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気になる!歯列矯正・矯正歯科の治療にかかる期間

歯列矯正の期間はどれぐらい? 成長期の子どもとは異なり、大人の矯正は比較的矯正期間が長いといわれています。もちろん、元の歯の状態やあごの状況、どれだけ歯を動かしたいのかなどによって期間が異なってきますが、おおむね1~3年ぐらいだと言えます。長いほうが処置回数も多くなるので、費用も高くなります。 すき間の空いてしまった前歯を埋めたいなど、比較的難易度が高くない矯正の場合、マウスピースを使って行うことがあります。これは、マウスピースを1日17時間装着するというものです。マウスピースの種類はクリアライナー、ストレートラインなど複数あるのですが、歯が動いてきたら、新たにマウスピースを作り直すということを何回かくりかえす必要があります。この場合、早い人だと半年間ぐらいで治療が終わり、金額も50~60万円ぐらいで終了します。 ブラケットなどの装置を使う場合は、どうしても1~3年はかかります。裏側からの矯正は、見た目は目立ちにくいのですが、前からの矯正よりも時間がかかります。 セラミック法での歯列矯正の場合は4~5回程度の通院で終了します。 期間は2~3か月です。 歯列矯正の通院頻度は? 忙しい人にとっては、3年もの間、通院があるというのは少しストレスに感じられるかもしれません。ただ、ブラケットを使って矯正する場合、装置をつけている間は、4~6週間に1回程度通院すればよいので、美容院に行くような頻度と考えればよいでしょう。ブラケットを外した後は、リテーナーという保定装置をつけますが、この期間も2~3年ぐらいが目安です。リテーナーをつけている間は3~4か月に1回通院します。 リテーナーは一生使い続ける必要があります。 リテーナーの使用をやめると歯はすぐに元に戻ろうとして動いてしまいます。 ワイヤー矯正のように長期間の治療期間と治療後の煩わしさが嫌な方はセラミック法での歯列矯正が適しています。セラミック法は治療期間が短く(2~3か月)、後戻りをする事はありません。歯模型 女性の場合、矯正中に妊娠するというケースもあると思います。妊娠中の矯正も母体に対して大きな影響はなく続けられますが、ホルモンバランスの関係で虫歯や歯肉炎のリスクが高くなるので、口の中のケアに気を遣う必要があります。つわりの影響で歯ブラシなどが難しい場合は、ヘッドの小さな歯ブラシを使い、低発泡の歯磨き粉を使うとよいでしょう。 また、治療期間中に転勤によって通えなくなるケースもあります。そのような可能性がある場合は、あらかじめ歯科医に相談しておき、転院時の手続きや引っ越し先での医院を紹介してもらえるかなどを聞いておくことをおすすめします。
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子どもの虫歯治療 親に求められることとは?

先日発表された文部科学省の平成24年度学校保健統計調査(速報)によれば、鳥取県の子どもは虫歯の割合が全国平均より高いことがわかりました。調査は幼稚園から高校生(5~17歳)までの発育や健康状態について調べ、県内は142校の4万6980人の健康状態をまとめています。(1月18日付朝日新聞) 治療済みを含む虫歯のある子の割合を見ると、鳥取県の女子は全年代で全国平均を上回り、男子も15、16歳を除く年代で高いとのこと。また、最も虫歯の割合が高いのは8歳の男子で%(全国平均%)、8歳の女子も%(同%)。幼稚園の5歳児も、男子は%(同%)、女子は%(同%)となっています。 なぜ、鳥取県の子どもたちの虫歯の割合が高いかについては分かりませんが、書籍『むし歯ってみがけばとまるんだヨ』の著者で歯科医師の岡田弥生先生によれば、乳歯の初期むし歯なら正しく歯磨きを行えば進行を止めることはもちろん、治癒することも可能だといいます。また、小さい頃からかかりつけの歯科医院をもち、歯磨き等の継続的なケアをしていくことが生涯健康な歯で生活していくために必要とも。子どもが虫歯になってしまったとき、放置せずに治療すレントゲン照射器るのも大切ですが、そうなる前に親がチェックし守ってあげることが重要なのかもしれません。 子どもの虫歯の原因のひとつにお菓子がありますが、ハイチュウなどを販売する森永製菓では、日本の虫歯撲滅を目指す目的で「ハミガキコントローラー」を開発しています。同グッズは「ハイチュウ ハミガキプロジェクト」が最新技術を結集して開発したハミガキをゲームで楽しくする歯ブラシ型のゲーム機器。通信用モジュールが搭載されているので、パソコンと連動してワイヤレスでゲームをすることが可能。リズムに合わせて歯を磨くゲームで、市販用の歯ブラシを装着できる設計になっています。子どもの歯を守るのに”遊びの要素”を取り入れるのも手段のひとつかもしれませんね。
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医師が勧めるアラサー以上が「自費でも受けるべき検診」1位は?

アラサーを過ぎたあたりから、「若い頃とカラダが違うな……」って自分で感じることも増えますよね? 企業に勤めていれば定期的な健康診断がありますが、専業主婦やパート主婦は自ら検診を受けなくては病気の発見が著しく遅れてしまうことも。 ですが、普段健康診断を受けていない女性ほど、どんな検診を受けたらいいのかわからずに足が遠のいているのではないでしょうか? “人間ドック”は時間も費用もかかりますから、習慣になっていなければ受けに行くタイミングが掴めないかたもいるでしょう。 今回『メドピア』が1,884名の医師から回答を得た調査によって、アラサー超えのひとが自費でも受けるべき検査が明らかになっています。さっそく、トップ3をご紹介します!歯科診療ユニット あなたは、最近いつ受診しましたか? ■3位:子宮がん・子宮頸がん検査 「30歳以上の人が自費でも受けたほうがいい検査は?」との問いに、14%にあたる263名の医師が選び3位に選ばれたのは「子宮がん・子宮頸がん検査」でした。 ・「比較的簡単に行えるのに受診率が低く、年2,000人が子宮がんで死んでいる」 ・「乳がん検診は自分でもある程度できるが、子宮がんは自覚症状が出現したときには既に進行していることが多い」 などの理由が挙げられています。 『WooRis』の過去記事「女子ならば知っておくべき“子宮がん”の早期発見の為の4つの心得」でお伝えしたように、誰にでもリスクがあるので年に1回は検診を受けておきたいところです。 ■2位:歯科検診 続いて、同じく14%ながら3位よりも1名多い264名が選び2位になっていた検診は「歯科検診」でした。 ・「口腔内の感染症から肺炎になることがある」 ・「最近の研究で、口腔内感染が動脈硬化に関連することがわかってきている」 など、歯の病気によってカラダの不調に繋がるリスクもあるよう。 歯が痛くなってから歯科に行くのではなく、自分なりにルールをつくり定期的に検診しておくに越したことはありません。 ■1位:胃内視鏡検査 そして、23%の医師が選びトップになっているのは「胃内視鏡検査」です。 ・「日本人は胃がんの発生率が高いから。また胃内視鏡はそれほどの苦痛無く、早期に胃がんの発見が可能であり“対費用効果”も良い」 ・「1年に1度胃内視鏡検査をしておけば、進行癌で見つかる可能性はほとんどない」 などの声が寄せられています。 胃がんに罹りやすくなる生活習慣として、過去記事「タバコ級にヤバい…!“胃がん”リスクを高めてしまうNG習慣4つ」でも紹介している様に、喫煙に加えて塩辛い食品や燻製の食べ過ぎ、野菜や果物の不足が挙げられています。 「年に1回、結果により2〜3年に一回受けるのがよい」という医師のススメもあるので、生活習慣に不安がある人で、まだ1度も受けたことのないかたは、まずは1回検診してみるといいのでは。 いかがでしょう? 費用や時間などの事情から、「まずは何から検診したらいいのかわからない」と思ってカラダのチェックを怠ってしまっているかたは、ひとまずトップ3の検診から受診してみては? 自治体によっては無料で受診できるものもありますので、居住エリアの役所のWebを見てから検診計画を立ててもイイかもしれません。
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虫歯も歯周病も怖くない! 強い歯の“絶対常識”

毎日の食事をおいしく食べることは、生活の充実に欠かせない要素。それには、食べ物をしっかりと噛める「歯の健康」がとても大切だ。20代・30代では歯のトラブルが少なくても、40代を過ぎるとドライマウスや歯周病、おとなの虫歯などのリスクが高まる。なるべく歯を失わないよう、失った場合にも正しく対処できるよう、最新の知識を身に付けよう。それが強い歯を残すための「絶対常識」だ。RDT ニッケルチタンファイル 日本人の歯の平均残存本数
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歯垢のニオイは倒れそうになるほど臭いらしい

