歯石取りって痛い?痛くなく歯石除去をしてもらうための4つの秘訣
歯石除去はしたいけれど取るときに痛いから歯医者に行けないと思っている人は多いのではないでしょうか。歯石は歯垢と唾液や血液の成分が固まった石のようなものです。見た目にも歯石がたくさんついていると不潔に見えてしまいますよね。歯石は時間が経つと歯にこびり付き、取るときに痛みが出やすくなってしまうのです。また、歯石除去は歯周病予防にもとても重要なので絶対定期的に行ったほうがいいのです。今回は歯石除去の時に出来るだけ痛みを少なくする方法、痛みの原因、歯石除去後のアフターケアをお伝えします。ぜひ参考にしてください。
1.痛くない歯石除去をするための4つの秘訣
1-1.歯茎の腫れを治してから取ってもらう
歯石除去の前に歯茎の腫れを歯磨きやデンタルフロスで引き締め、歯茎から出血がない状態にします。歯茎が腫れていると歯石を歯茎が覆ってしまい除去するときに歯茎が傷つき痛みが出ます。また、歯茎からの出血が多いと歯石が見えにくくなり、見えないところで器具の操作をしなくてはいけないために痛みが出ます。歯茎を引き締め歯茎の外に出てきた歯石を取る方が痛みが少なくて済むのです。詳しくは「虫歯や歯周病を徹底的に防ぐ『歯磨き力』をつける6の秘訣」を参考にしてください。
1-2.歯石が柔らかいうちに取ってもらう
歯石は時間が経つとこびり付き、取るときに痛みが出ます。3~4か月程度で定期的に歯石除去をすると、歯石が軟らかい状態で取ることができるために痛みが少なくて済みます。また、1か月おきにクリーニングをされている方は歯石になる前に汚れを取ってしまうので痛みを感じません。詳しくは「絶対歯石を取ったほうがいい本当の理由」を参考にしてください。
1-3.しっかりとした研修を受けた歯科衛生士に取ってもらう
歯石除去は歯科衛生士の腕にも左右されます。もちろんすべての歯石を無痛で取ることは出来ません。ただし、しっかり研修を受けた歯科衛生士は歯石除去のプロです。極力痛みを少なく歯石をしっかり除去することができます。
1-4.あまりに痛すぎる場合は麻酔をしてもらう
歯茎の奥まで入っている歯石を取る場合はどうしても痛みが伴います。その場合は痛みをなくすために取り残すよりも麻酔をしてしっかり歯石を取ったほうが、歯周病の進行を抑えることができます。その後の腫れや出血も抑えられます。
2.なぜ、歯石除去の時痛くなってしまうか
2-1.歯が痛い場合
歯茎が下がると象牙質(表面に出ているエナメル質より軟らかい部分)が見えてきます。象牙質には象牙細管(ぞうげさいかん)という神経とつながっている管のようなものが走っています。歯石除去の時に象牙細管が刺激されるために痛みやシミが出やすくなります。
2-2.歯茎が痛い場合
歯石除去の時に歯茎が痛くなってしまう方がいます。他の人よりも歯茎の感覚が敏感な為、器具が当たると痛みが出てしまいます。深い歯石をとっても全然痛みが出ない人もいれば、少しの刺激で痛い人もいます。付いてしまった歯石は麻酔をしてしっかり取り、その後は再びつかないように定期的にクリーニングをします。
3.自宅でできる歯石が付かないようにする方法
3-1.デンタルフロスで歯と歯の汚れをしっかり落とす
食べかすは24時間でプラーク(歯垢・しこう)になり48時間で歯石になります。デンタルフロスの習慣がない方は歯と歯の間の汚れが残りすぐに歯石になってしまいます。毎日一回はデンタルフロスを使用し歯石が付かないようにします。詳しくは「歯医者は絶対やっている!デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法」を参考にしてください。
3-2.歯石が付きにくい歯磨き粉を使う
s_0_VcContents_G-0_VcContentsImage_iG001歯の表面がざらざらしていると歯垢が溜まり歯石になりやすくなります。歯の表面がツルツルになる歯磨き粉を使うことによって、歯垢が溜まるのを防ぐことができます。おすすめ商品:アパガードリナメル (オーラルケア)。詳しくは「汚れを取るだけじゃない?歯磨き粉の最も効果的な使い方」を参考にしてください。
3-3.リステリンのターターコントロール
リステリンに歯石予防の物があります。リステリンだけでは歯垢は落とすことが出来ないため、歯磨き、デンタルフロスをしっかりした後、最後のうがいにリステリンを 使うと効果が発揮されます。
4.歯石除去後のアフターケア
4-1.しみが出やすいため温度の変化が強いものは避ける
歯石を取った当日は歯がしみることが多いため、冷たいものや熱いものなど温度変化が大きいものは避けるようにします。しみは徐々に落ち着いてくるので心配しないでください。
4-2.歯磨きを優しく行う
歯石を取った当日は歯茎が傷ついているため、歯磨きを優しく行います。当日は歯茎から出血があるかもしれませんが2、3日で出血は収まり歯茎はきれいなピンク色になってきます。
4-3.歯石除去後はフッ素が効果的
歯石除去後は歯の表面に汚れがない状態です。そこにフッ素を塗布するとフッ素が歯によく吸収され虫歯の予防効果も高まります。詳しくは「フッ素塗布が虫歯を予防する効果と自宅でできるフッ素の使い方」を参考にしてください。
5.どんな歯医者で歯石除去を行えばいいのか
5-1.歯周病の検査を行っているところ
歯石除去はただ石を取っているわけではありません。歯茎の腫れや歯周ポケットの改善を行い、歯周病の治療や予防のために行っています。歯周病の検査を行わないと歯茎の中に隠れている歯石を確認することができず、毎月歯医者で歯石を取っていたのに気づいたら重度の歯周病になっていたなんてことが多くあります。詳しくは「30代以上の方必見!歯周病に負けない5つの知識と3つの治療法」を参考にしてください。
5-2.担当の歯科衛生士がいるところ
歯科衛生士はお口の中を守る生涯のパートナーです。どのようにすれば生涯自分の歯で食べることができるのか全て教えてくれます。歯科医は歯を削り、歯を抜くことができますが、歯科衛生士は歯を守ることが仕事なのです。いい歯科衛生士に早く出会うことができれば生涯自分の歯でおいしいものを食べることができます。
5-3.最新:スイス製 エアーフローマスターピエゾがあるところ
この機械
SKL®K7超音波スケーラーは歯石を超音波振動で取る機械です。歯石があるところでは大きく振動し、歯石がないところでは振動を弱めるセンサーが付いています。歯石を取る痛みを軽減してくれるのです。また、アミノ酸パウダーで歯の表面の汚れを、歯を傷つけることなく落とすことができます。
まとめ
歯石除去は歯がある限り一生していかなければいけないことです。それが毎回痛ければ続けることは出来ません。いかに痛くなく歯石を取ってもらうかが長く続けるコツでもあります。
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