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輝く歯に新しいエナメル質などの再生材料、キーワードは「バイオミメティクス」

輝く健康な歯になるために歯の表面の「エナメル質」と「セメント質」は大切な要素だ。

 
 その欠損をまるで元々ある歯のように再生する技術が登場している。
 
 生物の構造を模倣する「バイオミメティクス」の考え方を取り入れているのが特徴のようだ。
露出した象牙細管を救う
 国立台湾大学歯学部を中心とした研究グループが、米国化学会のナノテクノロジー関連の国際誌、ACSナノ誌で2014年12月23日に報告したものだ。
 
 エナメル質やセメント質がなくなるとより軟らかい「象牙質」にあって歯の内外をつなげる形になっている「象牙細管」が露出してしまう。
 
 このままだと鋭い痛みを引き起こす「知覚過敏症」、虫歯、歯の根に当たる歯髄の炎症などのリスクが高まる。(歯科 根管治療)
生物に倣った仕組みで塞ぐ
 研究グループは、露出した象牙質細管を効果的に塞ぐ材料を作り出した。
 
 「メソ(中間的サイズの孔)多孔シリカ生物材料(CCMS)」という多くの穴の空いた球状のもので、この穴の中にナノサイズの炭酸カルシウム粒子とリン酸が大量に入っているというものだ。
 
 この生物材料を欠けた歯に当てると、象牙細管の中へと浸透していく。
 
 さらに、深さ約40 μm(μは100万分の1)で歯の結晶である「DCPD」「TCP」「ヒドロキシアパタイト」という3種類が生きている歯さながらに成長しているのを確認できた。
 
 まずは象牙細管の穴埋めとなるが、さらには歯の硬い成分、エナメル質やセメント質といったところの修復や再生にもつながってくる可能性もあるようだ。
 
 「輝く歯」に向けた意味ある研究と言えそうだ。(超音波スケーラー)

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