歯科衛生士の話によると、いくら歯を磨いているキレイな歯でも、治療で歯を削ると激しく臭いニオイがしてくるという。そのニオイの正体は歯垢や歯石で、歯医者に行く前に徹底的に歯を磨いたところで、ガッチリと歯にくっついている根が深い歯垢や歯石は落とす事ができないのだという。その歯科衛生士は、あまりの臭さに倒れそうになったこともあったという。 一日2~3回しっかりと歯を磨いていても臭いって、どうすればいいの……。しかし、ちゃんと歯を磨いていれば口臭に関してはそんなに心配はいらないようで、「削ると刺激臭がしてくるだけなので、普段の生活ではそんなに臭いとは感じないはずです」とも話していた。 では、歯科衛生士や医師は治療時に歯垢や歯石のニオイでかなり厳しい状態なのでは……? 実際に厳しいようで、マスクはしているものの、どうしても歯垢のニオイはプーンとしてくるという。歯を削るとともにバキュームで破片や空気を吸い込むので、歯垢や歯石のニオイを吸いまくる事はあまりないらしいが、それでも毎日そういうニオイを嗅がなくてはならないとは……。マイクロモーター歯科 その歯科衛生士に「じゃあどうすればそういう歯垢とか歯石のニオイを減らせるの?」と聞いてみたところ、とりあえず歯医者で歯石や虫歯を完全に治療したのち、毎日3回の歯磨きをしつつ、同時にリステリンなどのマウスウォッシュ液で口を洗浄するといいらしい。少しでも怠ると思考や歯石はすぐに付着するらしいので、「歯医者に臭いと思われたくない」という人は、徹底して歯磨きとマウスウォッシュをするようにしよう。 歯医者は臭いと思いつつも「治療にニオイは付きもの」と思っているようなので、「口臭が恥ずかしいから歯医者に行かない」なんて事はやめよう。
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口腔ケアの中に効率よく口腔機能訓練を加える

口腔ケアとは、単なる清掃でなく、口腔機能を維持・向上させる機能訓練と、口腔清掃を行う保清の2本の柱 を持つことはもうご存知かと思います。しかし、その大切さはわかっていても日々の忙しさに追われるなかで、口腔ケア ばかりに時間をかけることはできないとお悩みではないでしょうか? 単なる清掃をしていては、食事をしたり、痰が出たりするとまたすぐ汚れてしまいます。どんなにきれいにしても、あっという間に汚れてしまうのですから、口腔ケアをしてもしても追いつかない状況になるのです。口腔ケアをいかに効率よくウォーターピック 行っていくかを考えると、まずは生体の(ご利用者自身が持つ)自然治癒力を引き出していくことが何より大切です。具 体的には、舌や頬などの筋肉に働きかけることで、唾液を出し自浄作用を促します。そうして口腔内が潤ってくると、義 歯による傷や粘膜疾患の予防、汚れが張り付きにくい、インフルエンザなど感染症の予防のみならず、嚥下をスムーズ にしたり、唾液量が多くなれば唾液の嚥下回数が増えることで自然と嚥下反射のための機能訓練となるという様々な 利点を引き連れてきてくれます。これらの効果は、歯のみを磨く口腔ケアで得ることは困難です。 ではこうした、唾液を出し口腔内環境を整えていくためにできる最も取り組みやすいことを考えていきましょう。歯ブ ラシ等である程度汚れを取ったら、積極的に舌や頬粘膜に触れ、刺激をして動かしていきます。そうすると唾液が出て きますので、それを空嚥下する(出てきた唾液を飲み込む)というパターンを繰り返していきます。その際、歯ブラシや スポンジブラシ、指などで行いますが、歯ブラシの場合には毛先が硬いと痛みを伴い拒否の原因になったりしますの で注意しましょう。フェイスブラシのような柔らかい毛先をもつ、ライオンの「口腔粘膜ケア用ブラシエラック510」 は、このように頬粘膜や舌を刺激するのに持ってこいです。歯ブラシのヘッドは少し大きめで毛は密で優しい刺激をし っかりと与える事ができます。またスポンジブラシのように使い捨てではありませんから、経費も節約できます。舌の清 掃にも利用できますから幅広い使い方が可能です。(毛先柔らかさ2種類)具体的には、舌に対しては側面にブラシを当てぐっと押すようにして刺激します。左右、前後など様々な方向から圧接してみましょう。その時、相手の 舌の反発力もよく感じ取ってください。どこが一番強い力で反発できるか、反対に動きが少ないあるいは力が弱いのはどこか、さらにまったく反応がなくなされるままの時は、かなり機能低下が進んでいると考え、しっかりした取り組みが必要となります。そのほか、頬の内側にブラシを当て、上から下へ(縦に)、後ろから前へ(横に)、ななめにというように動かして、頬の粘膜を伸ばすように刺激します。このときも左右差や頬の筋肉の硬さなど感じながら行いましょう。口腔ケアの際に、2~3回でもかまいませんので加えてみてください。こうした取り組みの積み重ねにより唾液がよく出るようになり、嚥下反射の回数が増え、口腔内は自浄作用が高まるため、結果として日々の口腔ケアが楽になっていくのです。
