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知らない間にできている「口内炎」　原因と速攻で治す方法は？

知らない間にできて、痛い「口内炎」。口内炎にはいくつか種類がありますが、もっとも多いのは白くくぼんだ潰瘍ができる「アフタ性口内炎」です。10日前後で自然に治りますが、繰り返してできることもあります。忙しくて不規則な生活やビタミン不足、胃の調子が悪いとき、ストレスが多いときなどに起こるといわれますが、特に原因が分からずに起こることもあります。また、口の中にできたキズに細菌が繁殖し、口内炎になることもあります。

■口内炎を治すには

1）うがい

過去放送されたNHK「ためしてガッテン」の「口内炎スピード完治！」によると、できてしまった口内炎を治すためには、口の中の細菌の繁殖を抑える必要があるため、殺菌成分入りのうがい薬や洗口液を使ったブクブクうがいが効果的。なお、塗り薬を併用する場合、塗る前にうがいをするようにしましょう。ただし、傷がある場合、殺菌成分が細胞にダメージを与え、傷の修復を遅らせるので、うがい薬や洗口液でうがいをした後に水でうがいをした方が良いようです。(歯科診療ユニット)

2）塗り薬

口内炎の塗り薬には、免疫を抑制し、痛みを和らげる働きがあるステロイド系の塗り薬と、殺菌・消炎成分入りの塗り薬があります。

3）飲み薬

口内炎の飲み薬は、大半がビタミンB2を中心としたビタミン製剤のようです。

■口内炎の予防には

1）食事

予防にはビタミンB2やB6が効果的とされています。ビタミンB2は、粘膜を健やかに保ち、成長を促進する作用があるほか、炎症が起こっている粘膜を正常へと戻してくれる働きがあります。

ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関係するビタミンで、髪の毛や肌を健康に保ってくれる効果があります。その他には、ビタミンAは皮膚や粘膜を強化する作用、ビタミンCは粘膜のコラーゲンの生成や維持に関係しているため、合わせて摂取したい栄養素です。

2）口の中を清潔に

3）唾液の分泌が減少しないように

食事は良く噛むこと。また口呼吸は口のなかを乾燥させてしまいます。なるべく鼻呼吸を意識しましょう。

なお、口内炎かと思っていたら違う病気が潜んでいる場合も。口内炎のような症状が2週間以上治らなければ口腔外科で診てもらいましょう。