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医師が勧めるアラサー以上が「自費でも受けるべき検診」1位は?
アラサーを過ぎたあたりから、「若い頃とカラダが違うな……」って自分で感じることも増えますよね? 企業に勤めていれば定期的な健康診断がありますが、専業主婦やパート主婦は自ら検診を受けなくては病気の発見が著しく遅れてしまうことも。 ですが、普段健康診断を受けていない女性ほど、どんな検診を受けたらいいのかわからずに足が遠のいているのではないでしょうか? “人間ドック”は時間も費用もかかりますから、習慣になっていなければ受けに行くタイミングが掴めないかたもいるでしょう。 今回『メドピア』が1,884名の医師から回答を得た調査によって、アラサー超えのひとが自費でも受けるべき検査が明らかになっています。さっそく、トップ3をご紹介します!歯科診療ユニット あなたは、最近いつ受診しましたか? ■3位:子宮がん・子宮頸がん検査 「30歳以上の人が自費でも受けたほうがいい検査は?」との問いに、14%にあたる263名の医師が選び3位に選ばれたのは「子宮がん・子宮頸がん検査」でした。 ・「比較的簡単に行えるのに受診率が低く、年2,000人が子宮がんで死んでいる」 ・「乳がん検診は自分でもある程度できるが、子宮がんは自覚症状が出現したときには既に進行していることが多い」 などの理由が挙げられています。 『WooRis』の過去記事「女子ならば知っておくべき“子宮がん”の早期発見の為の4つの心得」でお伝えしたように、誰にでもリスクがあるので年に1回は検診を受けておきたいところです。 ■2位:歯科検診 続いて、同じく14%ながら3位よりも1名多い264名が選び2位になっていた検診は「歯科検診」でした。 ・「口腔内の感染症から肺炎になることがある」 ・「最近の研究で、口腔内感染が動脈硬化に関連することがわかってきている」 など、歯の病気によってカラダの不調に繋がるリスクもあるよう。 歯が痛くなってから歯科に行くのではなく、自分なりにルールをつくり定期的に検診しておくに越したことはありません。 ■1位:胃内視鏡検査 そして、23%の医師が選びトップになっているのは「胃内視鏡検査」です。 ・「日本人は胃がんの発生率が高いから。また胃内視鏡はそれほどの苦痛無く、早期に胃がんの発見が可能であり“対費用効果”も良い」 ・「1年に1度胃内視鏡検査をしておけば、進行癌で見つかる可能性はほとんどない」 などの声が寄せられています。 胃がんに罹りやすくなる生活習慣として、過去記事「タバコ級にヤバい…!“胃がん”リスクを高めてしまうNG習慣4つ」でも紹介している様に、喫煙に加えて塩辛い食品や燻製の食べ過ぎ、野菜や果物の不足が挙げられています。 「年に1回、結果により2〜3年に一回受けるのがよい」という医師のススメもあるので、生活習慣に不安がある人で、まだ1度も受けたことのないかたは、まずは1回検診してみるといいのでは。 いかがでしょう? 費用や時間などの事情から、「まずは何から検診したらいいのかわからない」と思ってカラダのチェックを怠ってしまっているかたは、ひとまずトップ3の検診から受診してみては? 自治体によっては無料で受診できるものもありますので、居住エリアの役所のWebを見てから検診計画を立ててもイイかもしれません。
虫歯も歯周病も怖くない! 強い歯の“絶対常識”
