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どうやら「むし歯と縁を切る方法」があるらしい

6月4日から10日までの1週間は、「歯と口の健康週間」でした。厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年(昭和33)から実施しているもので、口内の健康、むし歯予防について正しい知識や習慣を身につけ、歯の寿命を延ばして健康を維持していくことを目的に設定されました。

 
 むし歯予防で大事なことと言えば、まずは「歯みがき」。子どもから大人まで誰でも知っていることですが、そもそもなぜ歯を磨くことが大切なのでしょうか?
 
 私たちの口の中には、「ミュータンス菌」と呼ばれる細菌が住んでいます。この菌は、食べカスに含まれる糖分を栄養にしてプラーク(歯垢)をつくり、さらには糖を分解して酸を産み出します。この酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かし出す(これを「脱灰」と呼びます)ことによって、むし歯になっていくのです。脱灰は、食事のたびに起こるので、歯みがきをして食べカスを取り除かなければ、むし歯ができやすくなってしまうのです。
 
 むし歯予防をする上でもうひとつ重要なポイントは、キシリトールをしっかり摂ること。キシリトールは、主にフィンランドで生産されている、白樺や樫などから採取される成分を原料とした天然素材で作られた甘味料。キシリトールを摂取すれば、ミュータンス菌の活性を抑制し歯垢が出来にくくなり、さらにミュータンス菌が糖を取り込んでも酸を作れない状態にしてくれます。加えて唾液分泌や再石灰化を促進してくれるので、むし歯になりにくい口内環境が出来上がるのです。
 
 なお、フィンランドでは80年代からキシリトールによるむし歯予防に取り組んでおり、現在では同国内にある幼稚園やデイケアセンターの3分の2が口腔衛生教育にキシリトールを使用、また、ヘルシンキ市では障がい者施設などにキシリトール入りガムを無償提供しています。まさに”国策”としてキシリトールの摂取が推奨されているのです。また、日本でも最近では「むし歯予防にキシリトール」は常識となっています。
 
 しかし、どれだけ注意を払っても、むし歯になってしまうという体質の人もいます。逆に、歯磨きはあまりしていないのにむし歯がない人も。
 
 本書『歯みがきしてるのにむし歯になるのはナゼ?』は、そんなむし歯に関する疑問に答えてくれます。むし歯ができやすく、銀歯がコンプレックスの小学6年生のソウタは、給食の後にも歯を磨いているのに、どうしてもむし歯はできてしまう。一方、クラスメイトの健二は、歯磨きをあまりしていないのにむし歯がゼロ。本書は、この多くの人が抱く「歯磨きをしているのにむし歯になるのはナゼ?」という疑問をきっかけに、ソウタがその原因と真相を突き止めていく物語。疑問を解決しつつ、やがて見えてくるのは、むし歯を予防する方法。もしかしたら、むし歯と縁を切れるかも――。
 
「歯と口の健康週間」は毎年1週間で終わりますが、口内の健康維持はずっとずっと考えておかなければいけないこと。まずは、正しい知識を知っておく必要があるのではないでしょうか(超音波スケーラー)。

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