超音波スケーラーとエアースケーラー
超音波スケーラーとエアースケーラーの違いですが、超音波スケーラーは、超音波を使って歯石を取るスケーラーの総称です。
超音波を発生する方法はいくつかありますが、直径5mmぐらいの小さな風車に圧搾空気を当てて、風車を回転させます。このとき、風車の軸をわざとゆるくしてがたつきがあるようにしておくと、回転するときに振動します。2気圧程度の圧搾空気で高速回転させると、高速振動つまり超音波を発生します。このような方式で超音波を発生するような種類の超音波スケーラーをエアースケーラーと呼びます。エアースケーラーは圧搾空気を使い、また冷却のために水も使います。ですから、歯科治療用のイスに取り付けて使うことが前提で設計されています。家庭では使えません。(
超音波スケーラー)
エアースケーラー以外の超音波スケーラーには、ピエゾ式と磁歪式があります。いずれも超音波を発生するときに熱が出るので、冷却のためと除去した歯石を洗い流すために注水をするようになっています。通常は歯科治療用のイスにつないで水を得るようにできています。ただし、重症の歯周病の患者様の治療に際して、水ではなく消毒液で洗いながら歯石を取りたい場合があります。この目的で、超音波スケーラーに薬液を入れるためのタンクをつけたものがあります。このタイプのものは薬液タンクに水を入れることで、水の配管なしで使うことができます。ということは歯科治療イスのない家庭でも使えば使えるわけです。
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