毎日の食事をおいしく食べることは、生活の充実に欠かせない要素。それには、食べ物をしっかりと噛める「歯の健康」がとても大切だ。20代・30代では歯のトラブルが少なくても、40代を過ぎるとドライマウスや歯周病、おとなの虫歯などのリスクが高まる。なるべく歯を失わないよう、失った場合にも正しく対処できるよう、最新の知識を身に付けよう。それが強い歯を残すための「絶対常識」だ。RDT ニッケルチタンファイル 日本人の歯の平均残存本数
歯垢のニオイは倒れそうになるほど臭いらしい
歯科衛生士の話によると、いくら歯を磨いているキレイな歯でも、治療で歯を削ると激しく臭いニオイがしてくるという。そのニオイの正体は歯垢や歯石で、歯医者に行く前に徹底的に歯を磨いたところで、ガッチリと歯にくっついている根が深い歯垢や歯石は落とす事ができないのだという。その歯科衛生士は、あまりの臭さに倒れそうになったこともあったという。 一日2~3回しっかりと歯を磨いていても臭いって、どうすればいいの……。しかし、ちゃんと歯を磨いていれば口臭に関してはそんなに心配はいらないようで、「削ると刺激臭がしてくるだけなので、普段の生活ではそんなに臭いとは感じないはずです」とも話していた。 では、歯科衛生士や医師は治療時に歯垢や歯石のニオイでかなり厳しい状態なのでは……? 実際に厳しいようで、マスクはしているものの、どうしても歯垢のニオイはプーンとしてくるという。歯を削るとともにバキュームで破片や空気を吸い込むので、歯垢や歯石のニオイを吸いまくる事はあまりないらしいが、それでも毎日そういうニオイを嗅がなくてはならないとは……。マイクロモーター歯科 その歯科衛生士に「じゃあどうすればそういう歯垢とか歯石のニオイを減らせるの?」と聞いてみたところ、とりあえず歯医者で歯石や虫歯を完全に治療したのち、毎日3回の歯磨きをしつつ、同時にリステリンなどのマウスウォッシュ液で口を洗浄するといいらしい。少しでも怠ると思考や歯石はすぐに付着するらしいので、「歯医者に臭いと思われたくない」という人は、徹底して歯磨きとマウスウォッシュをするようにしよう。 歯医者は臭いと思いつつも「治療にニオイは付きもの」と思っているようなので、「口臭が恥ずかしいから歯医者に行かない」なんて事はやめよう。
口腔ケアの中に効率よく口腔機能訓練を加える
口腔ケアとは、単なる清掃でなく、口腔機能を維持・向上させる機能訓練と、口腔清掃を行う保清の2本の柱 を持つことはもうご存知かと思います。しかし、その大切さはわかっていても日々の忙しさに追われるなかで、口腔ケア ばかりに時間をかけることはできないとお悩みではないでしょうか? 単なる清掃をしていては、食事をしたり、痰が出たりするとまたすぐ汚れてしまいます。どんなにきれいにしても、あっという間に汚れてしまうのですから、口腔ケアをしてもしても追いつかない状況になるのです。口腔ケアをいかに効率よくウォーターピック 行っていくかを考えると、まずは生体の(ご利用者自身が持つ)自然治癒力を引き出していくことが何より大切です。具 体的には、舌や頬などの筋肉に働きかけることで、唾液を出し自浄作用を促します。そうして口腔内が潤ってくると、義 歯による傷や粘膜疾患の予防、汚れが張り付きにくい、インフルエンザなど感染症の予防のみならず、嚥下をスムーズ にしたり、唾液量が多くなれば唾液の嚥下回数が増えることで自然と嚥下反射のための機能訓練となるという様々な 利点を引き連れてきてくれます。これらの効果は、歯のみを磨く口腔ケアで得ることは困難です。 ではこうした、唾液を出し口腔内環境を整えていくためにできる最も取り組みやすいことを考えていきましょう。歯ブ ラシ等である程度汚れを取ったら、積極的に舌や頬粘膜に触れ、刺激をして動かしていきます。そうすると唾液が出て きますので、それを空嚥下する(出てきた唾液を飲み込む)というパターンを繰り返していきます。