根管治療で起こる痛みの原因
根管治療の最中に起こる強い痛み
リーマーやファイルなどを使って治療をしている最中のズキンとする痛みは、根の先端の神経がまだ少し残っていて、器具があたることで起こる痛みが考えられます。「歯髄を取る」とは、歯髄を切断させることで一部が残っていることもあるのです。遠慮せず「痛い」と、医師にお伝えください。麻酔をして治療を続けます。
麻酔が切れた後に起こる痛み
虫歯が進行していて痛みが強い状態で抜髄をすると、麻酔がなかなか効かないばかりか、治療が済んだ後も痛みが続くことがあります。炎症が強いところを触れば痛みも強いですよね。
膿が出ている歯の治療中に起こる痛み
根まで虫歯が進んでしまうと根の先に(根尖)に膿を持つことがあります。根管から膿が出てくることを「排膿」(はいのう)と言いますが、排膿しているときに仮封(仮の蓋)をすると、内圧が高まって強い痛みが出たり、腫れたりします。仮封をせず、根管を開けたままにして膿の出口を作ることで痛みが軽減されます。(
根管充填剤)
根管治療が終了した後で起こる痛み
根管内がきれいになって、根管内をふさぐ根管充填をした後に痛みが出た場合は、その根充材を入れたことから起こる圧迫による場合があります。重い痛みは徐々になくなることが多いですが、痛みが強いときは鎮痛剤を服用します。
商品レビュー