯肉移植術」のこと。手術は1回約2時間。局部麻酔をした後、上あごの歯肉を採取して歯茎が減少している部位に移植する。移植後1週間ほど状態を見て、抜糸をして完成。移植した歯肉は数か月後にはしっかりとした歯茎として定着し、歯磨きも難なく行えるようになるという。 東京医科歯科大学非常勤講師で医療ジャーナリストの宇山恵子さんが説明する。 「以前から行われている再生医療のひとつで、安全性も確保されています。もともとはインプラント治療の際、土台になる歯茎の歯肉が足りない時に歯茎の移植がされてきました。保険適用されている治療法なので、費用の相場は5万~10万円程度です」
歯ブラシの細菌の数は便器の80倍以上?
貴方の歯ブラシは大丈夫ですか? 毎日の歯磨きに使っている歯ブラシ。皆さんは歯ブラシの細菌数の多さを知っていますか? 一度使うだけで細菌の数は『便器と同じくらいの最近の数』と言われています。台湾の某大学の調べによると3週間ほど使用した歯ブラシは、100万以上生息していたというのです。 ちなみに100万以上というのは、便器の中にある水の約80倍ほどの数だそうです。 この中にも大量の細菌が?? こんな歯ブラシが細菌の温床になってしまわないように注意すべきことがあります。 1、歯磨きが終わったら、濡れたままにしておかない 口腔内にあった細菌がくっついてしまった歯ブラシを濡れたままにしておくと、細菌が繁殖しやくすなってしまいます。使い終わったら乾燥させておくと良いでしょうdentalzz 2、歯ブラシを置いておく場所は綺麗に コップや歯ブラシホルダーなどの歯ブラシを立てておく場所も清潔にしておかないと、そこから歯ブラシにくっついて繁殖していく可能性があるようです。ここは意外と盲点だったかもしれませんね。 3、お風呂やトイレなどに置きっぱなしにしない 前述にあったように、濡らしたままでも保管場所が汚くてもいけません。トイレには空気中に細菌が飛び散っていたりしており、そこから付着して繁殖してしまう可能性があります。 これらを守っても、完璧には防ぐ事は出来ません。最低でも3ヶ月に1回は歯ブラシを交換することをおすすめします。
40歳で自分の歯を1本も失っていない人の割合【歯科情報】
40代が分かれ道? 厚生労働省は、歯や口の中の健康状態について10年後の平成34年度の目標を現在よりも大幅に引き上げることにしている。歯科診療ユニット 80歳で自分の歯を20本以上残す「8020」の目標については達成者の割合を現在の「25%」から2倍の「50%」とする。 また、40歳で自分の歯を1本も失っていない人の割合を現在の「54%」から「75%」まで引き上げる方針。 また、子どもの虫歯については、「12歳での虫歯の数が平均1本未満」という目標を達成する都道府県単位の自治体の数を現在の「7」から10年後には「31」に増やし、地域格差をできるだけなくしたいとしている。
歯の再石灰化について【歯の知識】
歯(表面)の成分、特徴 歯の表面(歯冠)はエナメル質に覆われています。このエナメル質は化学的にも非常に安定している物質であり、人の体の中で最高の強度を誇っています。 その成分の97%はハイドロキシ アパタイト(水酸化リン灰石)と呼ばれるもので、化学式ではCa10(PO4)6(OH)2と表されます。 再石灰化とは 口腔内にいる細菌は、歯についた食物の残り(歯垢)などを摂取して分解して酸を排出します。その酸が歯を脱灰させてしまうのですが、唾液は歯垢内のpHを上昇させて中性に保ち、ミネラル(Ca2とHPO42-)の溶出を抑えることにより脱灰の反応を抑えます。唾液由来のミネラルと溶出したミネラルの濃度が高まると修復する反応が逆に進むのですが、この反応が再石灰化と呼ばれるものです。 ちなみにこの石灰化は外部からのカルシウムではなく、唾液に含まれる『カルシウムやミネラル』で起こります。 脱灰反応で失われたミネラルが修復されれば何の問題もないのです。 どうしたら虫歯になるのか 細菌の酸の排出によりpHが低下(酸性になる)するとエナメル質からカルシウムとリン酸が失われてしまい、そのような状態になるとエナメル質は脱灰してしまいます。 