30日間返品可能     お客様の100% の満足を保証     1年間品質保証

閲覧の履歴

実は医師も知らない栄養のメカニズム「分子整合栄養医学」

普通の健康診断ではわからない病気の手前の“未病”段階での体の異常を見つけ出し、栄養バランスを整え直すことで、120歳長寿も夢ではない!?  驚異の検査と治療法を紹介する。
 
 医療の現場でも、一般的に患者の健康回復をサポートする“脇役”と位置づけられがちな栄養だが、その医学的な効果に着目して、薬を使わずに栄養で病気を治そうという治療法が急速に広まっている。それが「オーソモレキュラー療法」で、日本における第一人者が新宿溝口クリニックの溝口徹院長だ。
 
 溝口院長によると「オーソは英語で『整合』、モレキュラーは『分子』を指します。体内にある分子は、基本的にすべて栄養です。分子、すなわち栄養のバランスを整えていく治療法のことで、『分子整合栄養医学』とも呼ばれます」とのことだ。では、具体的にどうやって治療していくのだろう。
 
 「慢性疾患では基本的に体内の栄養バランスの乱れが病気を引き起こします。ですから逆に栄養の体内濃度を正しく調節すれば、体の働きも正常化し、さまざまな病気が治るわけです。病気を治すのに必要な栄養の濃度のことを、オーソモレキュラーでは『至適濃度』といいます。実際に栄養を至適濃度にするのには食事だけでは難しく、サプリメントや、ときには点滴も積極的に活用します」
 
 そもそもオーソモレキュラー療法は、1960年代に米国のライナス・ポーリング博士、カナダのエイブラム・ホッファー博士らが提唱したもの。ポーリング博士は54年にノーベル化学賞を受賞した世界的な生化学者であり、ビタミンCの研究で知られている。一方のホッファー博士は精神科医で、統合失調症に対するビタミン療法に取り組んでいた。ポーリング博士がそのビタミン療法を知り、理論を体系化したのがオーソモレキュラー療法で、68年に科学誌「サイエンス」で発表されている。現在では欧米などで広く支持されるようになっている。
 
■フェリチン不足で胃がんを発見
 
 溝口院長がオーソモレキュラー療法に注目するきっかけとなったのは、奥さんの産後の肥立ちの悪さだったという。
 
 「15年ほど前に妻が2度目の出産のあと、ひどい体調不良に悩まされました。精神的にも不安定になり、“産後うつ”のような状態になってしまったのです。病院に行っても原因がわからず、何か代替療法はないかと探していくなかでオーソモレキュラー療法に出合いました」
 
 そして奥さんの栄養状態を調べると、妊娠で欠乏しやすいフェリチン(貯蔵鉄)、タンパク質、ビタミンBが著しく減少しており、それらを補充したところ症状が劇的に改善したそうだ。
 
 「実は医師は栄養のメカニズムをあまり理解していません。それというのも日本の医学部では、栄養に関しては欠乏症などについてしか学ばないからです。オーソモレキュラー療法の効果を目の当たりにして栄養に対する考え方が一変しました」
 
 溝口院長を頼って全国各地からくる患者は年間で約9600人に上る。30~40代の仕事を持つ女性患者が多く、男性は妻に連れられてくるケースが多い。またセレブも少なくない。
 
 「有名な女性アーティストが通院していたことがありました。激しい体調不良で、一時は第一線からの引退も考えていたそうです。診察すると極端な菜食主義者だったので、不足していたタンパク質をサプリメントで補ったところ、体調が一気に回復して活動を再開できました」(携帯心電計)
 
 扱っている症状では、うつや睡眠障害、花粉症などのアレルギー、不妊症などが目立つ。また、「症状を訴えても、医師から病気ではないといわれた」「薬が効かない」といった悩みを抱える患者が後を絶たない。
 
 「男性の場合は貯蔵鉄の量を示すフェリチンの不足から、がんを早期発見することが少なくありません。鉄の不足は体のどこかで出血があって起こるもの。女性は生理による出血でフェリチンが欠乏します。一方、男性は胃潰瘍やがんの患部からの出血が疑われます。実際に仲間の医師の血液検査をしたところフェリチンが減少気味で、胃カメラの検査も受けるよう勧めたところ早期の胃がんが見つかり、感謝されたことがあります」
 
 オーソモレキュラー療法を取り入れる医療機関も全国で急増している。現在、新宿溝口クリニックのほか、約800カ所の医療機関でオーソモレキュラー療法を受けられる。そのなかでも特に熱心なのが、次ページで紹介している医療機関である。それだけ多くの患者や医師に指示されているのだ。(超音波クリーナー)

商品レビュー

ユーザー名:
E-mail:
レビュー等級:
レビュー内容: