顎関節症の原因は?
1 食いしばりや歯ぎしり
顎の筋肉を常に緊張させるような癖があると、顎関節に大きな負担をかけることになります。就寝中や無意識に行う歯ぎしりや食いしばり、カチカチと音を立てるように歯を噛みあわせる癖も、悪い習慣です。さらに、その根本原因を探ると、日常生活でのストレスが、こうした癖につながっている場合もあります。
2 偏った咀嚼
いつも同じ側の歯で噛む癖が偏った咀嚼で、「偏咀嚼」と言われています。片側の歯が虫歯や歯周病などで痛いことなどから、反対側の歯だけで噛むようになってしまう癖がついてしまう場合も多いといえます。
3 姿勢の癖や寝相
寝っ転がって物を食べるとか、横向きでテレビを見るといったことも顎に負担をかけます。顎と首の筋肉は連動しているので、首が曲がった姿勢で顎を使うのは良くないのです。また、頬杖やうつ伏せ寝も顎に大きな負担をかけます。
4 顎を使う特殊な習慣
スポーツなどで、力を発揮する際に食いしばってしまうケースもあります。また、楽器の演奏でも顎に負担をかける場合があります。ヴァイオリンでは片側の歯を噛みしめてしまったり、口で楽器を固定するような管楽器もその原因となります。
5 悪い噛み合わせ
歯の噛み合わせが悪いケースは、偏咀嚼や歯ぎしり、噛み締めなどの癖につながりやすいと言われています。顎関節症を引き起こす、悪い生活習慣を誘発しやすいのです。
6 顎の外傷
顎や首などを強打したりといった外傷も、顎関節症の原因となります。打撲だけでなく、口を大きく開けた際に、顎の関節や靭帯を損傷する場合もあります。
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