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どうする?妊娠中の口内トラブル

妊娠中の女性の身体には、さまざまな変化が起きるが、それは口内についてもいえること。妊娠中はどんな口内トラブルが起きやすいのだろうか? 銀座池渕歯科の池渕剛院長に聞いてみた。 「妊娠中はつわりやだるさが影響して歯磨きがしにくいため、虫歯になってしまう方もいます。また、妊娠した方の全員に起こるわけではないのですが、ホルモンバランスが変化したことで血管が拡張し、歯ぐきが腫れてしまうことも。これは妊娠性の歯肉炎、歯周病といわれていて、歯磨きをするだけで出血してしまうことがあります」(池渕先生 以下同) この症状は細菌のせいで起きているわけではなく、生理現象によるものなので心配はないそう。でも、この歯肉炎や歯周病が細菌性のものだった場合、どんなリスクがあるの? 「重度の歯周病は、早産や低体重児が生まれるリスクが増える疾患のひとつといわれています。リスクの高さは飲酒・喫煙と同じレベルです」 歯周病も糖尿や高血圧と同じように、赤ちゃんに影響を与える病気として認識しよう。そして妊娠中の歯のメンテナンスは、歯科検診に行ってプロに診てもらうことが一番だ。根管長測定器 ●歯の治療による赤ちゃんへの影響は? 妊娠中に歯の疾患があった場合、治療してもいいのか心配。治療はできるの? 「治療するタイミングや痛みの度合い、症状によっても違います。たとえば妊娠中でも虫歯の治療はできますが、レントゲンが必要な処置はNG。また妊娠初期は薬も飲んでもらいたくないので、処方を避けることが多いです。外科処置がいる治療についてはタイミングに関わらず、出産後にします」 池渕先生によると、女性の悩みは妊娠中だけではなくもっと複雑なのだとか。 「不妊治療を始める場合やこれから妊娠・出産する予定があるとき、歯の治療について相談を受けることが多いです。長い期間がかかる治療をいつ行うのか、不妊治療の種類によっては抗生物質が飲めないなど、悩みによって対応が異なるため、歯科医に話してみてください」 妊娠中は、ただでさえ負担がかかる女性の身体。お腹の子どもをかばうために、思うような治療もできなくなる。日頃から口内環境を整えておこう。
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虫歯になりやすいかは4歳までに決まる? 歯科医師が母乳を推奨するわけは?

虫歯の原因となる菌の中で、最も虫歯への影響力が大きいのは「ミュ―タンス菌」だと考えられている。この感染を防ぐ一番のチャンスが、生後すぐに訪れることをご存知だろうか。そこで今回、子どもの歯の健康・歯並びのために生後すぐに気をつけておきたいことを、歯科医師の倉治ななえ先生にうかがった。 乳歯が生えそろうまでの期間が大事 生まれたばかりの赤ちゃんはミュ―タンス菌をもっていないにも関わらず、日本人の約9割はミュ―タンス菌に感染しているという。この感染は、母親から子どもにうつる「母子伝播(でんぱ)」の割合が高い。つまり、これを防げるかどうかで、子どもの歯の環境が変わってくると言っても過言ではない。 ミュ―タンス菌はどのようにして虫歯をつくるのか。まず、ミュ―タンス菌は口腔内でグルカンというネバネバした物質を生成し、歯の表面に張り付いて歯垢(プラーク)を形成する。このミュ―タンス菌由来のプラークは非水溶性のため、歯ブラシでブラッシングをしても落ちにくいという特徴がある。プラークの中でミュータンス菌は糖分をエサとして「酸」を発生、その「酸」によって歯のエナメル質が溶け、表面から深部へと侵食し、虫歯になる。 ミュ―タンス菌に一度感染すると、根絶させることは難しい。だが、ミュ―タンス菌の感染年齢が遅いほど、虫歯リスクは低くなると倉治先生は言う。「成長とともに感染率は減り、大人になればほぼ感染しません。目安としては子どもが4歳になるまで。その中でも特に、歯科医療機器乳歯が生えそろうまでの1歳6カ月~2歳7カ月は感染を防ぐ大切な時だと思ってください」(倉治先生)。 特に子どもと一番接する機会が多いのはお母さんなので、お母さん自身のミュータンス菌レベルを減らすことも大切になる。