その際、歯ブラシや スポンジブラシ、指などで行いますが、歯ブラシの場合には毛先が硬いと痛みを伴い拒否の原因になったりしますの で注意しましょう。フェイスブラシのような柔らかい毛先をもつ、ライオンの「口腔粘膜ケア用ブラシエラック510」 は、このように頬粘膜や舌を刺激するのに持ってこいです。歯ブラシのヘッドは少し大きめで毛は密で優しい刺激をし っかりと与える事ができます。またスポンジブラシのように使い捨てではありませんから、経費も節約できます。舌の清 掃にも利用できますから幅広い使い方が可能です。(毛先柔らかさ2種類)具体的には、舌に対しては側面にブラシを当てぐっと押すようにして刺激します。左右、前後など様々な方向から圧接してみましょう。その時、相手の 舌の反発力もよく感じ取ってください。どこが一番強い力で反発できるか、反対に動きが少ないあるいは力が弱いのはどこか、さらにまったく反応がなくなされるままの時は、かなり機能低下が進んでいると考え、しっかりした取り組みが必要となります。そのほか、頬の内側にブラシを当て、上から下へ(縦に)、後ろから前へ(横に)、ななめにというように動かして、頬の粘膜を伸ばすように刺激します。このときも左右差や頬の筋肉の硬さなど感じながら行いましょう。口腔ケアの際に、2~3回でもかまいませんので加えてみてください。こうした取り組みの積み重ねにより唾液がよく出るようになり、嚥下反射の回数が増え、口腔内は自浄作用が高まるため、結果として日々の口腔ケアが楽になっていくのです。
どうする?妊娠中の口内トラブル
妊娠中の女性の身体には、さまざまな変化が起きるが、それは口内についてもいえること。妊娠中はどんな口内トラブルが起きやすいのだろうか? 銀座池渕歯科の池渕剛院長に聞いてみた。 「妊娠中はつわりやだるさが影響して歯磨きがしにくいため、虫歯になってしまう方もいます。また、妊娠した方の全員に起こるわけではないのですが、ホルモンバランスが変化したことで血管が拡張し、歯ぐきが腫れてしまうことも。これは妊娠性の歯肉炎、歯周病といわれていて、歯磨きをするだけで出血してしまうことがあります」(池渕先生 以下同) この症状は細菌のせいで起きているわけではなく、生理現象によるものなので心配はないそう。でも、この歯肉炎や歯周病が細菌性のものだった場合、どんなリスクがあるの? 「重度の歯周病は、早産や低体重児が生まれるリスクが増える疾患のひとつといわれています。リスクの高さは飲酒・喫煙と同じレベルです」 歯周病も糖尿や高血圧と同じように、赤ちゃんに影響を与える病気として認識しよう。そして妊娠中の歯のメンテナンスは、歯科検診に行ってプロに診てもらうことが一番だ。根管長測定器 ●歯の治療による赤ちゃんへの影響は? 妊娠中に歯の疾患があった場合、治療してもいいのか心配。治療はできるの? 「治療するタイミングや痛みの度合い、症状によっても違います。たとえば妊娠中でも虫歯の治療はできますが、レントゲンが必要な処置はNG。また妊娠初期は薬も飲んでもらいたくないので、処方を避けることが多いです。外科処置がいる治療についてはタイミングに関わらず、出産後にします」 池渕先生によると、女性の悩みは妊娠中だけではなくもっと複雑なのだとか。 「不妊治療を始める場合やこれから妊娠・出産する予定があるとき、歯の治療について相談を受けることが多いです。長い期間がかかる治療をいつ行うのか、不妊治療の種類によっては抗生物質が飲めないなど、悩みによって対応が異なるため、歯科医に話してみてください」 妊娠中は、ただでさえ負担がかかる女性の身体。お腹の子どもをかばうために、思うような治療もできなくなる。日頃から口内環境を整えておこう。