そうならないように口腔内では上記にあるように『再石灰化』して歯を守っています。このバランスが保たれていれば良いのですが、脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、再石灰化が追いつかなくなると脱灰が進んでしまい虫歯になってしまうのです。 ですから虫歯にならないよう健康保持をするためには再石灰化反応を促進すればよいわけです。つまり「水素イオン濃度を下げること」が重要と考えられるわけです。そのためには、菌類による水素イオンの生成を抑える、唾液などを供給して水素イオン濃度を下げることが必要であるということです。 虫歯が再石灰化で治るのか? 虫歯になったとしても『初期の虫歯』であったら、むやみに削らずにフッ素やリカルデント、やキシリトールを使用したり、唾液の分泌をよくするなどして再石灰化を促す努力をすれば、虫歯の進行を止め元の状態に回復させることができます。 再石灰化の素晴らしい点は溶かされた歯の表面のエナメル質を、ただ元に戻すのではなく、結晶構造を変化させて、溶ける前の歯よりも硬くて虫歯に強いエナメル質に変化させるということです。 再石灰化により、ドンドン強い歯が作られていきます。ホントに人の歯というのは凄いですね。だからといって、自然に治る虫歯は初期の場合です。虫歯になったら歯医者さんに必ず行って下さい。口腔洗浄器 何故就寝時に虫歯になりやすいか 上記にあったように再石灰化は唾液によって促進されます。というより唾液が主役です。その唾液は就寝時には分泌される量が減ってしまいます。ですから再石灰化がされにくくなり、脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまい、虫歯になってしまうというわけです。 ですから就寝前の歯磨きを入念にして、脱灰しないような口腔内の環境を作ることが重要なのです。
歯が生えてなくても?赤ちゃん・幼児の歯ぎしりのメカニズム
小さな赤ちゃんが、歯ぎしりをするのはどうしてなのでしょうか?今回は、その理由とメカニズムをお話していきます。 赤ちゃんでも歯ぎしりするの? 赤ちゃんが歯ぎしりをしているのを見ると、親御さんとしては、「放っておいても大丈夫だろうか」と、心配になってしまうかもしれません。でも、歯が生え始めた赤ちゃんの歯ぎしりは、生理現象なので、心配する必要はありません。もちろん、まったく歯ぎしりをしない子もいますが、10人のうち1〜2人は、歯ぎしりをするといわれています。マイクロモーター 赤ちゃんの歯ぎしりは、乳歯が生え始める生後6か月頃から始まりますが、乳歯が生えそろう頃になれば、自然に治まるとされています。 赤ちゃんの歯ぎしりで乳歯は大丈夫? 歯というのは、ただ生えてくるだけでは機能せず、上下の歯が噛み合うことで、食べ物を噛み切ったり、噛み砕いたり、すり潰したりすることによって機能します。しかし、歯が生え始めたばかりの赤ちゃんには、どうやって歯を使えばいいのかがわかりません。そこで赤ちゃんは、歯ぎしりをすることで、歯の使い方を練習しているという説があります。 また、赤ちゃんは歯ぎしりをすることで、もっとも心地よい噛み合わせの場所を探しながら、あごの位置を調節したり、これから生えてくる歯の位置を決めたりもしています。 大人の歯ぎしりには、ストレスが関係していると考えられていますが、赤ちゃんの場合は、そういった心の問題とも関係がないといえるでしょう。 赤ちゃんの歯ぎしりの対処法 このように、赤ちゃんの歯ぎしりは、成長過程に必要なものなので、基本的には心配しなくても大丈夫です。しかし、乳歯が生えそろった後にも歯ぎしりが続くようなら、歯科医に相談しましょう。 中には、歯がすり減ったり、歯やあごの関節に痛みが出たりする子もおり、そういった場合は、治療が行われます。また、まれにではありますが、歯ぎしりの原因が、胃液が胃から逆流する「胃食道逆流症」というケースもあるので注意しましょう。
歯磨きと舌磨きでインフル予防 効果的な方法とは