ミュータンス菌を減らすため、「フッ素が配合された歯磨き粉を使う」「キシリトールをかむ」「歯をクリーニングする」等は有効だ。 なお、ミュ―タンス菌の感染率が高いのは、日本のほかにタイやベトナムなどアジア圏などでみられる傾向だという。これは、ミュ―タンス菌が周囲の大人の唾液を通じて感染するからであり、子どもが食べやすいように食べ物をかみ砕いて与えるなどの習慣が、アジア圏に共通して言えるからではないか、と倉治先生は考えている。そのほか、子どもと同じ箸やスプーンを使って食べることも感染のリスクとなりうる。 あごを鍛えて歯並びを整える 出産後すぐにできる歯の対策として、授乳は子どもの歯にとって大切、と倉治先生は指摘している。母乳がいい、という意味ではなく、乳房から自分の力で飲み込む行為が、子どもの歯並びに影響を与えるからだ。 「母親のおっぱいから母乳を飲むために、赤ちゃんはかむ・ベロを引き込む・筋肉を働かせることを自然と行います。そうすることであごの発育が促されます。あごの発育が悪いと歯並びが悪くなるだけではなく、かみ合わせが悪くなり、虫歯や歯周病等の歯のトラブルにもつながります。離乳食を食べる時に『しっかりあごを使って』と言っても、まだ言葉を理解できない内はなかなかコミュニケーションができないでしょう。ですが、母乳で育っていると自然とあごの使い方を身につけられるものです」(倉治先生)。 実際、さまざまな理由で授乳ができないこともあるだろう。その場合は、母乳に近いタイプの人工乳首を使うことを推奨している。近年の人工乳首には、形状や硬さ、大きさなどが異なるさまざまなタイプがある。飲みやすさだけではなく、より授乳と近い環境でミルクが飲める人工乳首を選ぶことが大切になる。
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歯医者も知らない!保険診療で歯列矯正ができる5つの条件

出っ歯や受け口で歯列矯正をしたいけれど自費診療のため、費用的に治療に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。一般的な歯列矯正は保険外診療で80万円程度かかることが多いです。しかし、実は歯列矯正をある条件を満たせば保険診療で行える場合があるのです。保険内なら状態によって半額程度で治療を行えるのです。助かりますよね。今回は保険診療で歯列矯正ができる5つの条件をお伝えします。ぜひ参考にしてください。 1.保険診療で歯列矯正ができる4つの条件 1−1.永久歯が6本以上先天的にない方 永久歯がもともとないことを歯の先天性欠如(せんてんせいけつじょ)と言います。近年増えていますが、この先天性欠如の歯が6本以上の方は保険診療で歯列矯正が行うことができます。ただし、親知らずは含めませんし、虫歯や歯周病で抜いてしまった場合も認められません。歯がなかなか生え変わらなかったり、いつまでも多くの乳歯が残っている方は歯医者のレントゲンで永久歯があるか確認してみて下さい。詳しくは「あなたの歯の本数は足りている?/近年増えている歯の先天性欠如」を参考にしてください。 1−2.外科処置を伴う歯列矯正が必要な方 極端な受け口や出っ歯、開口(かいこう)、顎のズレがある場合、歯列矯正だけでは治療をすることができない場合があります。この方を顎変形症(がくへんけいしょう)といい、歯列矯正と顎の手術を両方行い、噛み合わせを治します。歯列矯正だけでは治すことのできない顎のズレがある方には保険診療で矯正治療ができます。詳しくは「反対咬合の治療をするタイミングと年齢別の治療方法/注意点」を参考にしてください。 1−3.国が定めた先天疾患である方 歯並びに影響があり、国が定めた疾患の場合は保険診療で歯列矯正を行うことができます。唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ) やダウン症などです。その他の詳しい疾患については日本矯正歯科学会HPを確認してください。 1−4.矯正治療する歯医者が国の指定機関であること 保険診療で歯列矯正を行うには国が指定した特別な機関である必要があります。顎変形症の治療を行うには顎口腔機能(がくこうくうきのう)の施設、先天疾患の治療の場合は障害者自立支援の指定医療機関で歯列矯正を行う必要があります。