知覚過敏の治療方法
感覚を鈍麻させる方法
刺激を受けとる神経を鈍らせて、痛みを感じにくくする方法です。刺激の伝達を妨害する成分としては、「硝酸カリウム」が知られています。市販の「知覚過敏向け歯磨き粉」は、この方法を採用していることが多いです。
組織液を凝固させる方法
刺激を歯髄に伝えるとき、重要な働きをしているのは「象牙細管内の組織液」でした。組織液が膨張・収縮して移動することで、歯髄に刺激が伝わるからです。ならば、組織液を固めてしまえば、歯髄に刺激が伝わることがありません。組織液を凝固させる成分としては、「グルタルアルデヒド」が知られています。一部の歯科医院で、グルタルアルデヒドを用いた知覚過敏治療がおこなわれています。(
超音波スケーラー)
象牙細管を封鎖する方法
健康な状態であれば、エナメル質・セメント質が象牙質表面の象牙細管に蓋をしています。象牙細管がきちんと封鎖されていれば、刺激は伝わりにくいわけです。それならば、象牙細管の表面に蓋をして、刺激が伝わりにくいように封鎖すれば良いのです。象牙細管の入口を封鎖する成分としては、「シュウ酸カルシウム」「フッ化物」などが知られています。歯科医院で、象牙細管の表面に蓋をする治療がおこなわれています。
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