専用歯磨き粉と歯科施術によるホワイトニングの違い
市販のホワイトニング用歯磨き粉を使えば、憧れの真っ白な歯になると思いがちですが、歯科で施術を受けるホワイトニングとは異なることを知っておきましょう。 ホワイトニング用歯磨き粉とは 実は「ホワイトニング」と謳っている市販の歯磨き粉には、歯を白くする成分は含まれていません。海外の歯磨き粉には、歯科で施術するホワイトニング剤の配合が認められていますが、国内ではまだ認められていないというのが実情です。市販のホワイトニング用歯磨き粉を使うことで歯が白くなると感じるのは、歯の表面についた色素を化学的に分解し漂白するためです。 歯磨き粉で歯を白くすることは可能? 市販のホワイトニング用歯磨き粉には色素を分解する成分と研磨剤が含まれており、これによって歯のステインや着色が落ちて白くなったと感じます。しかし、歯そのものを白くしているわけではないので、実際に真っ白になることはありません。これはホワイトニング用歯磨き粉の使用頻度を増やしても同じです。むしろ、毎日使い続けることで歯を必要以上に研磨してしまい、歯の表面にできた小さくて細かい傷によって今まで以上に着色しやすい状態になったり、歯がしみやすくなる「知覚の過敏症」のきっかけになることがあります。 歯科で行われるホワイトニングとの違い 市販のホワイトニング用歯磨き粉と歯科で施術するホワイトニングはまったくの別物と言っても過言ではありません。歯科で受けるホワイトニングは、高濃度過酸化水素などの取り扱いに資格が必要な、強い薬剤とレーザー光を使って、歯の色素を分子レベルで分解するものです。年齢を重ねると共に黄ばみが強くなる、歯の「着色有機物」を分解して歯を白くするのです。歯科ホワイトニング機器同じホワイトニングでも、下記の2つのパターンがあります。 1. 歯の着色を科学的に分解して白くする 2. 歯の汚れが取れて白く見える 市販のホワイトニング用歯磨き粉は、歯そのものを真っ白にすることはできません。しかし、歯科で受けるホワイトニングとの違いを理解した上で、着色が気になるときに「汚れを落として自然な白さにする」ためには効果的だと言えるでしょう。
口内炎の原因と正しい治し方・治療法
口内炎とは 口腔内に白い膜状なものが発生し周りが赤く炎症を起こして痛みを伴うものを口内炎と言い、食事の時や歯磨きをする時など、患部に刺激を与えるとさらに強い痛みになります。 口内炎が起きる原因 様々な原因が挙げられるなかで、口腔内にできた傷や栄養不足、精神的なストレスの他に口腔内への刺激や食事から受ける刺激、そして歯磨き粉などが発生リスクを高めると言われています。 (1)口腔内の傷からの発症 歯で思わず噛んでしまったり、虫歯や歯が欠けて鋭利となった箇所が口腔内に傷を作ったり、煎餅や天ぷらの衣など硬い食べ物を食べることで口腔内の粘膜が傷つき炎症を起こすなど、要因は多くあります。 (2)栄養不足からの発症 食生活の偏りが主な原因ですが、そのなかでもビタミンB群(ビタミンB 8種類)の不足が大きな要因です。 (3)歯磨き粉からの発症 歯磨き粉の中には有害とされる「ラウリル硫酸ナトリウム」が入っているものがあり、刺激となり得る可能性があります。 口内炎の種類と症状 口内炎と総称して呼ぶことが多いですが、主に3種類の口内炎があります。 (1)カタル性口内炎 軽症 口内炎の中でも、ごく軽度な症状として現れます。痛みはそれほど強くないものの、粘膜が赤く腫れ熱く感じ、口腔内の所々に赤い斑点を発生するのが特徴です。唾液の分泌量の減少や水分不足が原因で細菌が繁殖し、発症します。酸っぱいものや刺激の強い飲食物を口に含むと、しみるように痛みます。 (2)潰瘍性口内炎 重症 強い痛みを伴う口内炎で、会話や食事が苦痛になり、時として高熱を伴うのが特徴です。そのなかでも、3種類の特徴に分けられます。 びらん性:潰瘍の表面が赤くただれた症状です。 偽膜性:潰瘍の表面に白い膜状のものが覆っている症状です。 アフタ性:潰瘍が白くくぼむ症状です。 (3)壊疽性口内炎 重症 最も注意しなくてはいけないのが、口腔内の組織を腐敗させてしまう恐ろしい口内炎です。稀に肺炎や麻疹など身体の免疫力が低い時にも発症すると言われています。 口内炎の対処法 口内炎は身体の不調を伝える重要なシグナルです。気づいてあげることも重要な対処法となります。 (1)生活習慣の改善 過労や過度なストレスを溜め続けていると、栄養の消費も激しく吸収も難しくなります。バランスの摂れた食事と十分な睡眠は口内炎から身を守ります。 食事だけでは十分な栄養を摂取できない場合は、ビタミンBやCの入ったサプリメントを服用して補うと良いでしょう。また刺激物となる喫煙やアルコールも控えることで、治癒を促進します。歯科用エアーコンプレッサー (2)細菌の繁殖を防ぐ 口腔内には常に多くの細菌が棲んでいます。歯磨きをしっかり行い、手洗いやうがいを怠らないことで細菌の繁殖を未然に防ぐことができ、口内炎の発症リスクを抑えることができます。 しかし口内炎があると、歯を磨くことが困難になると思います。そんな時は口内炎付近の歯磨きは避け、入念にうがいをしましょう。
歯科医が教える。歯ぐきを指でマッサージする方法
口臭、虫歯、歯周病の対策として、自宅で簡単にできる方法はないものでしょうか? 歯学博士で口腔(こうくう)衛生・口腔外科がご専門の江上歯科(大阪市北区)院長・江上一郎先生にお話を伺いました。 ■歯ぐきの血流を促して組織を活性化 「口臭や虫歯の原因に、『歯周病』と『唾液(だえき)の不足』が大きくかかわってきます。 歯周病とは、歯の周りの疾患の総称です。 歯周病の症状には、歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れる、歯ぐきが膿(う)む、歯ぐきが黒ずむ、歯ぐきが痛む、歯がぐらぐらしてくるなどがあります。 唾液(だえき)は口の中を掃除する働きがあるので、ストレスなどで唾液(だえき)の量が減ると、口臭や虫歯のもとになります」と江上先生はまず、口の中の健康について説明します。 次に、そうなることを防ぐためには、 「歯ぐきの血行を促すことが重要です。dentalzz 肩こりや腰痛も、血流が悪くなると起こりやすくなるでしょう。それと同じで、歯も歯ぐきという筋肉によって支えられていますので、血液循環を促して歯ぐきの働きを活性化する必要があります」と江上先生。 肩こりや腰痛に例えると理解しやすいですが、続いて江上先生は次のように話します。 「朝起きたとき、関節や筋肉が硬くなって痛いことがあるでしょう。歯ぐきも寝ている間に老廃物がたまり、血流などが滞ってむくみが出ます。 口腔(こうくう)の状態が悪くなると、歯ぐきの免疫力が弱ってくるのです」 歯ぐきの血行を促すには、どうすればいいのでしょうか。 「人さし指で、歯ぐきのマッサージを行いましょう。 歯ぐきには毛細血管が無数に通っています。マッサージをすると血行がよくなって、滞っている不純物を排出することができます。 歯ぐきの場合、少し刺激を加えることでそれらの効果が得られます」(江上先生) ■バスタイムに1日1回、なでるように ここで、「人さし指で歯ぐきマッサージ」の方法を教えていただきましょう。 1.手をきれいに洗う。 2.歯磨きをして歯の汚れを除く。 3.人さし指の腹で、歯ぐき全体をゆっくりとなでる。下側の左奥から中央へ向かって2~5回、右奥からも同様に。