歯列矯正専門医でも保険で歯列矯正が行えない場合がありますので事前に確認が必要です。 1−5.健康保険に加入していること 当たり前のことですが、健康保険に加入していなければ保険診療自体が使うことができません。多くの場合は3割負担の治療ですが、条件によって負担金が変わります。それにより費用も変わってきます。 2.保険で歯列矯正が行える治療例 2−1.永久歯が6本以上ない方の治療例 受け口の方ですが上の歯の永久歯が6本ない先天性欠損です。小臼歯が4本、大臼歯が2本ありません。小臼歯部分には乳歯を残して噛み合わせを改善しています。外科的な手術はせず、矯正のみで治療を行っています。永久歯の欠損が多いため保険診療で歯列矯正を行うことができます。 治療前の噛み合わせ 治療後の上顎 治療後の噛み合わせ 2−2.外科処置と歯列矯正を行った治療例 受け口が強く、噛み合わせが反対咬合と言われる状態です。はじめに歯列矯正を行い、次に下の顎を手術で後ろに下げる処置をし、その後歯列矯正で噛み合わせを整えます。矯正治療及び顎を下げる手術の費用は保険診療にて行うことができます。歯科用ダイヤモンドバー 治療前の噛み合わせ 治療後の噛み合わせ 3. 歯列矯正の保険診療の費用について 歯列矯正を自費診療で行う場合80万円〜100万円程度の費用がかかります。基本料金80万円と毎回の処置の費用が5千円〜1万円で合計100万円程度になることがあります。保険診療で3割負担の場合矯正の料金が20〜30万円程度、手術費用が10万円程度で合計すると40万円程度です。自費診療でも保険診療でも医療費控除の対象になります。 4.舌側矯正やマウスピース矯正は対象外 保険診療で歯列矯正を行う場合は、歯の内側に装置を付ける舌側矯正やマウスピース矯正では行うことができません。保険診療で認められている歯列矯正は難易度が高い治療が多く、また、保険では機能を優先するため審美的な治療を行うことができなくなっています。 5.保険で歯列矯正ができる矯正歯科 まゆみ矯正歯科…
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専用歯磨き粉と歯科施術によるホワイトニングの違い

市販のホワイトニング用歯磨き粉を使えば、憧れの真っ白な歯になると思いがちですが、歯科で施術を受けるホワイトニングとは異なることを知っておきましょう。 ホワイトニング用歯磨き粉とは 実は「ホワイトニング」と謳っている市販の歯磨き粉には、歯を白くする成分は含まれていません。海外の歯磨き粉には、歯科で施術するホワイトニング剤の配合が認められていますが、国内ではまだ認められていないというのが実情です。市販のホワイトニング用歯磨き粉を使うことで歯が白くなると感じるのは、歯の表面についた色素を化学的に分解し漂白するためです。 歯磨き粉で歯を白くすることは可能? 市販のホワイトニング用歯磨き粉には色素を分解する成分と研磨剤が含まれており、これによって歯のステインや着色が落ちて白くなったと感じます。しかし、歯そのものを白くしているわけではないので、実際に真っ白になることはありません。これはホワイトニング用歯磨き粉の使用頻度を増やしても同じです。むしろ、毎日使い続けることで歯を必要以上に研磨してしまい、歯の表面にできた小さくて細かい傷によって今まで以上に着色しやすい状態になったり、歯がしみやすくなる「知覚の過敏症」のきっかけになることがあります。 歯科で行われるホワイトニングとの違い 市販のホワイトニング用歯磨き粉と歯科で施術するホワイトニングはまったくの別物と言っても過言ではありません。歯科で受けるホワイトニングは、高濃度過酸化水素などの取り扱いに資格が必要な、強い薬剤とレーザー光を使って、歯の色素を分子レベルで分解するものです。年齢を重ねると共に黄ばみが強くなる、歯の「着色有機物」を分解して歯を白くするのです。歯科ホワイトニング機器同じホワイトニングでも、下記の2つのパターンがあります。 1. 歯の着色を科学的に分解して白くする 2. 歯の汚れが取れて白く見える 市販のホワイトニング用歯磨き粉は、歯そのものを真っ白にすることはできません。しかし、歯科で受けるホワイトニングとの違いを理解した上で、着色が気になるときに「汚れを落として自然な白さにする」ためには効果的だと言えるでしょう。
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