この冬もインフルエンザが大流行。患者数は、2月中旬時点で約205万人。過去10年で2番目の多さにまでふくれ上がっている。 うがい・手洗いを徹底し、外出のときにはマスクをつけて…。こういった予防ももちろん重要だが、あまり知られていないわりに、かなり有効な方法がある。それは、歯磨きや舌磨きだ。 正しく実践すれば、インフルエンザになる確率がなんと10分の1にまで減るというデータもある。20~30分おきにしないとウイルスの侵入は防げない、といわれるうがいに比べ、殺菌効果は高い。 なぜ、歯や舌を磨くことが、予防につながるのか。横浜市・とつかグリーン歯科医院院長の渡辺秀司さんが言う。 「インフルエンザは口から感染するので、口の中の菌をきちんと取り除くことが必要なんです。さらに、口の中のケアをすると免疫力が上がるので、感染しにくくなります」 歯だけでなく舌も磨くのは、そこに菌がくっつきやすいからだ。 「舌には味を感じる味蕾という部分があります。でこぼこしていて、ここに菌がつくと、ゆすいだり薬を使ったりしただけでは取れにくい。だからブラッシングが必要なのです。食べ物のカスから発生するプロテアーゼという酵素が口の中に多くあると、ウイルスは増殖しやすい。歯模型ですから、舌も磨いて、できるだけ取った方がいいんです」(渡辺さん・以下「」内全て同) では、どうやったら菌や菌の温床を効果的に取り除けるのか。 歯磨きの場合は、“ふつう”タイプでは硬すぎるので、柔らかめの歯ブラシを使うとよい。毛先を使って縦に数回、掻き出す感じで磨くのがポイントだ。また舌磨きはこうだ。 「舌磨き専用のブラシか、“ウルトラソフト”と呼ばれるような、とても柔らかいタイプの歯ブラシで舌をまんべんなく、消しゴムでこする感じで2、3回往復すればいいでしょう。力を入れすぎて傷つけないようにしてください。刺激の強い歯磨き粉などは味蕾を傷つけるので、使わない方がいいでしょう」 さらに渡辺さんは、歯茎のマッサージもすすめる。 「こちらも消しゴムでこするような感覚で、頬と歯茎の境のV字型になっているところを軽くマッサージします。こうすることで菌を取り除けるし、血流がよくなって口の中が強くなります」 磨くタイミングはまず、帰宅後。 「この場合は、舌や歯を磨く前に、必ず手を洗ってから。そうしないと、手についていたウイルスが口に入ってしまいます」 そして大事なのは、就寝前のケア。口の中の菌は、寝ている間に繁殖するからだ。 「また昼間の唾液は、夜の唾液の影響を受けます。夜の唾液の質がいいと、昼の唾液の質もよくなるのです。ですから、寝る前には抗菌性のある歯磨き粉を使って歯を磨いて、それから、舌磨きをしてください」 いつもの習慣にプラスアルファで、インフルエンザを遠ざけよう。
正しい歯磨きの仕方
歯周病予防の基本は『正しい歯磨き(ブラッシング)』です。歯磨きによってプラークコントロールがある程度可能となりますので、1にも2にも正しい歯磨きが何よりも大切なのです! 歯磨きの最も大きな目的は、歯周病の原因である歯や歯の周りに付着した細菌、歯垢(プラーク)を取り除く事です。歯垢(プラーク)が歯、歯の周りに付着する事は仕方ない事なのですが、正しい歯磨きで歯垢(プラーク)を取り除く事は可能なので、歯周病を予防するためにも正しい歯磨きの仕方をマスターしましょう! 正しい歯磨きの仕方(方法) 歯周病の根本的な原因は歯垢(プラーク)ですので、歯磨きで歯垢(プラーク)を除去すれば歯周病を予防する事が出来るのですが、単に強く磨いたり、長く磨いただけでは歯や歯の周りに強力に付着した歯垢(プラーク)を完全に除去する事はできず、歯垢(プラーク)を除去しようと強く磨いた結果、逆に歯や歯肉(歯茎)を傷つけてしまうこともありますので注意が必要です。歯科ホワイトニング機器 ではどのような歯磨き(ブラッシング)をすれば歯垢(プラーク)を確実に除去し、歯周病を予防できるのでしょうか? これは歯医者さんに直接、指導してもらう事が1番です。 口の中、歯並びは1人1人違いますので、その人に適した歯磨きの仕方も1人1人異なるからです。 特に毎日、または毎食後に歯磨きをしているにもかかわらず虫歯になりやすかったり、歯周病になってしまった方は歯磨きの仕方に問題がある可能性が高いので、1度、歯医者で正しい歯磨きの仕方を指導してもらい、実践するようにしましょう! 