次に上側の左奥から、右奥から同様に。 4.歯と歯ぐきの境目をていねいにマッサージ。指はつまようじではないので、つめを立てて歯ぐきを傷つけないように注意しましょう。 5.歯ぐきと唇、歯ぐきと頬(ほお)の境目部分をそれぞれ2~5回マッサージ。 いずれも、刺激をし過ぎないで、なでるように優しく行いましょう。 マッサージのタイミングや回数について、江上先生はこう話します。 「いつでもいいのですが、お勧めは、『入浴タイムに1日1回』です。指や口の中の洗浄がしやすいこと、習慣化することができるからです。 湯船に浸かって手足や肩をマッサージすることがあるように、歯ぐきも行ってください。20秒~1分ぐらいでできる作業です。 また、歯周病の症状がある、口の中がよく乾く、唾液(だえき)量が少ないと感じる、起床時に口の中のねばねばがひどいなどの症状がある人は、1日に3回食後に行うなど、回数を増やすとよいでしょう」 歯ブラシを使うより、人さし指のほうがいいのでしょうか。…
喫煙習慣と歯周病
歯周病は歯垢の中の細菌の増殖によって歯肉が炎症を起こし、進行すればあごの骨まで破壊されてしまう病気。日本人の中高年の8割以上がかかっているといわれる生活習慣病の一つです。 喫煙習慣が歯周病に大きく関与するともいわれており、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、2?9倍も歯周病にかかりすいという報告があります。歯科 口腔内カメラ タバコに含まれるさまざまな化学物質が、お口の健康にもダメージを与えます。 【喫煙によって歯周病が悪化する主な原因】 ◆歯にタール(やに)が付着し、歯垢や歯石がつきやすくなる。 ◆ニコチンによって歯肉の血管が収縮し、血流障害が起こる。 ◆血管の収縮によって歯周ポケットの酸素量も減り、酸素を嫌う歯周病菌が増殖しやすくなる。 ◆ニコチンなどの影響で、免疫の機能が低下して、炎症が起こりやすくなる。 など 歯周病にかかれば、タバコを吸う人は吸わない人より治療の経過もよくありません。禁煙すれば、歯周病にかかるリスクは低下し、治療効果もアップします。その他、口臭が減り、口の中のねばつきも減って、食事がおいしくなるなど、さまざまなメリットがあります。
食べカスじゃない!歯垢によって起こる7つの危険
歯垢を食べカスと思っている方は多いのではないでしょうか。歯垢とはプラークとも呼ばれ細菌のかたまりなのです。実はこの歯垢が虫歯や歯周病だけではなく、心筋梗塞や糖尿病など命に関わる病気の原因になることもあるのです。それだけ歯垢がお口の中で増えることは危険なことなのです。今回は歯垢が起こす7つの危険と歯垢を取り除く方法をお伝えします。ぜひ、参考にして下さい。 1.歯垢(しこう)とは 1-1.歯垢は細菌のかたり 歯垢はプラークとも呼ばれ1mg中には数億から10億個もの細菌がいて、300種類の細菌が存在しています。その中には虫歯菌や歯周病菌も含まれおり、これらの菌が止まらない毒素や酸を出すことにより、歯周病や虫歯が起こります。 1-2.食後8時間で歯垢はつくられる お口の中の細菌は食事の時の糖を餌にして、歯の表面にネバネバしたものを作り出します。そこを住みかにしている細菌のかたまりを歯垢と言います。歯垢は食後8時間位で作られ始めます。付着力が強く、うがいやリステリン程度では取れないので、歯磨きやデンタルフロスでこすり落とす必要があります。 1-3.歯垢は白い 歯垢は白色、時間が経つと元黄白色で舌で触るとヌルヌルしているように感じます。目では確認しにくいため、歯垢を染める「歯垢染色剤」という物があります。 2.歯垢が引き起こすお口や体の7つの危険 2-1.歯が溶けていく虫歯 歯垢の中に、虫歯を作り出すミュータンス菌という虫歯菌が存在しています。食事した時の糖分を取り込み、酸を作り出し、歯を溶かします。溶かされた歯は唾液の成分で元に戻りますが、歯垢が長く歯に付いていると歯に穴が空いてしまい元に戻ることが出来なくなり虫歯となります。詳しくは「虫歯菌はだ液から感染する?知っていないと怖い虫歯菌の常識」を参考にしてください。 2-2.歯肉が腫れ、骨が溶けていく歯周病 歯垢の中の歯周病菌が作り出す毒素によって、歯茎が攻撃され出血したり、腫れたり、歯を支えている骨を溶かされたりします。これが歯周病です。成人の約80%が歯周病と言われて、歯垢を取り除くことで予防や改善することができます。詳しくは「歯茎が腫れた時、自宅でできる応急処置と治療法」を参考にしてください。 2-3.自分ではなかなか気付けない口臭 歯垢に含まれる細菌がガスを出すため、臭いとなって出てきます。また、歯垢によって起こった虫歯や歯周病によっても口臭が起こります。詳しくは「意外と知らない?口臭の本当の原因と適切な対処法」を参考にしてください。 2-4.歯垢が心筋梗塞を引き起こす 歯垢の中の歯周病菌は、歯周ポケットから歯肉の中に入り込み、毛細血管から大きな血管へ、そして心臓へと送られて全身をめぐります。心臓に発症する細菌性心内膜炎のほとんどは、お口の中の細菌が原因です。そして、歯周病菌が血液に感染すると、血栓が出来やすくなり、動脈硬化、心筋梗塞を引き起こしやすくなるとも言われています。 2-5.高齢者には危険な誤嚥性肺炎 食べ物や唾液を飲み込んだ時、誤って気道へ入ってしまい、歯周病菌が肺や気管支に感染することによって発症します。特に高齢の方、寝たきりの方は、吐き出したり、咳をしたりといった動作が難しくなっていくので、細菌を体の外へ出すことが出来ず、感染しやすくなるため注意が必要です。 2-6.歯周病と糖尿病は相互に悪化 歯周病と糖尿病は、お互いに状態を悪くし合います。歯周病は、細菌によってつくられた炎症物質が、血糖値を下げるインスリンの働きを抑制するため、糖尿病を悪化させていきます。糖尿病は、歯周病菌に対する防御力が低下するため、細菌が感染しやすくなり、歯周病を悪化させていきます。 2-7.妊婦さんは要注意、低体重児出産、早産 妊娠中は、女性ホルモンの分泌が増えて細菌が増殖しやすくなったり、つわりでなかなか歯磨きが出来なかったり、歯周病が進行しやすくなります。母親が歯周病になっている場合、低体重児出産や早産となる確率が7倍以上になると言われています。詳しくは「歯医者がアドバイスする 『お腹の赤ちゃんのために妊婦のママが今できること』」を参考にしてください。 3.効率的に歯垢を取り除くための4つの方法 3-1.デンタルフロスや歯間ブラシを使うこと 歯ブラシだけでは頑張って磨いても、約60%の歯垢しか取ることが出来ません。なぜならば、歯と歯の間に隠れた歯垢まで届かないからです。そこまで取り除くには、デンタルフロスや歯間ブラシが必要になります。一緒に使うことによって約80%の歯垢を落とせるようになります。目安としては1日1回使えると良いでしょう。詳しくは「歯医者は絶対やっている!デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法」を参考にしてください。 3-2.歯磨き粉を使うこと 歯磨き粉に含まれる発泡剤や研磨剤が歯垢を落としやすくしてくれます。そして、歯垢や歯石を付きにくくしてくれる効果もあります。詳しくは「汚れを取るだけじゃない?歯磨き粉の最も効果的な使い方」を参考にしてください。 3-3.歯ブラシのかたさはふつうを選ぶこと…