〜一般的に言われている正しい歯磨きの仕方〜 ◎全体的に何となく磨くのではなく、1本1本、確実に磨いていく。 ◎歯ブラシの毛先部分を歯、または歯と歯肉の境目に直角(90度)に軽くあてて、力を入れすぎず、大きく動かすのではなく小刻みに、軽く振動させるように磨く(力を入れて磨くと歯ブラシの先が開いてしまい逆にきちんと磨けません)。 ◎横だけでなく上下にも歯ブラシを動かし、歯ブラシも横向きだけでなく、マイクを持つように縦に持って磨く(常に一定方向に磨くと確実に磨けていない部分ができますので、上下左右、またグルグル回すように磨く)。 ◎毛先が開いた歯ブラシでは歯磨きの効果が激減するので早めに交換する。 以上が一般的に言われている正しい歯磨きの仕方で、何となく磨いていては歯垢(プラーク)を除去する事が出来ませんので自分の磨き方を見直し、当然、歯医者で自分に合った歯磨きの仕方を指導してもらう事も必要だと思いますよ。 ※いくら自分では完璧な歯磨きが出来ていると思っても実際に歯垢(プラーク)を完全に除去できていない場合のほうが圧倒的に多いので、客観的に歯垢(プラーク)を除去できているのか?を確認するためにも『プラーク染色剤(歯垢染色液)』などを使う事も必要かもしれません。 電動歯ブラシについて 普通の歯ブラシで歯を磨くだけでも十分、歯垢(プラーク)を除去する事は出来るのですが、どうしても手で磨くと磨き残しが多くなる場合がありますので、そのような場合は『電動歯ブラシ』を利用するのも1つの手です。 最近の電動歯ブラシの性能は素晴らしく、多くの場合、手で磨くよりも歯垢(プラーク)を除去できる確率が高いので、積極的に電動歯ブラシを使用してみることも良いかもしれません。 特に最近人気があるのが、歯垢(プラーク)除去性能が高いといわれている『音波電動(振動)歯ブラシ』です。手では不可能なほどの高速振動で、手の歯磨きでは届かないような歯と歯の間の歯垢(プラーク)までも高速振動で除去できるといわれていますので、虫歯になりやすい人、歯周病になってしまった人は試してみてはいかがですか? 歯磨き粉について 正しい歯磨きの仕方をすれば十分、歯垢(プラーク)を除去する事が出来るので特に磨き粉は必要ありませんが、やはり歯磨き粉を使用すればスッキリすると思いますし、最近では歯周病菌の殺菌作用があるような?成分を配合した歯磨き粉も販売されていますので、自分好みの歯磨き粉、または歯医者さんにすすめられた歯磨き粉を使用するのも良いでしょう。 歯間ブラシ・デンタルフロス 歯磨きだけで歯垢(プラーク)を完全に除去する事は実は結構大変で、どうしても歯磨きだけでは歯と歯の間などに付着した歯垢(プラーク)を完全に除去できていない場合が多いので、『歯間ブラシ・デンタルフロス』などの補助用具を使用することも必要かもしれません。 ただ歯間ブラシ、デンタルフロスを間違った方法で使用すると歯、歯肉(歯茎)を傷つけてしまうこともありますので、歯医者さんに適切な使用法を指導してもらいましょう! 歯磨きはいつ行う? 可能であれば毎食後に歯磨きをする事が理想ですが、実際問題それは難しいと思いますので、最低でも朝食後と夜寝る前の2回は時間をかけて歯磨きをしたいものです。 また食後は唾液が多く分泌され、唾液が多く分泌されているときは細菌を洗い流してくれますので、食後すぐに歯磨きを行うのではなく、できれば食後1時間ほど経過してから歯磨きを行うのが理想かもしれません。 以上のように正しい歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスを使用すれば歯垢(プラーク)を除去することは十分可能なのですが、それでも実際には歯、歯の周りに付着した歯垢(プラーク)を完全に除去できていない場合が多く、歯垢(プラーク)を除去できず時間が経過するといずれ歯磨きでは除去できない歯石となり、歯石は細菌の格好の棲家になってしまいますので、できれば2,3ヶ月に1回、最低でも半年に1度は歯医者で定期健診を受けて正しい歯磨きが出来ているか?歯石は付着していないか?をチェックしてもらう事が非常に大切なのです。